16/17リーガ第34節 4/26 バルセロナ対オサスナ 試合結果・評価

選手

バルセロナ

監督ルイス・エンリケ 3-4-3

GKシュテーゲン

DFマスチェラーノ、ピケ、ディニュ

MFブスケツ、ラキティッチ、デニス・スアレス、メッシ(C)

FWアンドレ・ゴメス、パコ・アルカセル、アルダ

リザーブメンバー

シレッセン、ウムティティ、アルバ、セルジ・ロベルト、イニエスタ、スアレス、アレニャ

選手交代

63分メッシ→アレニャ

欠場者

ネイマール(累積)、マテュー、ビダル、ラフィーニャ(怪我)、マシップ(判断)

 

オサスナ

監督ペタル・ヴァシリエヴィッチ 4-5-1

GKシリグ

DFプニュエル、オイエール(C)、スティーブン、フエンデス

MFハイメ、フラン・メリダ、ファウスト、デ・ラス・クエバス、ロベルト・トーレス

FWセルヒオ・レオン

マリオ・フェルナンデス、クレルク、イバン・マルケス、チャウシッチ、キケ・バルハ、オラビデ、コドロ

72分ハイメ→オラビデ、72分セルヒオ・レオン→コドロ、79分フラン・メリダ→チャウシッチ

 

試合結果

バルセロナ7対オサスナ1

得点者

12分メッシ

30分アンドレ・ゴメス(ラキティッチ)

47分ロベルト・トーレス[オ]

57分アンドレ・ゴメス

61分メッシ(ラキティッチ)

64分パコ・アルカセル

67分マスチェラーノ

86分パコ・アルカセル(デニス・スアレス)

 

試合支配率

※赤色は完全なバルセロナ、オレンジ色は少しバルセロナ、白色は互角、灰色は少しオサスナ、黒色は完全なオサスナ

・バルセロナ40分、オサスナ0分、互角50分

 

試合での問題点

サイドをえぐれる攻撃を継続的に出来ればもっと良かった。試合立ち上がりは意識的に攻撃していたが途中でフリーランニングはなくなり、サイドの高い位置でボールを受けても攻撃で手詰まり感が出てきた。右のアンドレも左のアルダも足元で止まってボールを受けるのでスピード感は出にくく、スコアに余裕が出るまでは正直そこまでチャンスや決定機は多くなかった。

 

試合での良好点

“大幅な”ローテーションが成功となった試合。試合前は少し心配だったが試合の入り方が良く、選手達はよく動いて良い感触を受ける試合を演じ、メッシのゴールで楽になってそのまま勝利出来た。スコアに余裕が出てきてからは多くの選手達の上手さが際立ち、改めてレベルの高い選手たちの集まりだと証明した。

今日は主力選手がいないせいか、攻撃は右と左と両サイドから行えていたのは良かった。アンドレとアルダが両サイドでボールを受けてピッチを広く使えており、バルサのボールポゼッション率はさらに高まるようになった。今日ぐらい右にも左にもパスが回れば攻撃のバランスは良いという試合だった。

メッシが休養のためベンチに下がってから、メッシという気を使う選手がいなくなったせいか選手達の動きはさらに良くなった。スコアの余裕も考えられるが、ポジションチェンジなど頻繁に行って、メッシ不在の時の方がチームは連動性の高い攻撃を行えていた。ピッチに立つ選手全員が活きるような攻撃を見せた。

 

選手評価・採点

※()の中の数字は選手評価点。6が平均で1が悪く10が最高点。★はMVPの選手。

GKシュテーゲン(5)

失点のFKの対応だけが悔やまれる。ワンサイドに山を貼るほどサイドの位置からのFKではなく、甘いコースのシュートだったにもかかわらず失点してしまったのは残念。シュテーゲンのレベルなら見て反応しても止めれたシュートだった。その他のプレーは安定していた。

DFマスチェラーノ(10)

319試合目にしてバルセロナでの初ゴールを記録。マスチェラーノのゴール前後はチームの雰囲気の良さを感じさせ、マスチェラーノも表情に出して喜びを見せないものの、チームメイトの気遣いに嬉しそうだった。攻守にわたり安定したプレーを見せ、今日は初ゴールを決めたのでお祝いとして評価は満点に( ̄▽ ̄)

