16/17CL準々決勝2nd 4/19 バルセロナ対ユベントス 試合結果・評価
■ 目次
選手
バルセロナ
監督ルイス・エンリケ 4-1-2-3
GKシュテーゲン
DFセルジ・ロベルト、ピケ、ウムティティ、アルバ
MFブスケツ、ラキティッチ、イニエスタ(C)
FWメッシ、スアレス、ネイマール
リザーブメンバー
シレッセン、マスチェラーノ、ディニュ、デニス・スアレス、アンドレ・ゴメス、パコ・アルカセル、アレニャ
選手交代
58分ラキティッチ→パコ・アルカセル、78分セルジ・ロベルト→マスチェラーノ
欠場者
ビダル、ラフィーニャ、アルダ(怪我)、マシップ、マテュー(判断)
ユベントス
監督アッレグリ 4-2-3-1
GKブッフォン(C)
DFアウベス、ボヌッチ、キエッリーニ、アレックス・サンドロ
MFピアニッチ、ケディラ、クアドラード、ディバラ、マンジュキッチ
FWイグアイン
ネト、バルザーリ、ベナティア、リヒトシュタイナー、アサモア、リンコン、レミナ
75分ディバラ→バルザーリ、83分クアドラード→レミナ、88分イグアイン→アサモア
試合結果
バルセロナ0対ユベントス0
得点者
なし
試合支配率
※赤色は完全なバルセロナ、オレンジ色は少しバルセロナ、白色は互角、灰色は少しユベントス、黒色は完全なユベントス
・バルセロナ10分、ユベントス0分、互角80分
試合での問題点
最後までバルセロナにユベントスの守備を崩す策はなかった。今日は出来る限りのことを出し尽くした感があるバルセロナだが、それでもユベントスのCB2枚とGKを苦しめるシーンはほとんど作れなかった。中盤でのパス回しが限られた人でしかテンポが上がらず、逆サイドに振ることが出来ず、最後は守備ブロックに突っ込んで強引に崩すことしかできなかった。1stレグでもう少し拮抗したスコアなら、ユベントス守備陣も緊張感を張り詰めた守備になって、焦るシーンというのも出てきたのかもしれない。
試合での良好点
選手たちは今出来ることを出し尽くして戦い、決定機こそほとんどなかったがミドルレンジではシュートチャンスは作った。どこかで1点決まっていれば試合の空気も流れも大きく変わっていたかもしれないが、パリ戦で運を使い果たした感があるバルセロナに、今日はゴール前でフィニッシュの効率性は訪れなかった。ユベントスの守備が最後の所でコースを防ぎ体を寄せたこともあって、バルサの選手達もいつもの精度を出すのは困難だった。
選手評価・採点
※()の中の数字は選手評価点。6が平均で1が悪く10が最高点。★はMVPの選手。
GKシュテーゲン(6)
飛び出し、セービング、足元のプレーとシュテーゲンの出来るこては全てやり、最後尾でしっかりプレーした。チームの逆転を最後尾で期待したが、それは叶わなかった。
DFセルジ・ロベルト(6)
右サイドで孤立気味で中央にパスを通す中継役となり、それなりに良いプレーをした。個人というよりチームとして右サイドの攻撃は課題で、セルジ・ロベルトはその餌食となり、光るプレーは左足のシュートぐらいとなった。
DFピケ(7)
最後まであきらめない姿勢を崩さず、バルサファンに誇りと勇気を与えた選手。後半半ばからすでに最前線でプレーし、得点への姿勢を見せたがゴールとはならなかった。守備でも安定したプレーでチームのピンチをスライディングで防いだりと、存在感を放った。
DFウムティティ(6)
最後尾でしっかりとチームを支え、チームの無失点に貢献した。安定したプレーを見せた。
DFアルバ(6)
アルバありという飛び出しが何度かあったが、攻め急いだのか左サイドの高い位置に侵入するのが早くて、ネイマールのスペースは少なくなった。攻守においてアルバの存在感はあり、やはりアルバ起用は正しかったというプレーは見せた。
MFブスケツ(6)
鋭い縦パスに守備でのポジショニングなどブスケツならではのプレーがありながらも、ユベントスの激しいマークに良い形でボールを散らすのは難しかった。それでも出来る限りのプレーはしていた。
MFラキティッチ(4)
2試合通してほぼ存在感はなく、球際でも勝利出来ずとユベントスとの2試合で最も活躍出来なかった選手。パスのつなぎなど最低限の仕事はしたが飛び出しだったりダイナミックの動きはほぼなく、途中交代も仕方なかった。
MFイニエスタ(6)
左の高い位置に侵入して何度か良いプレーを見せるも、ユベントスの守備ブロックを崩すまでは至らなかった。光るプレーは数少なかったがイニエスタの中盤での存在感は大きく、前線との中継役としては仕事をこなした。
FWメッシ(6)
ユベントス守備ブロックの中でほぼボールを触れず、狭いエリアと守備ブロックの外でのプレーしかさせてもらえなかった。最後までチームの得点の為にメッシのプレーをしたが、決定機は作れなかった。
FWスアレス(5)
ユベントス守備ブロックの前にほぼボールが入ってこず、入ってもカバーリングが早くスアレスが個人で決定機を作り出すことは難しかった。それでも個人では勝利しているシーンが多く、スアレスの所にボールがもっと送れていればな~と感じさせた。
FWネイマール(6)
最後は右サイドや中央にポジションを移してプレーしたが、ユベントス守備の急所をえぐる攻撃とまではいかなかった。何度か突破をみせたが守備ブロックの一部分しか崩せず、ユベントスを焦らすシーンは多くなかった。
FWパコ・アルカセル(5)
途中投入されたがほぼボールに関与できず、何度か裏への動き出しでボールが来たぐらい。狭くスペースの無い中で必死にプレーしたが効果的なプレーは少なかった。
DFマスチェラーノ(6)
ラスト10分ぐらいで投入され、交代の意図としては伝わりにくかったが、考えれることはセルジ・ロベルトを次の試合の為に休ませることぐらい。プレー自体はしっかりプレーして怪我からの復帰を感じさせず、次の試合からは戦力の1枚として数えれそうだ。
最後に一言
ラウンド16からCL敗退という崖すれすれで戦ってきた感があるバルセロナも、今日で本当にCLから敗退(>_<)
1stレグの試合の入りがもう少しマシで、アウェイでもしっかり戦えていたらなんて思えてしまうが、180分通してユベントスの守備ブロックを崩せたシーンはほとんどなかったのも事実。
今シーズンのバルセロナにはまだリーガと国王杯の2つのタイトルが残っており、ここからはその2つに集中するだけ。
実質ここからはリーガだけに集中することになり、週末のクラシコに勝利しなければそのリーガもほぼ終戦ということで、CL敗退ショックも心構えしていたこともあって少ないだろうから、数日経てば頭を切り替えてクラシコで全力応援を( `ー´)ノ
タグ:チャンピオンズリーグ, ユベントス, 試合結果, 試合評価
メッシがあれだけバーの上に外すのは予想外でしたね。
クラブも今のままではダメだということを痛感したとき思うので、来期以降に期待しましょう。
気持ち切り替えてクラシコ頑張って欲しいですね!