16/17リーガ第35節 4/29 エスパニョール対バルセロナ 試合結果・評価
■ 目次
選手
バルセロナ
監督ルイス・エンリケ 4-1-2-3
GKシュテーゲン
DFセルジ・ロベルト、ピケ、ウムティティ、アルバ
MFブスケツ、ラキティッチ、アンドレ・ゴメス
FWメッシ(C)、スアレス、ネイマール
リザーブメンバー
シレッセン、マスチェラーノ、ディニュ、デニス・スアレス、アルダ、パコ・アルカセル、アレニャ
選手交代
78分アンドレ・ゴメス→マスチェラーノ
欠場者
マテュー、ビダル、ラフィーニャ、イニエスタ(怪我)、マシップ(判断)
エスパニョール
監督キケ・フローレス 4-4-2
GKディエゴ・ロペス
DFハビ・ロペス(C)、ダビド・ロペス、ディエゴ・レジェス、アーロン
MFフラード、ビクトル・サンチェス、ハビ・フエゴ、ピアッティ
FWジェラール・モレノ、カイセド
ロベルト・ヒメーネス、ルベン・ドゥアルテ、マルク・ナバーロ、エルナン・ペレス、マルク・ロカ、ディオプ、レオ・バティスタン
61分カイセド→レオ・バティストン、66分ピアッティ→エルナン・ペレス、79分ハビ・フエゴ→マルク・ロカ
試合結果
バルセロナ3対エスパニョール0
得点者
50分スアレス
76分ラキティッチ(メッシ)
87分スアレス
試合支配率
※赤色は完全なバルセロナ、オレンジ色は少しバルセロナ、白色は互角、灰色は少しエスパニョール、黒色は完全なエスパニョール
・バルセロナ15分、エスパニョール5分、互角70分
試合での問題点
今日はバルセロナの選手達も集中していて、エスパニョールの出来が後半途中まで良くて、バルセロナに悪い所はなかった。バルセロナダービーという難しい試合だったが、90分通して見れば内容でしっかり上回れた試合だった。
試合での良好点
ここにきての選手達の高い集中力には感服。試合の入りこそエスパニョールの激しいプレスに苦労したものの、大ピンチ1回以降はピンチというピンチもなく、選手達は集中力が高いまま試合を戦っていた。久しぶりにリーガで無失点ということもあり、満足いく試合だった。
ラッキーな先制点を奪ってからの試合巧者ぶりがバルセロナらしかった。エスパニョールが前に出てきたところの中盤のスペースをメッシが活用して追加点を奪った。その後はパス回しで相手をいなし、ポジショニングやカバーリングや挟み込みでエスパニョールからボールを何度も奪い返していた。
選手評価・採点
※()の中の数字は選手評価点。6が平均で1が悪く10が最高点。★はMVPの選手。
GKシュテーゲン(6)
数少ないセービングでしっかりプレーし、足元のプレーでも状況判断が良く、メリハリがあるよいプレーを見せた。
DFセルジ・ロベルト(7)
運動量豊富に右サイドを走り回り、裏へのランニングで何度か良い攻撃も見せた。ビルドアップでも安定しており、中盤に入ってからも落ち着いたプレーでミスらしいミス無く90分間戦っていた。
DFピケ(9)★
ピケのスピードでは少し厳しそうに思えたカイセドをシャットアウトし、カバーリングやゴール前でのハイボールでエスパニョールの攻撃を何度もはね返した。今日はピケなしでは無失点はなかったと思えるぐらい高いパフォーマスを見せ、ボールの処理やビルドアップでも安定していた。
DFウムティティ(6)
少し低い位置のモレノに釣られてCBの所にスペースを与えたが、前に出てのタックルや戻りは素早くしっかり守れていた。今日もウムティティ健在というプレーは見せた。
DFアルバ(6)
何度か裏のランニングで良い形を作った。ネイマールの大外で良いランニングを見せていたが使われず、目立つシーンは少なかったがカバーリングなどしっかりプレー出来ていた。プレスやボール処理など1つ1つのプレーの質は高かった。
MFブスケツ(7)
厳しいマークでパスを散らすシーンは少なかったが、苦しい状況でもボールを収めてくれて、ボールを持てば良いパスを送れていた。今日は守備とセカンドボールへの反応でチームに大きく貢献し、守備力やポジショニングのレベルの高さを証明した。
MFラキティッチ(7)
守備で右サイドを広くカバーし、セルジ・ロベルトと連携を取って右サイドを崩させなかった。攻撃ではしっかり味方にパスをつなぎ、試合を決める2点目も決めた。ラキティッチの良さが全面に出た試合だった。
MFアンドレ・ゴメス(6)
イージーなパスミスは目立ったが、どこか動きやプレーに迷いはなく大まかなプレーでは良くなってきている。何度か良い飛び出しを見せたがパスが通らないシーンなどがあり、高い位置でのプレーも少しずつ絡めてきている。
FWメッシ(8)
少しのスペースがあり1対1なら止めるのは不可能と思わせるほど圧倒的な個人能力の高さを見せ、今日も攻撃面でチームを引っ張った。攻撃の全ての面でレベルが違うと感じさせ、今日は1アシストを記録したが、スコアシートにもっとメッシの名前が残っていてもおかしくなかった。
FWスアレス(7)
相手のミスを2度もしっかりと決め、久しぶりのゴールでスアレスらしい笑顔を見せた。数試合ノーゴールで騒がれるのも世界的なストライカーの宿命だが、今日のゴールがきっかけで残りの試合でのスアレスの大爆発に期待。
FWネイマール(7)
左サイドでボールを受け攻撃の起点となり、今やメッシとの2枚看板と言えるほど高い攻撃力を見せた。最後の所でエスパニョール守備陣に守られたが、リーガでは3試合ぶりの出場で休養MAXという元気ハツラツなプレーを見せた。
DFマスチェラーノ(6)
試合がほぼ決まった直後だったこともあり、右SBに入りしっかり試合の中に入ってプレーしていた。特に問題なかった。
最後に一言
残りの試合で落とし穴になりそうな試合が今日のエスパニョールとのバルセロナダービーだったが、バルセロナの選手達はリアクションを見せて完勝だった。
スコアの出来過ぎ感は否めないが、無失点でのダービーマッチの勝利でチームはさらに勢いを増しそうだ。
ここからはバルサファンには不慣れな週1試合ペースとなるが、昨シーズンの残り5試合を20得点無失点という強さを見せた前例もあり、休養としっかりとした準備をさせたバルセロナの全勝はもう目の前に( ̄▽ ̄)
この1週間ほぼゴールデンウィークということもあって、バルサファンはリラックスして過ごせそうです。レアルマドリードの多少の不幸を願いながら( `ー´)ノ
今回のような試合でビジャレアルにも勝てたら
次期監督への橋渡しとして悪くない終盤戦だと思います。
補強するとしたら右SB、CB、あとウィング1人ぐらいでしょうか。
最近のパコやゴメスの活躍を見ると、来期に少し期待が持てそうですね。
デニスやディーニュも、あまり試合出れてないけど、キレはあったし。
やはり来期の課題は右手サイドバックと、ブスケツの代わりを務めれそうなMFでしょうか?
イニエスタの代わりは、ゴメス、ラフィーニャ、デニス、アレニャの奮起に期待。