DFピケ(7)

オサスナの攻めに迫力がなくピケの対応が苦しい状況というのはなく、ハイボールの競り合いなどボールの処理でしっかりプレーしていた。

DFディニュ(7)

久しぶりの出場だったが安定したプレーを見せ、ボールの処理能力の高さを見せた。出足の速さでパスカットやシュートを放ったりと、今日のディニュは落ち着いたしっかりとしたプレーを見せて、次の試合につながるパフォーマスだった。

MFブスケツ(7)

いつも通りのブスケツだったがパスの供給やトラップは一級品で、バルセロナの攻撃を後ろで引っ張った。攻守にわたってレベルの高いプレーを見せ、ブスケツを自由にさせるとバルセロナの攻撃はメチャメチャ良くなると再確認。

MFラキティッチ(7)

今日も何気に2アシストを決めた。高い位置で光るプレーを見せ、いつもラキティッチがこれぐらい攻撃出来たら最高なのになと感じさせた。メッシ不在後はさらに輝きを増し、スタメンの選手としての意地かチームの攻撃を高い位置で引っ張っていた。

MFデニス・スアレス(7)

メッシ不在になってからデニスの攻撃力が発揮され、そこからレベルの高いプレーを見せた。何度もフリーランニングで相手の嫌な所に侵入してサイドをえぐっていたが、そこからさらに何かできればさらに良い選手になりそうだ。本来ならもっと出場機会を与えたい選手。

MFメッシ(8)★

今日のメンバーならバルセロナのエースとして活躍が期待される中で、期待を上回るほどの活躍を見せた。先制点から試合を決定づけるゴールなど攻撃でチームを引っ張り、何度もボールを受けてチャンスを演出した。

FWアンドレ・ゴメス(8)

前半は右、メッシ不在後は左サイドでボールを何度も受け攻撃の起点を作った。2ゴールと結果も出し、試合開始時のアンドレと試合終盤のアンドレでは、プレーする時の自信が大きく違って見えた。両足使えるメリットで良いプレーを見せ、いつも通りハードワークして最終ラインまで下がってきたりとチームで最も走っていた。

FWパコ・アルカセル(8)

メッシ不在後に輝いた代表格の選手となった。みんながメッシを見るのでパコの動き出しにボールを送ってくれるのはマスチェラーノぐらいで、ほとんどポストプレーでしかプレーに絡めていなかったが、ラスト30分間で2得点決めてストライカーとしての決定力の高さを証明した。今の姿が1月や2月で完成してシーズン終盤を迎えていたら最高だったが、来季でのパコのさらなる活躍を祈りたい。

FWアルダ(7)

怪我明けの久しぶりの出場だったがコンディションは良く、走れていたし闘志も前面に出して良いプレーを見せた。得点にこそ絡めなかったが左や中央で攻撃の起点となり、アルダらしいプレーをしっかり見せた。

MFアレニャ(6)

30分近い出場時間の中で何度か才能の片鱗を見せ、まだ遠慮気味だが良いプレーを見せた。ルックアップしてボールを蹴ろうとする姿がどこかリバウド大先生に被るシーンも見られ、来季はトップチームに合流しそうだから出場機会を得られるようにさらなるアピールに期待したい。

 

最後に一言

クラシコでの勝利後で格下と思える相手に、ローテーションして少し嫌な雰囲気を感じていたが、チームは無事に勝ち点3を獲得する勝利を収めてみせた。

オサスナの出来が悪かったのはあったがバルセロナは良い試合内容をみせ、残り僅かな試合に大きな希望を抱かせる試合となった。

多くの選手が活躍して大差での勝利、チームが大きく調子を上げてくれそうな試合となりそうだ。

次のバルセロナダービーとなるアウェイでのエスパニョール戦、激しく肉弾戦になりそうだが、勝利すれば日程的にバルセロナは残りの試合全勝もみえてくる。そしてその先にタイトルも・・・( `ー´)ノ

 
 

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