16/17リーガ第30節 4/5 バルセロナ対セビージャ 試合結果・評価
■ 目次
選手
バルセロナ
監督ルイス・エンリケ 3-4-3
GKシュテーゲン
DFマスチェラーノ、ピケ、ウムティティ
MFブスケツ、ラキティッチ、イニエスタ(C)、メッシ
FWセルジ・ロベルト、スアレス、ネイマール
リザーブメンバー
シレッセン、アルバ、ディニュ、デニス・スアレス、アンドレ・ゴメス、パコ・アルカセル、アレニャ
選手交代
64分スアレス→パコ・アルカセル、77分ピケ→ディニュ、79分ラキティッチ→アレニャ
欠場者
ビダル、ラフィーニャ、アルダ(怪我)、マシップ(判断)
セビージャ
監督ホルヘ・サンパオリ 3-5-2
GKセルヒオ・リコ
DFメルカド、パレハ、ラングレ
MFマリアーノ、ナスリ、エンゾンジ、イボーラ(C)、エスクデロ
FWビトロ、ホアキン・コレア
ダビド・ソリア、カリーソ、クラネビッテル、サラビア、フランコ・バスケス、ベン・イェデル、ヨヴェティッチ
46分メルカド→クラネビッテル、46分ナスリ→サラビア、75分イボーラ→ヨヴェティッチ
試合結果
バルセロナ3対セビージャ0
得点者
25分スアレス
28分メッシ(スアレス)
33分メッシ
試合支配率
※赤色は完全なバルセロナ、オレンジ色は少しバルセロナ、白色は互角、灰色は少しセビージャ、黒色は完全なセビージャ
・バルセロナ30分、セビージャ5分、互角55分
試合での問題点
FKからのセットプレーの守備がやはり怖かった。ファーサイドでフリーな選手がいたのが1回、フリーでゴール前でヘディングされたのが1回と、ゴール前にFKで蹴られた2回とも危なかった。ラインを合わせながらマンマークが苦手らしく、ラインを少し崩してもマンマークの相手を抑えることに集中した方が良いだろう。CKの守備になるとマンマークの相手はしっかり抑えていた。
試合での良好点
今日は試合の入り方がとても素晴らしかった。高い集中力で試合開始からセビージャを圧倒し、ボールを保持したい両チームの戦いのはずだが、完全にボールを支配して試合を優位に進めれた。反動ではないが55分ぐらいから3点リードもあって一気にペースダウンしたものの、前半でほぼ試合の勝敗をつけていたので大丈夫だった。
高い集中力からくるバルセロナの鬼プレスが発動し、囲い込みや攻守の切り替えが速いプレスで、セビージャから何度も高い位置でボールを奪い返すことに成功した。守備(プレス)が良いと強いバルセロナの姿が戻ってくると再確認し、この鬼プレスを残り2か月継続してほしい。
選手評価・採点
※()の中の数字は選手評価点。6が平均で1が悪く10が最高点。★はMVPの選手。
GKシュテーゲン(7)
何度も素早い反射神経でシュートストップし、足元のプレーでも安定していた。完全にシーズン前半戦の不調からは立ち直っている。
DFマスチェラーノ(7)
前にプレスをかければボールを奪い、カバーリングでもしっかり仕事をこなし、ゴール前ではボールをクリアし、ミスらしいミスがなく90分間戦えた。高い集中力を全く切らさず、闘争心含め素晴らしかった。
DFピケ(7)
中央起用で不安を覚えていたの自分だけかと思えるほど安定したプレーを見せ、ピケ自身がやられるシーンというのはなかった。ビルドアップ含め最終ラインでのピケの存在感は大きく、今日のようなプレーを継続してほしい。
DFウムティティ(7)
鉄壁の守備で対人、カバーリングと左サイドを守り、目立つシーンこそ少ないがハイレベルのプレーを見せた。リーガでこの強さと速さなら抜ける選手がいるのかと思えるほど鉄壁感があり、リーガスタメン出場全勝記録も更新!。残りの試合ウムティティ外さないでくれ。
MFブスケツ(7)
今日もアンカーの位置でレベルの高いパス回しを見せ、ボール処理含めこの選手の視野の広さと状況判断には本当に驚かされる。守備では何度かタイミングが悪いタックルがあったものの、前にプレスをかけながらも最終ラインのカバーと、ここでも視野の広さと高い戦術理解でハイレベルの守備力を見せた。
