16/17ICC 8/3 バルセロナVSレスター・シティ 試合前の注目ポイント

インターナショナル・チャンピオンズ・カップ(日本時間8/3水曜日の27時キックオフ)で、レスター・シティ(フレンズ・アレーナ)と対戦する。

レスター・シティ

・チーム状況

レスターは昨シーズンプレミアリーグ王者となり、サッカー界に旋風を巻き起こしたチームとなっている。昨シーズンからの主力選手ではカンテが移籍してしまったが、その他の選手の引き留めには現在成功している。監督には昨季の優勝監督であるクラウディオ・ラニエリ監督が健在で、今シーズンはプレミアリーグだけでなくCLの大会でも注目が集まるチームとなっている。日本人ではFWの岡崎慎司選手が在籍している。このバルサ戦の前日にもレスターは親善試合が入っているようで、謎だが2日で2試合の親善試合を戦うようだ。

 

・システムや戦い方

システムは4-4-2のイングランドによくある中盤はフラットな形である。戦い方は守備では前線からのプレスで始まる、コンパクトな守備陣形でプレスを連続して行うことでプレミアリーグを勝利してきた。強靭なフィジカルと豊富な運動量のプレッシングで対戦相手にプレッシャーをかけ続ける、守備がベースのチームとなっている。アトレティコのようにワンサイドに寄る守備を見せ、同サイドを崩すのがとても難しいチームとなっている。

攻撃ではプレスによって高い位置でボールを奪い、速攻から攻撃するチームとなっている。前線のヴァーディやサイドアタッカーのマフレズが昨季ブレイクし、この2人の活躍もありチームが守備に重点を置いても得点を奪えるチームとなっている。セットプレーも1つの武器であり、体がごつい選手が多くおりセットプレーも脅威となっている。

 

・バルセロナ戦での狙い

来週末の13日にはプレミアリーグが始まることもあり、バルサよりはコンディションも良くしっかり準備してきた感がある。まだこのバルサ戦は親善試合であり、CLで戦うのなら勝ち点や勝利を意識してより守備的に戦うことも考えられるが、自分達の戦いを前面に押し出した戦いを実践してくるだろう。

バルサにボールを持たれるのは計算済みで、自分達のプレッシングがどれだけバルセロナに通用するかはレスターサイドにとってはとても気になる所。ここで上手くいけば大きな自信を得れ、上手くいかなくても足元を見てもう一度気を引き締めてチームはまとまりそうな感じがする。ハードワークがベースなチームだけに、このバルサ戦でもバルセロナ側が嫌に思うほどチーム全体で走ってくるだろう。

 

・レスター・シティの注目選手

26番、マフレズ(25歳/右SH/アルジェリア/推定移籍金4000万ユーロ)

レスターと言えば日本人からしたら岡崎選手だが、一応バルセロナへの移籍も噂されたこのレスターのテクニシャンを注目選手に。個の力での突破は間違いないものがあり、アルバのいないバルサはここが最大警戒すべきポイントと選手に。左足から中にカットインしてファーサイドに巻いたシュートは一級品で、左足の選手が右に位置することから簡単に中に行かして左足でプレーさせたら止めるのは難しい選手となっている。

 

バルセロナ

・予想スタメン

20160803 レスター試合前

8月前からバルセロナで練習していたピケ、マスチェラーノ、ブスケツは試合に出る予定らしい。8月1日に合流した選手はさすがに試合に出ないと予想。マスチェラーノは後半頭からピケに代わって出場と予想。メンバーの予想は難しいが、トップチームの選手でスタメンは構成されるだろう。今回のレスター戦では前回試合に出ていたメンバーは、少し出場時間を伸ばすことになるだろう。

欠場想定選手

シュテーゲン、ブラボ、ベルマーレン、アルバ、イニエスタ、ラキティッチ(コンディション不足)、ユムティティ、ディニェ、アンドレ・ゴメス(合流前)、ラフィーニャ、ネイマール(代表招集中)、ドウグラス、テージョ(戦力外)

 

・この試合での注目ポイント

この試合での注目ポイントはまずレスターのプレッシングをいかにかわせるかである。レスターのプレッシングは相当な威圧感があり、少しタイプは違えどアトレティコと仮想することも出来る。バルサは素早くパスを回さなければいけなく、またサイドチェンジで相手のプレスの効果を少なくすることも求められる。今シーズンもプレスを強めてくる対戦相手は多いと想定しているので、このレスター戦は1つの練習の試合となる。

自分の予想スタメンならSBはビダルとセルジ・ロベルトであり、この2人がいかに攻撃的に高いポジションを取れるかにも注目したい。バルサのSBが高い位置でプレーする時は、間違いなく対戦相手を押し込んだ試合展開となっている。レスターのプレッシングがはまったとしてもレスターが自陣でボールを奪い返しているようではバルサのゴール前に来る回数は限定され、逆にバルセロナはレスターを何が何でも自陣に下げさせてハーフコートマッチのように試合を進めたい。その為に試合開始10分ぐらいでレスターの選手に「今日はプレッシングかけてもボール取れないぞ」と思わせるぐらい、バルサ側がギアを上げて試合に入り速いパス回しに期待したい。コンディションが心配な選手が何人かいるが、この試合含めて3試合で公式戦が始まるのでのんびりとはしていられない。

レスターにプレッシングがあるように、バルサも攻撃から守備に切り替わった時のプレスや囲い込みはチームの生命線となっている。前回の試合ではコンディション面含め求め過ぎてはいけないかなと思って挙げなかったが、コンディションが良さそうな選手が多いのでバルサのプレッシングにも注目したい。前回の試合から見るに相当チームが集中して守っているので心配ないと思うが、このプレッシングをシーズン通して継続させたい。前回は「初戦だったので集中して頑張って守備していました」というオチにはならないでほしい。

最後は自分というよりも試合を見ている一人一人が、この試合では誰かに注目して試合を見るのも良いと思います。自分は下で挙げますが、ビダルとアルダの2人に注目しています。親善試合なのでそこまで結果にこだわる必要もなく、プレシーズン期間ということもありチーム全体ではなく少し選手に集中して見てみるのもありかなと思います。ビダルとアルダには今シーズンバルサで活躍してもらいたいので、期待を込めてとある意味起用に不安が残る選手なので注目選手に。

 

 

・バルセロナの注目選手

MFアルダ

主力選手も合流し出し、そろそろ出場時間が限られる可能性がある。アルダにはアピールするチャンスとなっており、前回のセルティック戦はそれに成功した試合となった。セルティック戦では活躍していたが、この試合で活躍出来ないと継続性がないとも思われかねない。アルダにはこの試合でも目覚ましい活躍を期待し、出来れば得点に絡むプレーが出来れば尚良し。第4のFW探しも上手くいきそうにないバルサなので、こうなったらアルダ含めて中盤の攻撃的な6選手に頑張ってもらいたい。

 

・最後に一言

8月に入ったがバルセロナはまだ親善試合2試合目。正直公式戦までの試合数が全体的に少ない気はするが、もう日程が決まっているので残りの試合を有意義に使いたい。いつもより練習開始した選手を短期間で起用している感じはあるが、それでも結構動けているのでバケーション中もそこまで完全休養という訳ではないのだろう。親善試合だが対戦相手がレスターでプレミア王者のチームであり、油断どころか気合いを入れて挑まなければいけない試合となっている。そしてレスターに負けたくないし、なぜか絶対に勝ちたいという意欲があるのは自分だけか( ̄▽ ̄)

 
 

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