16/17リーガ第31節 4/8 マラガ対バルセロナ 試合結果・評価
■ 目次
選手
バルセロナ
監督ルイス・エンリケ 4-1-2-3
GKシュテーゲン
DFマスチェラーノ、ウムティティ、マテュー、アルバ
MFブスケツ、デニス・スアレス、アンドレ・ゴメス
FWメッシ(C)、スアレス、ネイマール
リザーブメンバー
シレッセン、ディニュ、セルジ・ロベルト、イニエスタ、パコ・アルカセル、カルボネル、アレニャ
選手交代
46分デニス・スアレス→イニエスタ、46分マテュー→セルジ・ロベルト、60分アンドレ・ゴメス→パコ・アルカセル
欠場者
ピケ、ラキティッチ(累積)、ビダル、ラフィーニャ、アルダ(怪我)、マシップ(判断)
マラガ
監督ミチェル 5-3-2
GKカメニ
DFロサーレス、ジョレンテ・リオス、ルイス・エルナンデス、リッカ、ファン・カルロス
MFレシオ、カマーチョ(C)、パブロ・フォルナルス、
FWフアンピ、サンドロ
ボイコ、デミチェリス、ビジャヌエバ、ドゥダ、ジョニー、シャルレス、ペニャランダ
66分フアンピ→ペニャランダ、77分サンドロ→シャルレス、83分ファン・カルロス→ジョニー
試合結果
マラガ2対バルセロナ0
得点者
32分サンドロ[マ]
90分ジョニー[マ]
試合支配率
※赤色は完全なバルセロナ、オレンジ色は少しバルセロナ、白色は互角、灰色は少しマラガ、黒色は完全なマラガ
・バルセロナ0分、マラガ15分、互角75分
試合での問題点
試合を通して中盤のセントラルに入った2人が機能せず、マラガの守備の前にほぼ完封されてしまった。セルジ・ロベルトだけドリブルで切り裂いたり飛び出しで良い形を作ったものの、他の選手達はマラガの守備ブロックの中に侵入して誰一人プレー出来なかった。結果的に流動的な攻撃はなくなり、最後は個の力での打開しかくなった。
右SBにマスチェラーノ、右CHのデニスも右のスペースに飛び出す機会は少なく、バルサの右からの攻撃はほぼ皆無に。メッシが中央でプレーするデメリットが全面に押し出され、中央を固めるマラガの守備の思うつぼになってしまった。今日は左のネイマールも止められたことで、バルサは攻め手がなかった。
試合での良好点
試合の入りの5分間だけは良い感触を受け、セビージャ戦の快勝そのままに試合に入れたように思えた。試合への入りという点では悪くなかったので、この点は次の試合でも継続してほしい。
選手評価・採点
※()の中の数字は選手評価点。6が平均で1が悪く10が最高点。★はMVPの選手。
GKシュテーゲン(5)
1試合に2度ほど訪れるであろう、マラガの先制点のような決定機をセービングしてほしかった。後は一度足元のキックが中途半端になったことぐらいで、それ以外はいつものシュテーゲンだった。相手GKカメニがビッグセーブしていたこともあって、シュテーゲンがあのシーンで止めていてくれたら結果も・・・。
DFマスチェラーノ(5)
慣れない右SBでのプレーとなり、プレーだけでなく今日は審判の笛との相性も悪かった。ファールとなるプレーが多くなり、試合終盤は疲労感が押し寄せてプレーの精度は下がっていた。次のCLの試合にこの疲労があまり影響出ないことを願う。
DFウムティティ(6)
ウムティティ自身のプレーは悪くなく、対人で勝利したりとボールを何度も奪えていた。ウムティティスタメン時の全勝記録はここで終えたが、シーズンの残りはウムティティ中心にDFラインを考えても良さそうだ。
DFマテュー(5)
失点シーンでオフサイドを取り損ねて独走を許し、失点してバルサは一気に苦しくなった。ラインの合わせなどはいつものマテューで、とりわけ悪くもなかった。失点シーンだけ大きなミスとなり、その代償は大きかった。
DFアルバ(6)
本職の左SBでのプレーだったが、自慢の攻撃力を発揮するシーンは少なかった。ビルドアップや守備でのカバーリングなどアルバらしさを見せたが、最近試合に出ていないせいか試合終盤には足が止まっていた。
MFブスケツ(6)
攻守においてブスケツの存在感はあったが、最近の試合のような大きな輝きは見せれなかった。マラガにしっかりマークされスペースを消され、ボールタッチ自体少なくなってしまった。
MFデニス・スアレス(5)
久しぶりのスタメン出場だったが一度ゴール前へ飛び出したことぐらいが見せ場となり、後は存在感を見せれなかった。右の攻撃で手詰まり感があり、マスチェラーノと一緒になってボールを後ろに戻すことしかできなかった。
MFアンドレ・ゴメス(5)
積極性こそあれど良いプレーと悪いプレーでいうと悪いプレーが目立ち、度重なるファールは試合の流れを悪く止めてしまった。ゴール前へ侵入して決定機があったが決めきれず、デニス同様今シーズンはバルサへの適応のシーズンと考え、来シーズン以降の大活躍に期待したい。
FWメッシ(6)
マラガの守備ブロックの前に1人気を吐いていたが、チームがボールを上手く運べないこともあり、守備ブロックの外からの攻撃となり、効果的な攻撃を作るにはさすがのメッシでも難しかった。体の調子は良い感じでシーズン終盤を迎え、ここから大事な試合でメッシの力でバルセロナを勝利に導いてほしい。
