16/17リーガ第21節 2/4 バルセロナ対A・ビルバオ 試合結果・評価

選手

バルセロナ

監督ルイス・エンリケ 4-1-2-3

GKシュテーゲン

DFビダル、ピケ、ウムティティ、マテュー

MFアンドレ・ゴメス、ラフィーニャ、アルダ

FWメッシ(C)、パコ・アルカセル、ネイマール

リザーブメンバー

シレッセン、マスチェラーノ、セルジ・ロベルト、アルバ、ラキティッチ、デニス・スアレス、スアレス

選手交代

46分ピケ→マスチェラーノ、54分ラフィーニャ→ラキティッチ、63分メッシ→セルジ・ロベルト

欠場者

ディニェ、ブスケツ、イニエスタ(怪我)、マシップ(判断)

 

アスレティック・ビルバオ

監督エルネスト・バルベルデ 4-2-3-1

GKイライソス

DFデ・マルコス、ジェライ、ラポルト、バレンシアガ

MFサン・ホセ、イトゥラスペ、レクエ、ラウール・ガルシア、ムニアイン

FWウィリアムス

レミーロ、ボベダ、サボリット、ベニャ、スサエタ、エラソ、アドゥリス

52分レクエ→アドゥリス、59分サン・ホセ→ベニャ、74分ラウール・ガルシア→エラソ

 

試合結果

バルセロナ3VSアスレティック・ビルバオ0

得点者

18分パコ・アルカセル(ネイマール)

40分メッシ

67分ビダル

 

試合支配率

※赤色は完全なバルセロナ、オレンジ色は少しバルセロナ、白色は互角、灰色は少しビルバオ、黒色は完全なビルバオ

・バルセロナ25分、ビルバオ0分、互角分65

 

試合の簡単な流れ

前半

ビルバオは予想通りにハイプレスをかけてきた。試合立ち上がりにお互い決定機があったがものにできず、試合は進んでいく。

バルサはビルバオのプレスに苦しむと思われたが、試合序盤はかわせてボールを前に運べた。

サイドチェンジや裏へのパスを織り交ぜながら試合の主導権を握る時間もあったバルサは、18分にパコ・アルカセルのリーグ戦初ゴールで先制する。

先制してバルサの押せ押せムードになるかとも思われたが、ここからビルバオのプレスにバルサは苦しんだ。

何度か危険なボールロストがあったが、ビルバオが決めきれずにバルセロナは助かった。

そして40分に、今年のバルサの十八番にも感じられる、メッシの直接FKがゴールに吸い込まれ、前半はバルサが2対0とリードした。

 

後半

後半もバルサが良い試合の入り方をした。ビルバオは何度か良い攻撃のチャンスがありながらも、最後の所で精度を欠き活かせなかった。

これまでの連戦と次のアトレティコの試合を見据えて、ルイス・エンリケにしては珍しくメッシをベンチに下げたりもした。バルサ陣営には少し余裕の持てる試合展開で後半は進んでいた。

67分にはビダルが得点を決め、3対0としてほぼ試合を決定づけた。最後は省エネながらも攻守の手を緩めかったバルサが、3対0のスコアを維持して勝利を収めた。

 

試合での問題点

今日も守備ブロックを作って守る時間は多かったが、そこまで堅守という守備ではなかった。結果こそ無失点の試合となったが、ビルバオにサイドをえぐられるシーンは目立ち、中盤も突破されるシーンは結構作られた。今日のビルバオは最後の所で精度がなく助けられたが、相手が相手なら2失点ぐらいしてもおかしくなかった。もう少し前からのプレスで高い位置で守った方が速攻含め、バルセロナにとっては強さを増す。

 

試合での良好点

アトレティコ戦に続いて選手のリアクションは素晴らしく、今日は鉄板メンバー以外の活躍が目立った。尚且つ鉄板メンバーも気合いに満ちているプレーを見せ、チーム全体が良い動きをしての完勝となった。チームの雰囲気も見ていて良いように感じられ、現在のバルサはチーム一丸で戦っていてるなと感じさせる。ここからさらに調子をあげてきそう。

