16/17リーガ第36節 5/6 バルセロナ対ビジャレアル 試合結果・評価

選手

バルセロナ

監督ルイス・エンリケ 4-1-2-3

GKシュテーゲン

DFセルジ・ロベルト、ピケ、ウムティティ、ディニュ

MFブスケツ、ラキティッチ、イニエスタ(C)

FWメッシ、スアレス、ネイマール

リザーブメンバー

シレッセン、マスチェラーノ、アルバ、デニス・スアレス、アンドレ・ゴメス、アルダ、パコ・アルカセル

選手交代

75分ディニュ→アルバ、78分セルジ・ロベルト→マスチェラーノ、82分ラキティッチ→アンドレ・ゴメス

欠場者

マテュー、ビダル、ラフィーニャ(怪我)、マシップ(判断)

 

ビジャレアル

監督フラン・エスクリバ 4-4-2

GKアンドレス・フェルナンデス

DFマリオ・ガスパール、ムサッキオ(C)、アルバロ・ゴンサレス、ジャウメ・コスタ

MFジョナタン・ドス・サントス、ロドリゴ、トリゲロス、ロベルト・ソリアーノ

FWバカンブ、ソルダード

バルボサ、ルカヴィナ、ボネーラ、カスティジェホ、アドリアン・ロペス、サンソーネ、ボレ

72分ロベルト・ソリアーノ→カスティジェホ、72分ソルダード→サンソーネ、82分バカンブ→アドリアン・ロペス

 

試合結果

バルセロナ4対ビジャレアル1

得点者

21分ネイマール

32分バカンブ[ビ]

45分メッシ(ブスケツ)

68分スアレス(セルジ・ロベルト)

82分メッシ

 

試合支配率

※赤色は完全なバルセロナ、オレンジ色は少しバルセロナ、白色は互角、灰色は少しビジャレアル、黒色は完全なビジャレアル

・バルセロナ10分、ビジャレアル0分、互角80分

 

試合での問題点

前半はほとんどダイレクトパスがなかった。ワンタッチパスがないことでビジャレアルの統率された守備組織が崩れる機会はほぼなく、個人技での突破やワンツーだけの突破では攻撃に限界があった。MSNにパスを供給するというのは間違っていないが、後方の7人は攻撃の一歩目が鈍く、またMSNも3人同士での攻撃や個人技での突破に固執しすぎていた。

 

試合での良好点

後半になってスペースが生まれてからのバルセロナの攻撃はさすがで、メッシが前を向いて突進するたびにチャンスが作れていた。速攻の攻撃中心だったけど、スペースを与えればやはり止めようがなかった。この攻撃力が相手が下がって守備をしても、崩してチャンスを作れれば最高なのにな。

 

選手評価・採点

※()の中の数字は選手評価点。6が平均で1が悪く10が最高点。★はMVPの選手。

GKシュテーゲン(6)

キックミスがあったり飛び出しで入れ替わられるシーンがあったが、試合を通して冷静にプレーして落ち着いていた。セービングでは失点シーンぐらいしか見せ場はなく、後は出番がなかった。

DFセルジ・ロベルト(7)

今日もよく走り右サイドで攻撃の起点となり、3点目の起点となるセルジ・ロベルトの攻撃への切り替えと動き出しの速さは素晴らしかった。全体的に良いプレーをして、攻撃のないバルセロナの右サイドで気を吐いていた。

DFピケ(7)

ゴール前でのシュートブロックやカバーリングで失点を防ぎ、対人でも何度も勝利してピケの鉄壁の守備力をみせた。チームはラインのズレから1失点してしまったが、ラインも上手くコントロールしていた。

DFウムティティ(6)

バカンブという自分より強い選手に手を焼き、ウムティティがここまでリーガで止めれなかった選手は初めてな気がする。マークに苦労はしたが最後のゴール前には戻って守備をし、何度かウムティティのゴール前の守備でチームは助けられた。

DFディニュ(6)

SBの選手としては少しボールロストが多かったが、後半になって何度か裏への飛び出しで良い攻撃を見せた。守備では頑張って守っており、しっかり仕事をこなした。

MFブスケツ(6)

ブスケツらしくないパスミスを今日は何度かして、少しドキッとする場面があった。それ以外は攻守にわたって良いプレーをしており、何度かのミス以外はいつものブスケツだった。

MFラキティッチ(6)

バランスを取ることに大半の労力を払い、それを見事に成し遂げた。右へのフリーランニングも何度か見せたが使われたシーンは少なく、ボールのない所でハードワークしてチームに貢献した。

MFイニエスタ(6)

後半になってイニエスタの存在感は出てきたが、前半は消えている時間が多かった。ボールを触れば失わないのは相変わらずで、高いキープ力からパスを供給した。

FWメッシ(8)★

少しのスペースではボールを失わないが、スペースが普通にあるとチャンスを演出してレベルの違う選手だと証明した。2ゴールを決めチームの勝利に貢献し、プレー精度でメッシに敵う選手はいないと感じさせた。