FWスアレス(6)
マラガの5バックに中央でのスペースがなくなりボールに関与するにはサイドに流れるしかなく、スアレスの良さは半減してしまった。それでも闘う姿勢やバルサのチャンスには絡んでおり、スアレスらしいプレーは見せた。
FWネイマール(1)
前半はドリブルせずにおとなしいなと思っていたら、後半は頭に血が上って不必要なタックルをして退場となってしまった。自分の感情だけでチームを10人にした罪は重く、同点に追いつこうにも1人少なくなりバルサの攻め手は本当になくなってしまった。ネイマールのバルサでの退場は初めてと記憶しているが、最近は大人になってきたと感心していただけに、しっかりと次の試合に向けて頭を冷やす必要がありそうだ。
MFイニエスタ(5)
後半からピッチに立つもイニエスタの存在感は出せず、相手の守備ブロックに侵入するプレーは見せれなかった。
MFセルジ・ロベルト(8)★
途中交代で圧倒的に1人気を吐いた選手で、ドリブルに裏への飛び出しにセルジ・ロベルトが中心選手のようなプレーをみせた。存在感は大きく、負けた試合だったがセルジ・ロベルトの成長した姿は喜ばしいものだった。
FWパコ・アルカセル(5)
右のFWに入りゴール前に顔を出す機会はほぼなく、パコに期待したいゴールは難しかった。CFの選手でストライカーで得点を期待したい選手なだけに、もっとゴールに近い中央での起用しか活躍出来ない気がする。交代策がなく、仕方なくパコを右で使ったのかもしれないが。
最後に一言
首位のチームが引き分けたことでこの試合の前に、バルセロナの自力優勝(全勝)の可能性は復活していたが、敗戦という形で絶好機を棒に振ってしまった。
今シーズンはこの勝ち点差を詰めれるチャンスに、勝ち点を積めないバルセロナを何度見たことか。首位のチームが決して良くないという前にバルサの調子がここまで不安定だと、リーガ優勝自体ふさわしいタイトルには程遠いのかもしれない。
チームが好調だと思った矢先に敗戦という形の、試合で何もできないバルセロナの姿を見るのはファン的に苦しいものがあり、今シーズンのバルサはとてつもなく不安定なチームだなと振り返ってしまう。
それでもリーガではまだクラシコという直接対決も残っており、ここから全勝すれば可能性としては残っているはず。まだ選手達は諦めないと共にファンも諦めずに応援を( `ー´)ノ
次の試合はCLのアウェイでのユベントス戦になるが、ブスケツ抜きだが良い結果をカンプノウに持ち帰りたい( ̄▽ ̄)
メッシがもっとゴール前で絡めればいいけど、なかなか他の選手で組立や崩しが出来ないから、メッシのこわさが半減してますよね。
特にメッシに組み立ての役割まで持たせてしまうせいで、難しい選択をすることが多く、結果的にパスミスが連発する。もう少しMFが試合を作ってほしいですね。
今シーズンはいい試合した次で簡単に勝ち点落としたりずっと不安定でしたから、驚きはないですが、やはり残念。ましてやサンドロラミレスに決められて喜んでいる姿を見ると悔しさが増しますね
バルサって本当マラガに弱いね
去年も負けてマラガ最強伝説って言ってた記憶がある
なにかあるのかな?
過密日程でローテーションするのはわかるんですが、アウェーで大胆な起用をして失敗するのがエンリケ監督の悪い癖ですねヽ(;▽;)
今シーズンはあの紫のユニフォームを着た試合は炎上することが多い気がします(笑)呪われてますかね(笑)
エンリケ監督は今シーズン限りですが後任にウンスエ助監督が有力候補と見られてることについてどう思いますか?
うまくいく未来があまり見えない気がするんですが…
メッシが中央にポジションを変えてからのバルサは少し悪い気がします。
メッシにボールを多く触らせてゲームを作っていきたいのはわかるのですが、ひかかったらカウンターを食らいやすいし、メッシ自体得点を取ることがメインで守備には重心を置かない選手なので、三冠を達成したときのように右サイドにいた方がいいような気がしますが、どう考えますか?
個人的には右サイド固定か、ゲームメーク主体で得点にあまりこだわりすぎない選手に変貌するか、スアレスがいないなら0トップもありかもでしれませんが どちらにしろ今の状態は今期までにしないとバルサのフットボールは停滞しそうな気がします。
ネイマールも成長しているので、今後メッシの立ち位置はどうなると思いますか?
絶好の追い上げムードの時にふざけた負け方をする。
今季はこうやって何度裏切られてきたことか・・・
もう何を期待していいかわかりません。
上位対決では一度も負けていないのにこのような取りこぼしをする時点で下位相手への驕りを疑ってしまいます。
1試合で完勝してみせたところでその勢いを維持できない時点で
ローテーションは完全に失敗しているとしか言いようがないでしょう。
ネイマールは論外ですし、デニスももともと堅守のチームとの相性は最悪でしたが今回の試合でトドメを刺された感じですね。
ユベントスは逆に2-0で勝ったようなので、また0-2で負けないように祈るしかないです。