ビルバオのプレスに苦しんで悪いボールロストも確かにあったが、全体的には動き出しが良くダイレクトでパスが通るシーンも多々あった。前の5選手がボールを貰う動きをみせてボールを引き出し、前を向いている選手に落として攻撃を展開するシーンが多々見られた。サイドチェンジ、中央からサイド攻撃などシンプルに良い攻撃をしており、前の5選手だけでなく後方の選手の攻め上がりの動き出しも良かった。

 

選手評価・採点

※()の中の数字は選手評価点。6が平均で1が悪く10が最高点。★はMVPの選手。

GKシュテーゲン(7)

セービングで一時期の不安定な部分は消え、この試合でも試合立ち上がりのビッグセーブで無失点に貢献した。パスを出すところがなく自信満々に足元にボールを置きすぎな部分があるものの、足元のプレーも味方に上手くつなげるシーンがあった。

DFビダル(8)

今日のビダルはセビージャ時代のブレイクした時の良い姿に重なり、今日の試合でバルサファンに完璧に右SBの選手として認められたように感じる。試合に出ればアシストや得点を決めるのも継続され、攻撃ではノリノリだった。自信満々でプレーしているように見え、ビダルの完全復活で今夏の右SBの補強もこのままなら“なし”で収束するかも。

DFピケ(6)

ピケにしては珍しく1度だけ危険なボールロストをして、カードを貰うシーンがあった。審判問題で言うなら、あれはレッドで間違いなかった。その他のプレーはピケらしいプレーを見せ安定しており良かった。ハーフタイムで交代して足の状態が心配なだけで、ピケももう少しローテーションして休ませてあげるほうが良いのかも。

DFウムティティ(7)

ウィリアムスを自分の前ではほぼ仕事をさせず、今日のウムティティはとても厳しい体の寄せを見せた。守備全般で安定したプレーを見せており、ウムティティがスタメン時のリーガ全勝記録を更新。この記録からウムティティをリーガで先発させたら、バルサは残り試合全勝でいける( `ー´)ノ

DFマテュー(6)

今日はCBではなく不安のあるSBでの起用だったが、比較的問題なくプレーした。時より変に歩いて守るシーンがあったり、ラインが崩れたりとマテューらしい守備もあったが、危険な所はしっかりカバーした。マテュー左SB起用時の攻撃のスイッチが入って、爆走の攻め上がりが見れたのは個人的には面白かった。マテューは攻撃好きすぎる(^O^)

MFアンドレ・ゴメス(7)

アンカー起用時のゴメスは良いイメージがあり、今日の試合でもそれは継続された。守備がまだまだの部分こそあれど必死に走って守っており、中央にスペースを空けないために何度もゴメスのダッシュが見られた。黒子として攻守において地味に活躍しており、今シーズンは完璧にチームに馴染むまではいきそうにないので、CH起用時も安定している後方の位置でのプレーで良いのかも。

MFラフィーニャ(6)

右サイドで集中した守備を見せ、何度か高いキープ力を見せた。全体的にハイレベルのプレーを見せていたが、シュテーゲンとの接触で出血して途中交代。ラフィーニャは良い感じになると怪我をするイメージが・・・。ただの出血だけで脳などに問題がないことを祈る<(_ _)>

MFアルダ(7)

攻撃では高いキープ力で良いプレーを見せ、チームに良いタメを作った。守備では少し戻りが甘いシーンがあったりと運動量が不足しているように見られ、体が少し重いのかなとも思えた。

FWメッシ(7)

相変わらず質の高いプレーを見せ、メッシというプレーを見せた。お得意のFKからも得点を決め、今日は久しぶりにベンチに下げられるシーンも。ベンチに仲良しのスアレスがいることで、ベンチに帰ったら完全にリラックスモードに。ビダルの得点シーンで喜ぶシーンが見られたりと、チームの雰囲気の良さをエースのメッシから感じられた。今日のように、余裕のある時にはベンチに下げても良いのかも!

