15/16国王杯準々決勝　２ｎｄ　1/27　バルセロナＶＳＡ・ビルバオ　試合前の注目ポイント

コパ・デル・レイ（国王杯）準々決勝セカンドレグ（日本時間１／２７水曜日の２９時３０分キックオフ）で、アスレティック・ビルバオ（カンプノウ）と対戦する。

・アスレティック・ビルバオ

ビルバオは１ｓｔレグの１対２という敗戦を受けて、この試合では最低でもバルサから２得点以上は奪う必要がある。カンプノウで２得点を狙い尚且つバルサの攻撃を抑えるのは至難の業だが、ビルバオは諦めることなくトライしてくるだろう。

システムはいつもの４－２－３－１で戦い、逆転して準決勝進出を狙うためにも前線からのプレスを生命線にして戦ってくるはずである。ビルバオが奇策を仕掛ける可能性もあるが、バルベルデ監督は前線からのプレッシャーをバルサにかければ、２得点は奪えるチャンスは作れるという自信はあるはずである。

バルサ側からすれば特にビルバオが奇策を仕掛けることなく、ある程度いつも通りのビルバオと試合をすると考えておけば良いだろう。何と言ってもビルバオに求められるものは集中力と運動量であり、バルベルデ監督が選手達のモチベーションを上げどれだけ高いパフォーマンスを引き出せるかが鍵である。

コンパクトな守備で高い最終ラインを保ち前線からプレッシャーをかけるとすれば、後はどれだけ高いレベルで長く持続させるかが重要になる。選手のポテンシャル+ゾーンに入ったプレーが出来れば、バルサから逆転のスコアを奪うことも十分に可能なチームである。

ビルバオの戦い方についてはこの記事の下の関連記事内の３番目にある「15/16リーガ第２０節　1/17　バルセロナＶＳＡ・ビルバオ　試合前の注目ポイント」の記事を見てください。前回戦った１ｓｔレグの時とビルバオの戦い方はほとんど変わらないはずである。

 

・バルセロナ

バルセロナ側からしたらアウェイで２対１と勝利しており、この２ｎｄレグで引き分け以上の結果を残せば自動的に準決勝進出を決めることになる。予想スタメンは、

ＧＫシュテーゲン

ＤＦアウベス、ピケ、マスチェラーノ、マテュー

ＭＦブスケツ、ラキティッチ、セルジ・ロベルト

ＦＷメッシ、スアレス、ネイマール

欠場想定選手

アルバとラフィーニャ（怪我）

イニエスタとアルダが前日の練習を引きかけの風邪で欠席しており、最悪そのまま欠場もあり得ると考えてメンバーを考えています。右ＳＢにはビダルではなくアウベスがスタメンで復帰。後はベストメンバーをそのままポジションごとにあてはめたもので、前線にはネイマール復帰が予想され３試合ぶりにＭＳＮが揃いそうだ。左ＳＢはアルバが欠場する見込みなので、マテューでほぼ鉄板だろう。多少ローテーションする可能性もあるが、このビルバオ戦と次のアトレティコ戦はなるべくベストメンバーを揃えると予想している。

この試合の注目ポイントは、ビルバオの反撃をほぼ０で防がなければいけない。バルセロナは失点しなければ勝ち上がりを決められ、ビルバオに得点が生まれるとビルバオに自信とイケイケムードが流れ出して試合はとてもややこしくなる。

ビルバオの反撃を受けない為には、やはり悪いボールロストを少なくすることが１番である。特に自陣でのボールロストは気を付け、この前のマラガ戦ほどミスを犯していたら逆転されるのは目の前であろう。

バルサもビルバオに対して何か奇策を仕掛ける必要もなく、何度も戦っていることもありある程度の予測された試合展開にはなるだろう。後は細かいミスなどのディテールでチャンスは生まれるものであり、しっかり守り攻撃するだけである。

カンプノウのピッチも考えればバルセロナが簡単に負けるとは考えられないが、連戦での疲れもあり少しの心配があるのは確かである。ビルバオに走り負けず競り合いでも対等以上に戦えれば、バルセロナが負けることはほとんどないだろう。

ビルバオのプレスをかわす為にも、運動量と集中力も求められる。タフな試合で疲れが溜まる試合にはなるだろうが、次のリーガのアトレティコ戦は忘れてまずはこの目の前のビルバオに勝って準決勝進出を決めることが最優先である。

しっかり仕事をして準決勝進出を決めるバルセロナの姿が自分には目に浮かぶ。マラガ戦の悪い内容をこの試合で払拭してくれるだろう。疲れているだろうがもう３踏ん張りぐらい頑張ってくれ( ｀ー´)ノ

 

バルセロナの注目選手

・ＧＫシュテーゲン

セービングや足元のつなぎ含め安定感抜群のプレーが求められる。まだリバプール移籍問題などでピッチ外で騒がれているが、ピッチ内でしっかりプレーするのがこの試合では必要である。１ｓｔレグの時はビッグセーブ含め何度も良いセーブがあり、足元のプレーも危なげなくしっかりこなしていた。良いプレーの継続が求められこの試合でも期待したい所である。

・ＦＷスアレス

前回の１ｓｔレグでは累積で欠場したが、スアレスがいると個の力で中央で優位性を持てる可能性は高い。リーガの試合の時のエチェイタはスアレスに全く歯が立たず、スアレスを恐れているはず。試合の流れが悪くてもスアレスが裏に抜け出してゴールも期待出来、得点面以外でも攻撃の起点としても期待したい。国王杯で２試合休んでいたので国王杯での爆発に期待。

 

アスレティック・ビルバオの注目選手

・ＭＦエラソ（２５歳／スペイン／推定移籍金７００万ユーロ）

１ｓｔレグの時はアドゥリスの後ろのスペースを使って何度も良い形でシュートを放っていた。フリーランニングが上手く、セカンドトップとして前のＦＷの選手が空けたスペースを使うのがとても上手い。攻撃のチャンスメイカーとして警戒すべき選手であり、この選手の動きに注意しなければいけない。

・ＦＷアドゥリス（３４歳／スペイン／推定移籍金５００万ユーロ）

やはりビルバオが得点を狙うとなるとアドゥリスの活躍は不可欠なものとなり、ビルバオの中で最も得点の匂いを感じさせる選手。メッシとネイマールがビルバオをお得意様としているらしいが、アドゥリスもバルサをお得意様としていると思えるのは気のせいか。

 

消化試合とはいかずバルサは集中してこの試合を戦わなければいけない。１ｓｔレグのリードがあるとはいえ、今回もビルバオに勝ちにいかなければいけない試合となる。カンプノウでの戦いであり心配はしていないが、国王杯準決勝進出をまずは決めて良い流れでリーガの天王山であるアトレティコ戦へと向かいたいものである。