《疑問》PKキッカーはメッシからチェンジすべき！？

コメント欄に疑問点があったので回答します。

「匿名」さんより

「メッシとネイマールって割とPKはずしてませんか？おとなしくスアレスに蹴らせたほうが良さそうなんですけど」

「匿名」さんコメントありがとうございます。次からはニックネームでいいので名前の所を記載して頂けると嬉しいです。

見解・回答

・譲ってもらったPKを外すネイマール

ネイマールがコパのバレンシア戦で蹴って外したPKは、そもそもメッシの役割で間違いない。点差に余裕があったりネイマールだけMSNの中で得点があの状況でなかったので、ネイマールがメッシから譲ってもらってPKを蹴らしてもらったと見て間違いない。

今季のバルサはPKの獲得本数は多いが、中々決めきれていない印象は確かに強い。以前の記事でもそのことには書いたので、下の関連記事内にある「メッシのPKの蹴る方向はバレている！？」を見てください。

今回のネイマールのPKが試合に及ぼす影響がほとんどなかった状況だけに、外した瞬間に「また外したんかい（笑）！！！」と笑いながらツッコミを入れた人も多かったのではないだろうか。

しかも蹴り方が今季の間だけで「ワンステップ→少し助走を取る形→ワンステップ」と蹴るパターンが戻っており、それでドンピシャのタイミングで蹴る方向に相手GKが飛んでおり、読まれた挙句にタイミングもバッチリで反応されていたことが１番の問題点だった。

・PKキッカーはメッシ１択で決めて良い！？

あのネイマールの外した状況ならネイマールが蹴っても良かったかもしれないが、やはりチームとしてPKは基本的に誰が蹴るというのをしっかり決めた方が良いでしょう。今季はメッシやネイマールが止められている感じでスアレスという提案も挙がるでしょうが、やはりここはエースのメッシに任せるのが１番納得する落とし所でしょう。

PKの場合は決めた時よりも外した時の方が話題に取り上げられるもので、その時にメッシなら特にバルサ関係者が文句を言わないのかなと感じます。「メッシが外したら仕方ないでしょ」とバルサファンも納得する人は多いのではないでしょうか。

ネイマールの場合なら結構大事な局面で蹴って外したらメディアからもバルサファンからも叩かれそうですし、スアレスも同様かなと感じます。ここはバルサのエースで１番信頼しているよというメッセージも込めて、メッシのPKキッカーで基本的には誰にも譲らなくても良いのかなと思います。

個人的には意外にイニエスタなんかはスペイン代表でのPK戦で外した所を見たことがないので、キャプテンでもあるイニエスタが蹴ってもメッシもチームメイトも納得する１つの落としどころなのかなと思います。

・セットプレー含めたキッカー選びの今季のバルサの基準

今季のバルサはプレースキッカーに関しては、結構ピッチ上の選手で決めている感じが強いとイメージを受けるのではないでしょうか。直接狙える位置ではメッシ→ネイマールというのが基本的な順番ですが、蹴る位置や１本目のキックの感触ではこの順番通りにいかないことも多々あります。

クロスを上げるFKではピッチの右側ならメッシ、左側ならネイマールと相手GKに向かっていくという、オーソドックスなキッカーで蹴る印象が強い。今季１番変化したのはCKのキッカーがネイマールでほぼ固定されているということでしょう。

右のCKで相手GKから逃げる場合でもネイマールが蹴ることが多く、左サイドから右サイドへわざわざ走って蹴ることが多い。左のCKならネイマールのキッカーは理解しやすいが、意図的にネイマールがCKは蹴るとチームで決めているのでしょう。

昨季はラキティッチがCKを蹴ることも多かった気はしますが、今季のバルサはラキティッチをゴール前でブロックの役割で使うことに決めているのでしょう。ネイマールなら多くの試合に出場しているので、蹴られるボールが一定して中の選手が合わしやすいと言うのもあるかもしれません。

今季のバルサはCKだけはほぼネイマール、その他のプレースキックは状況状況でピッチ上の選手に任せていると言うのがチームの決まりごとの１つなのでしょう。今季はセットプレーからの得点が昨季より少ない印象はありますが、まぁルイス・エンリケが良しとして納得してるなら、外野から見るよりもチームとしてPK含めてキッカーの問題は特にないと思います。