MFラキティッチ(7)
ゴール前に何度も侵入してフィニッシュに絡もうとし、何度も良い状況でゴール前のシーンが作れていた。中盤の位置でのプレーもハイレベルを見せ、残り2か月はラキティッチを優遇して使ってきそうだ。60分ぐらいから手を使ったファールをして累積狙いのイエローを貰おうとしていた感があり、イエローを貰った直後にベンチに下がるあたりもしたたかだった。
MFイニエスタ(7)
華麗なダブルタッチを何度も見せ、イニエスタの周りだけ相手の選手がスローモーションに見えるかのように、スムーズで高い技術力を見せた。攻撃時にこれぞイニエスタというプレーを連発し、コンディションもしっかりこの大事な時期に上げてきた印象。
MFメッシ(8)★
高い決定力に緩急あるドリブルでチームの3得点全てに絡み、セビージャを粉砕した。パコ投入後は右サイドのポジションにいきボールに絡む機会は減ったが、ボールに触れば別次元のプレーを今日も見せてくれた。
FWセルジ・ロベルト(7)
大外のランニングで何度も裏を取り、最終ラインへ戻ってきたりとロベルトの運動量とスピードが何度も活きていた。ラフィーニャ不在でこのポジションを心配していたが、ロベルト起用で全て解決と思えるほど見事なプレーを見せ、ラキティッチとの連携も良いことからロベルトはこのポジションで当分使われそうだ。
FWスアレス(7)
先制点のオーバーヘッドという名の、ゴールへの執着心からくる見事なシュートを見せた。左右に流れながらもボールを引き出したりと攻撃の起点にもなった。守備でも相変わらずハードワークしており、スアレスに好不調があまりない感じだが、今は好調と思えるレベルの高いプレーを見せてくれた。
FWネイマール(7)
キレキレのドリブルでセビージャの守備を切り裂き、両足を使う背後でのダブルタッチのスピード感とキレが半端なかった。今のネイマールを個人で止めれる選手はおらず、残り2か月間は左サイドで圧倒的な存在感でチームを引っ張っていってくれそうだ。
FWパコ・アルカセル(6)
一度抜け出してシュートを放っており、ポストプレーでもしっかりプレーしていた。プレー時間からもう少し絡んでくれてもと思えそうだが、チームがペースダウンしていたのでこれぐらいになった感じ。チームに馴染んできた感は強く、残りの試合でパコのゴールで勝利できたという試合は訪れそうだ。
DFディニュ(6)
一度危険なパスミスをしたが、それ以外は無難にプレーした。久しぶりのプレーでピゥチに立ち始めた5分間は地に足がついていない感じだったが、少しずつ落ち着きを取り戻して試合に入っていった。
MFアレニャ(6)
チームのペースダウンもあり見せ場という見せ場はなかったが、エンゾンジへの激しいマークなど監督の指示をしっかり守ってプレーしていた印象。リーガのカンプノウデビューを飾り、これからの選手だけに本当に楽しみ!
最後に一言
セビージャとう難敵をカンプノウに迎えたが、終わってみればバルセロナがほとんど主導権を握って実力の違いを見せた勝利だった。残り試合も少なくなってきたので本当にこの勝ち点3は大きい。
チームとしてレベルの高いパフォーマンスを見せ、ピッチに立った選手全員がしっかり活きており、今のバルセロナに死角という死角はもはやないように感じられる。
後は高い集中力の維持と、1試合1試合しっかり戦うだけで、結果的にタイトルもついてくることだろう。
リーガは残り8試合、ピケとラキティッチを累積で欠くことになる次のマラガ戦でしっかり勝って、CLの試合ではユベントスホームの無敗記録はバルセロナが終止符をうつ!!!
結局ラフィーニャは今季絶望のようですが代わりに誰が右WGに入ると思いますか?
個人的にはDスアレスかセルジロベルトがいいのですが、Dスアレスはあまりルイスエンリケに気にいられていないように思われます。
前回のパリサンジェルマン戦もベンチ外でしたし…
次のマラガとユベントスに勝てると思いますか??