FWスアレス(7)

強引なドリブルから追加点となるゴールを決め、試合の勝敗を決定づける価値あるゴールを決めた。プレーに絡むシーンが少なくスアレスらしい裏への抜け出しもなく、消えている時間帯は多かったが、ゴールへの意欲を見せるシーンがありスアレスらしかった。

FWネイマール(8)

何度もキレのあるドリブルを見せ、トリッキーなプレーでもカンプノウを沸かせた。先制点ではしっかりゴールに流し込み、貴重な先制点も決めた。シンプルに周りやサイドを使うシーンでもボールを持ちすぎな所があり、ネイマールらしいがもっとシンプルにプレーして、多くの選手にパスを送ってほしい。

DFアルバ(6)

ボール処理能力の高さをみせつけ難しいボールでもパスをつなぎ、スピード勝負でもアルバのスピードとカバーリングで守るシーンも見られた。途中出場で少し不満に見える気もしたが、レベルの高いプレーを見せた。

DFマスチェラーノ(6)

右SBでプレーして何度かフリーランニングを見せ、守備でボール奪取もみせた。セルジ・ロベルトのカードや疲労も考慮してのこのポジションの起用だと思うが、不慣れなポジションでもしっかりプレーしていた。

MFアンドレ・ゴメス(6)

最後にボール奪取で拍手を貰い、バルサファンのアンドレへの見る目も少しは優しくなってきた。来シーズンに向けてポジティブに今シーズンを終えれそうだ。

 

最後に一言

ビジャレアルという難しい相手だったが勝ち点3を獲得し、しっかり自分達が出来るミッションは達成した。

試合内容は正直そこまで褒めれる試合内容ではなく、可もなく不可もない試合内容だったが、後半にサイド攻撃が増えたりと少しは改善されたことはポジティブな面だった。

週1試合ペースとなりもっと良い試合も演じれるかなと楽観視していたが、これまでの蓄積の疲労だったりで選手達の動きもそこまで良くもなく、難しかったのかもしれない。

今シーズンも気付けばリーガ2試合、国王杯決勝1試合の残り3試合となり、エンリケバルサも本当に終わりなんだなと実感。

後はレアルの悪い結果をただ待つだけなので、自分達は勝利して逆転のチャンスに備えるだけ( `ー´)ノ

 
 

3 Responses to “16/17リーガ第36節 5/6 バルセロナ対ビジャレアル 試合結果・評価”

  1. こおろぎ鍋 より:

    チャレンジすることに価値があり失敗しても評価される攻撃と違って守備は手堅く不用意な判断は即失点なので、今回のシュテーゲンはよろしくないですね。
    ポゼッションで相手を押し込めるのは同時に相手に守備を固められることになりますから、統制が取れて良いプレイヤーがいる相手だと戦術で崩すのは限界があって、どうしても個人の閃きや個人技に頼らざる得ないのが苦しいところ。

  2. しろ より:

    ディニュが持ち味発揮してたから、なおさらテオはいらないかなと思えましたね。
    バルサの選手の中では、かなり対人守備しっかりしてたし、アルバのようなスピードはないけど守備は意外と安心できそう。
    後は安易なロストがやっぱり多く、プレッシャー激しい相手だとまだまだビルドアップの不安はありますね。

    そして、セルジロベルトの右サイドはいい点ももちろん多いとは思うけど、やはりどうしてもビルドアップで苦戦しますよね。時々いい持ち上がりを見せることもあるけど、失敗して危ないシーンを招くこともあり、ここは精度の向上を期待したいけど、やはり本職のSBを取ることがベストかなーと。ただ、そういった面でベジェリン加入がプラスになるかと言われたら、あまり変わらない気がするので、難しい問題ですね・・・

    あと、ポゼッション時、ネイマールのドリブルは楽しいけど、いまいち有効ではないですよね。やはり持ちすぎて見方とのタイミングが合わない、というかそもそもメッシやスアレス以外見てないからどうしても散発的な攻撃になる。
    あと気になるのはスアレス。得点は決めたし、決定力はまだまだあると思うけど、ポゼッション時の敵との駆け引きとかでうまくマークはがせず、ボールに絡めない時間帯が今シーズンは多い気がします。やはりスアレスが不調になることも考えて、パコは放出せずに残してほしいですね。

  3. レト より:

    スタッツ的にも圧倒できましたけど、試合内容自体は理想通りとはいきませんね。
    とはいえ、黄金期とされたペップ時代も堅守のチームは一貫して苦手としていたので
    こういった試合で愚直に理想を追求できるか、というと難しいところです。
    守備とビルドアップの改善は次期監督の最重要課題ですね。

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