15/16リーガ第32節 4/9 レアル・ソシエダVSバルセロナ 試合前の注目ポイント

リーガ第32節(日本時間4/9土曜日の27時30分キックオフ)で、レアル・ソシエダ(アノエタ)と対戦する。

・レアル・ソシエダ

バルサBでも指揮していたエウゼビオ監督が率いるソシエダは現在10位に位置し、ヨーロッパの大会を狙うのも降格圏争いからも勝ち点差が離れており、後はどれだけ上の順位で終えるかの為に勝ち点を獲得しているチーム状況である。

ソシエダの現在の基本システムは4-1-2-3だが、攻守や状況によってその中盤から前の形を色々変化する。攻撃では4-2-3-1気味になったり、守備では4-2-3-1や4-3-2-1や4-1-4-1などシステムよりも相手のマークの付く形でシステムを臨機応変に変える。

守備ではチーム全体として前からプレスをかけてボールを取りに行くのを基本としており、このバルサ戦でも試合立ち上がりは積極的に前からプレスをかけることが予想される。その出来から判断してある程度最終ラインの高さをコントロールしてバルサ戦を戦ってくるだろう。

最終ラインをある程度下げる場合にはこのバルサ戦では、4-2-3-1の形でしっかりと人にマークを付く守備をしてくるだろう。パスの受け手に激しくチェックにいき、バルサに簡単にパスの展開をさせこないだろう。

攻撃では基本はつないで攻撃するのが形だが、このバルサ戦では前線のベラと中盤の高い位置のシャビエル・プリエト中心に攻撃してくるだろう。攻撃の形にこれといった形はないように見られ、ウイングの選手にボールを預けるパターンが多いぐらいだろうか。

攻撃の形は選手のひらめきだったり、アイデアに任せているのかなとも思う。今回の試合にはアギレチェやカナーレスが怪我で欠場するとみられ、ソシエダの攻撃力は少し弱くなっているとみても良いだろう。

 

・バルセロナ

リーガ前節のカンプノウクラシコで敗戦したバルサは2位のアトレティコに勝ち点差6とされており、もうこれ以上は詰め寄られたくない試合となっている。また、残りの対戦カードを見るとこのアノエタでのソシエダ戦が最も難し試合と言えるかもしれない。予想スタメンは、

GKブラボ

DFセルジ・ロベルト、ピケ、ベルマーレン、アルバ

MFブスケツ、ラキティッチ、アルダ

FWメッシ、ムニル、ネイマール

欠場想定選手

スアレス(累積)、マテューとビダルとサンドロ(怪我)

基本は半分ぐらいローテーションをしたスタメンで戦うと予想。右SBにアウベスではなくセルジ・ロベルト、CBのどちらかを休ませてベルマーレン、中盤ではイニエスタを休ませてアルダと予想。スアレス欠場の所には素直にムニルが入るだろう。3、4選手は鉄板メンバーから入れ替わりそうで、もしかしたらそれ以上にローテーションをしてくる可能性もある。

今回の試合の注目ポイントは、何が何でも勝つことだけである。故ヨハン・クライフ氏には悪いが、このアノエタでの試合だけは試合内容が悪くても勝てれば満足してしまうほど苦手意識がある試合となっている。内容よりも結果を重視して、スアレス不在もあって試合終盤はリードしていたらガチガチに守りながら速攻狙いでも良い気もする。

ソシエダはこれまで守備が固くアノエタでの試合が難しいものだとは分かっているが、直近の5試合でバルサから見て1分4敗になるほど勝てない相手ではない気がする。カンプノウでは知っかり勝てるイメージもあるので。

もはやアノエタでの敗戦や勝てないことは説明不可能にも感じられ、試合前のメンタルで弱気になっていることぐらいしか思いつかない。もうこうなったら技術よりも精神論で、バルサの勝利への強い意志だけが勝利を呼び込むと感じる。

バルサの戦い方はいつもと変わらずボールポゼッションをベースとしながらのいつも通りの戦いで、この試合ではよりサイドを意識して攻撃するのはポイントになるかもしれない。ソシエダの最終ラインの4枚はとても中央に絞ったポジショニングを取っており、横に広げることで守備ゾーンが広がり最終ラインの裏を付ける可能性は高い。

メッシやネイマールがサイドに開いて攻撃の起点を作り、最近では必殺仕事人のように得点を決めるムニルの裏への飛び出しからのゴールにも期待したい。なんか今のムニルなら1点は取りそうという楽観的に見れる気がする。

守備ではソシエダのシャビエル・プリエトとベラに警戒で、特にベラを自由にさせたらめんどくさいので、ベラにだけは挟み込みで数的有利を作ってしっかり守ってボールを奪いたい。ベラはファールを受けるのも上手いので、ソシエダにセットプレーや苦しい時間など休む時間を与えてしまう。

本当にこれといってソシエダの戦い方がリーガの他のチームと違うわけでもなく、実力も中堅ぐらいのチームかなとも感じる。バルサが実力的に勝てない要因はなく、最後は精神論の集中して頑張れとしか言いようがない

まずは先制点を絶対にバルサが先行し、ソシエダにリードされる状況を作らせないようにしなければいけない。1点ビハインドでもバルサ側の「やっぱりか~」感と、ソシエダ側の「今季もアノエタでは勝てる」とソシエダファンが盛り上がりそうなので、そうなればそこから逆転するのは至難の業かもしれない。本当に何が何でも勝ってほしい試合である。この試合に勝てばバルサのリーガ優勝は95%ぐらいに跳ね上がる気もする( ̄▽ ̄)

 

バルセロナの注目選手

・FWメッシ

この試合でも中央の位置に入ってくるかは注目である。右に開いている方がメッシ自身としても活躍出来そうな気はするが、メッシが中央に入ったらサイドの選手がボールを貰う動きを見せなければいけない。メッシが個人の突破ではなく周りにパスを出す判断をするぐらい、周りの良い動き出しが重要になるかもしれない。メッシのゴールにも期待したい。

・FWネイマール

スアレスがいないとなると左サイドのネイマールに大きく期待がかかる。左サイドでボールを多く引き出し、メッシのパスに合わせる動き出しも重要になる。アトレティコ戦はシュートまでは何度もいっていたので、この試合ではゴールやアシストといった得点に絡む活躍に期待したい。

 

レアル・ソシエダの注目選手

・MFシャビエル・プリエト(32歳/スペイン/推定移籍金600万ユーロ)

ソシエダ一筋のリーガファンからも人気ある選手で、その攻撃力も極めて高い。ベテランの域に達した選手だがゴール前への侵入や、ラストパスなど得点に絡む仕事がまだまだできる選手。前線の選手の後ろでいやらしい動きをしてくるので、その動きに注目しても面白いかもしれない。

・FWカルロス・ベラ(27歳/メキシコ/推定移籍金1800万ユーロ)

ソシエダの攻撃の要の選手で最も警戒すべき選手。キープ力と突破力を兼ね備えるリーガ屈指のアタッカーで、ここまでソシエダ時代にビッククラブからオファーがなかったことに驚くぐらいのレベルの選手。CLでもある程度活躍できると思う選手だけに、今夏辺りには移籍も検討しているのかもしれない。

 

ある意味今シーズンの中で最も不気味な試合で、試合前の第6感ではあまり勝利出来る感覚すら受けない試合という感じもする。苦手なスタジアムでの試合となるが、無敗記録が途切れたように記録はいつか途切れるもので、今シーズンの今回の対戦で勝利してリーガ優勝に大きく近づく試合としたい。マジで気合い入れないと勝てない気もする<(`^´)>

 
 

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