FWパコ・アルカセル(7)

待望のリーガ初ゴールを決め、得点シーンはパコ・アルカセルらしい、横からのボールを上手く合わせたゴールとなった。良いランニングを見せており、何度かパスを引き出して攻撃の起点ともなった。ポストプレーでも何度か良い落としを見せたりと、パコが活躍した試合となった。守備でハードワークも自然に出来ており、久しぶりの出場だったがアピール成功で次のチャンスを完全に掴んだ。

FWネイマール(9)★

体がキレッキレッで止められなかった。ビルバオ戦はやたらネイマールが活躍する試合でもあり、相性が良い対戦相手というイメージも出てきた。調子が良すぎるのか見ているこっちがそこまでしなくてもと思えるほど守備を必死にしており、このネイマールの調子が少しでも長く継続してほしい。例年通りなら3月、4月は調子が落ち込むのでそこだけが心配(>_<)

DFマスチェラーノ(7)

2点リードでも全く油断を見せず、気を引き締めたプレーをみせて最終ラインで安定のプレーをした。途中からキャプテンマークを腕に巻いてプレーしたのは珍しかった。

MFラキティッチ(7)

攻撃で何度かシュートを放ったりと、良い攻撃を何回も見せた。競り合いなど球際でもクレバーなプレーでボールを失わず、守備でもクレバーなプレーを見せた。

DFセルジ・ロベルト(6)

今日はビダルが目立っていたこともあり、右サイドの攻撃参加も抑えめに無難にプレーした印象。途中交代時は久しぶりに中盤のプレーかなと思えたが、プレーの迷いを無くすためにも完全に右SBとして固定されている模様。

 

最後に一言

バルセロナは中2日の試合が続く中、ローテーションしながら良いパフォーマンスを見せての勝利となった。試合前は少し不安にも感じたスタメンのメンツだったが、全く心配なしのパフォーマンスだった。

パコの初ゴール、マテューも怪我明けから良いプレーを継続、前半戦不調にも感じられた選手が立ち直りを見せるプレーを継続したりと、今のバルセロナは“本当に”全選手に信頼度がある状態になってきた

まだ連戦で今月14日のCLのパリ戦までは苦しい日程を戦わなければいけないが、良い形でそこまで戦えそうと感じるチーム状態となっている。

後はブスケツとイニエスタの復帰で、チームの状態をさらに良い方向に加速させてほしい。

 
 

2 Responses to “16/17リーガ第21節 2/4 バルセロナ対A・ビルバオ 試合結果・評価”

  1. メシコシ より:

    厳しい戦いが続きますが、今の所結果はでておりこのまま乗り切って欲しいです。
    ただ、この試合でもそうですが最近のバルサは試合をコントロールするようなポゼッションが無く、少し前のマドリーのようにカオスな試合展開で、決定機の精度で勝つというような印象を受けます。
    msnの個人技の絡みは極上のスペクタクルではありますが、バルサの真綿でで首を絞めるようなポゼッションサッカーはもう見られないのでしょうか。
    イニブスの復帰によりある程度解決する問題であればいいのですが、、。

  2. クロウ より:

    お久しぶりです。受験の為にコメントすることが出来ませんでした。 しかし合格できたのでまた質問させていただきます。 早速ですが、ネイマールがなかなかゴールすることができないのは何でだと思いますか? 少しずつ過去の試合を見てるんですが、フィニッシュのとこで力んでるように自分は思います。 もし力みだとしたら、結果が出ていないことの焦りかメッシとスアレスが安定して結果を残してることによる焦りなんじゃないかなと思います。ドリブルとかは今日見たようにキレキレで簡単にシュートまでいくのにシュートが決まらないのが見ててもどかしいです笑 ネイマールのゴールが増えれば個人としてもチームとしても更に怖くなると思うので何とか復調のきっかけを掴んでほしいな…と思います。 余裕がある時に答えて頂ければ嬉しいです。

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