16/17ICC 8/6 バルセロナVSリヴァプール 試合結果
■ 目次
試合結果
バルセロナ0VSリヴァプール4
得点者
14分マネ(リ)
46分オウンゴール(リ)
48分オリジ(リ)
90+2分グルイッチ(リ)
選手
バルセロナ 監督ルイス・エンリケ 4-1-2-3
リザーブメンバー
ブラボ、マシップ、ピケ、ベルマーレン、ディニュ、ドウグラス、セルジ・ロベルト、ラキティッチ、イニエスタ、ムヒカ、アルファロ
選手交代
46分シュテーゲン、ビダル→ブラボ、セルジ・ロベルト、60分マスチェラーノ、カマラ、ブスケツ、アルダ→ピケ、ディニュ、ラキティッチ、イニエスタ、75分デニス・スアレス、メッシ、スアレス→サンペル、アルファロ、ムヒカ
欠場者
アルバ(病気)、ユムティティ、アンドレ・ゴメス(合流前)、ラフィーニャ、ネイマール(代表招集中)、テージョ(戦力外)
リヴァプール 監督ユルゲン・クロップ 4-5-1
マニンガー、ウィスダム、マティプ、モレノ、ランドール、アーノルド、スチュワート、グルイッチ、マルコヴィッチ、ブラナガン、ヘンダーソン、オリジ、イングス
42分ミルナー→モレノ、46分コウチーニョ、ララーナ、エレム・カン→オリジ、ヘンダーソン、スチュワート、72分ワイナルドゥム、マネ、フィルミーノ→グルイッチ、マルコヴィッチ、イングス
試合詳細
バルセロナはこれまでの試合に出場していないメンバーではシュテーゲンだけがスタメンに。後は今まで出場しているメンバーでスタメンは構成された。代表メンバーは途中交代で試合に入ってくるのが予想された。この試合バルセロナは紫色の2ndユニフォームを着用した。ウェンブリーにには約9万人の89845人が駆けつけた。
前半、リヴァプールのプレスと球際に苦しみ1点ビハインドを背負う
試合は開始1分も経たないうちに左サイドを破られ、バルサはピンチを迎えて試合は始まった。リヴァプールの中盤に入ると激しいプレッシングによって押し返され、試合開始からバルサはボールを落ち着いて持てない。バルサはほとんどボールを保持出来ずに試合は進んでいった。
リヴァプールは狙い通りに中盤でボールを奪い、何度も速攻から攻撃を仕掛けてきた。さらにバルサはリヴァプールのサイドアタッカー(マネとコウチーニョ)のマークを上手く付けず、ここで簡単に前を向かせて攻撃の起点を作られるシーンが多かった。そして試合の流れはリヴァプールのままバルサは自らのミスから失点する。
14分にリヴァプール、左サイドでアルダの後方へのパスを奪われてリヴァプールのカウンター。右で起点を作られ最後は走り込んだマネにパスが渡り、マネが落ち着いてゴールを決めてリヴァプールが先制。
この失点後もバルサはリヴァプールのプレッシャーに苦しむが、20分ぐらいからプレスが弱まりそこからバルサもボールを保持してようやく落ち着いてパスを回せるようになった。ここから30分ぐらいまではバルサの時間に徐々になっていく。
22分に、スアレスのダイレクトパスからメッシが抜け出して左足を振り抜くが、シュートはポストに当たりゴールにならなかった。28分には、中央の細かい崩しからアルダがシュート、相手GKミニョレが弾いたボールに再びアルダが詰めるが、リヴァプールDFがブロックして守った。
30分になるとまたリヴァプールの激しいプレスが復活。ここからがやっとバルセロナ対リヴァプールの本来の試合の形になったように思える試合展開に。バルサはボールを保持しているが簡単に前に行けず、リヴァプールの速攻が何度か出る試合展開に。
32分にリヴァプール、コウチーニョがロングボールでビダルに競り勝ち、中にカットインしてシュートするが上に外してしまう。
40分に、ムニルが左サイドから中央のスアレスへパス。スアレスはミニョレと1対1になってシュートするが、シュートは飛び出してきたミニョレに当たってノーゴール。
前半は試合立ち上がりからリヴァプールのプレスに苦しみ、自分達の時間にする前に失点してある意味リヴァプールの狙い通りの失点をしてしまった。前半の中盤の時間帯は少しバルサペースとなり、そこからイーブンの試合展開となっていった。
後半、自分達のミスから速攻でやられて悪夢のような大敗
ハーフタイムにバルサはシュテーゲンとビダルに代えてブラボとセルジ・ロベルトを投入。リヴァプールは中盤の3選手を入れ替えて挑んだ。スコアは後半開始間もなくリヴァプールに動いた。
46分に、マテューのSBへのパスをマネに奪われ、そのままマネに右サイドをワンツーで突破される。アーリークロスをクリアしようとしたマスチェラーノの足に当たりオウンゴールの形で失点。スコアは0対2に。
自分達のミスから後半立ち上がりの失点というだけで相当嫌なムードがバルサに流れたが、ミスからの失点は立て続けにやって来る。
48分に、ブスケツが低い位置でボールを奪われて1本のパスでオリジが抜け出し、ブラボの股を抜かれて失点。これでスコアは0対3に。
後半立ち上がりは前半立ち上がりと同様にリヴァプールペースで進み、52分には、フィルミーノがランニングから裏に完全に抜け出しブラボと1対1になるが、シュートはわずかに枠を外れて助かった。
60分になりバルサは代表組のピケやラキティッチやイニエスタ、今夏新加入選手のディニュが入った。ラキティッチは中盤のアンカーで起用された。リヴァプールががっちりブロックを作る守備に変更したこともあり、ここからはバルサがボールを支配してリヴァプールを自陣に押し込む形で試合は進んでいく。それでもなかなかチャンスを作れないバルサに対して、リヴァプールは個人技でチャンスを演出。
71分にリヴァプール、マネがドリブルで2人を抜き中にカットインしてシュートするがこれもわずかに枠を外れた。
73分にバルサ、右サイドのセルジ・ロベルトがフリーになり折り返した所をメッシがシュート。シュートはDFにブロックされ跳ね返ったボールをスアレスがシュートし、それに反応してムニルが詰めるもゴールならず。
その後はメッシやスアレスが抜けてバルサの前線に迫力はなくなったが、前線に入ったカンテラの選手達は何度か良い形を作った。バルサに決定機らしい決定機は訪れずにそのまま試合は終わると思われたが、最後の最後にまた失点してしまう。
90+2分に、ループパスをふんわりと浮かしたヘディングシュートをグルイッチに決められ、0対4という大敗でバルセロナはこのリヴァプール戦を終えた。
強がればコンディション不足や主力揃い踏みではなくリヴァプールのプレスや球際に対抗できなかったとも言えそうだが、ほとんどリヴァプールに試合を支配されて終わったのは間違いなかった。調子が良かったり良い気になっていたバルサが、良い意味で自信という天狗の鼻をへし折られ、もう一度ハードワークして戦う姿勢を見直すには良い敗戦になったのかもしれない。