国王杯決勝 5/30 バルセロナVSA・ビルバオ 試合前の注目ポイント

コパ・デル・レイ決勝(日本時間5/30土曜日の28時30分キックオフ)で、アスレティック・ビルバオ(カンプノウ)と対戦する。

ビルバオはムニアインが怪我で欠場が確定している。メンバーはほとんどがベストメンバーを組めるだろう。システムは4-2-3-1で、中盤の圧力がとても強いチームである。そして、とても技巧的なチームでもある。強く上手い中盤が生命線である。

激しいプレスからの速攻、ボールを保持してからサイドを崩すサイドアタックと、攻撃力も強い。アドゥリスは決定力の高いFWであり、横からのクロスにめっぽう強い。

守備では高いラインを維持し、決してバルサに押し込まれないように注意してくるだろう。一方的な守ってからのカウンターという展開でなく、自分達もボールをある程度保持して試合を進めたいと言うのがビルバオの狙いになる。

 

対するバルセロナは、スアレスの状態が不安である。スタメンは外れて、ベンチからのスタートになると予想。それを踏まえて予想スタメンは、

GKシュテーゲン

DFアウベス、ピケ、マスチェラーノ、アルバ

MFブスケッツ、ラキティッチ、イニエスタ

FWメッシー、ペドロ、ネイマール

幸運にも舞台がカンプノウということもあり、バルセロナは自分達のサッカーを心配なく出来るだろう。馴染みのある環境での試合となり、違いといえばアウェイ用のロッカールームを使うことだけである。

スアレスがスタメンかは気になる所だが、スアレス抜きでも勝てる確率は十分にある。メッシとネイマールが活躍すれば、どのチームでも勝てるのが今のバルセロナである。

バルセロナが望む展開はやはりボールを保持して、ビルバオの攻撃を多く喰らわないことである。ピンチ回数を少なくして、チャンスの回数をいかに増やすかである。

ボールの保持自体はある程度出来るだろう。ビルバオの守る守備組織にどれだけ効果的な攻撃が出来るかが重要になる。ビルバオが前線からプレスをかけた場合は難しい試合展開になるだろうが、メッシを起点に速い攻撃でチャンスの回数も増えるだろう。

守備ではビルバオのサイドの攻撃を警戒し、中盤の上手い選手達に楽にプレーさせないために前線からのプレスが生命線になる。守備で心配な部分は少ないが、変に引くことだけが恐い部分である。

この試合の注目ポイントは、決勝という1発勝負でもいかに普段通りのサッカーが出来るかである。カンプノウでのピッチもあり、環境に心配な部分はほとんどない。選手達の積極的な姿勢が一番重要になる。

 

バルセロナの注目選手

MFブスケッツ(中盤争いで中央を崩させない為に一番重要なピースになる。力強さ、上手さ、頭の回転力の速さ、状況判断の良さが求められ、それが出来る選手である。バルサが有利に試合を進めるならば、ブスケッツの活躍が必要不可欠になる)

FWメッシ(試合を決定づけるバルセロナの絶対的なエース。決勝に強く、今シーズンも大事なゴールを何度も奪ってきた。この試合でも得点に直接関係する活躍を期待)

FWネイマール(デ・マルコスとの対峙では、有利に進めれる可能性がある。純粋なサイドバックではなく、マークの少しの緩さや1対1で十分活躍が期待できる。大事な局面でのゴールも多く、メッシからのパスから決定機は何度かあるだろう)

 

アスレティック・ビルバオの注目選手

MFイトゥラスペ(展開力がある中盤の底の選手。攻撃に魅力があり、上手い選手である。守備面でも運動量があり、ビルバオ特有の強靭なプレスを持っている)

MFミケル・リコ(バランスを取るのが上手く、中盤の底でチームを引き締める。運動量があり、どこにでも顔を出せる選手である。何でもできるのが一番の大きな特徴である)

FWアドゥリス(高さがあり、ヘディングの上手さはピカイチである。競り合いに強いだけでなく、マークを外す動きも素晴らしい。横からのクロスで一番警戒する選手になる)

 

まずは2冠目というミッションになる。チャンピオンズに気を取られて簡単なミッションのように感じているかもしれないが、ビルバオは簡単な相手ではない。

苦労しながら消耗の多い試合になるだろう。最後はバルサの勝利で終われれば最高だが、先制点を奪われれば難しい状況になるのは明白である。

残り2つの決勝戦の1つであり、3冠に向けて大きな弾みになるだろう。シャビが再びカップを掲げるシーンをカンプノウで見る為にも、絶対に勝ちたい決勝の試合である。

 
 

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