《質問》マスチェラーノとアウベスの後釜は?

コメント欄に質問があったので回答したいと思います。

「ソシオ」さんより

「今回マスチェラーノとアウヴェスが退団しそうなんですがその二人の穴を埋めるのにふさわしい補強は誰だと思いますか?自分的にはマルキーニョスとカンセロ何ですが移籍金かネックになって難しいと思います」

「ソシオ」さんコメントありがとうございます。アウベスは先日バルサに退団の決断をしたというニュースがありましたね。マスチェラーノもユーベ移籍に傾いている報道も多く、最終的には話はまとまってしまうんだろうなーという感じはします。

見解・回答

・まずはバックラインの層を厚くするためにマンUのブリント(26)

今夏のバルセロナは補強禁止処分が明けて2年ぶりにしっかりと夏のマーケットに参加し、そのせいで昨夏とは違った状況になっていますね。昨夏は補強できないこともあって選手を移籍させずに現状維持というのを第一目標としてバルセロナは動いていましたが、今夏のバルセロナはそんな状況も終わり選手の出入りは激しくなるかもしれません。

そんな中で今夏バルセロナで最も出入りが多くなりそうなポジションがCBになるでしょう。マスチェラーノの退団騒動に続きバルトラも移籍を決断しているらしく、ベルマーレン付近も試合に出れていないのでどうなんでしょうと言う感じはしますね。

バルサのCBで来季も確実に残留していそうなのはピケとマテューの2人ぐらいでしょうか。SBを考えてもアルバは残留確実として、ビダルも間違いなく残留だとは思いますがミラノ方面のオファーの話もありますし少し心配。アドリアーノとドウグラスは放出で間違いないでしょうし、来季のバックラインのバックアッパーがほとんどいないと言うのがバルセロナの現状の問題でしょう。

そこでマンUの新監督モウリーニョ氏の構想から外れると推測されるブリントがバルセロナ移籍かという報道がありましたね。移籍金も1800万ユーロほどと最近の移籍金が高騰する市場としてはお手頃価格ですし、左利きでCBだけでなくSBが出来ることもあり左SBのアルバのバックアッパーとして確保はしておきたいですね。

CBでの起用は良いのだけれどもマテューの左SBはさすがに厳しい所があるので、ブリントが加入することで左SBのアルバのバックアッパー問題はこれで解決でしょう。CB起用も視野に入れてブリント獲得は考慮出来、バックラインの層を厚くする為にもブリント獲得はバルセロナは即決すべき判断となりそうです。

 

・マスチェラーノが移籍するならCBはマルキーニョス(22)で決まり!?

ここからが質問の本題と言った感じで、まずはマスチェラーノの後釜を考えたいと思います。「ソシオ」さんが言う通りパリのマルキーニョス獲得に向けてバルセロナは突っ走って良いでしょう。

以前のどこかの記事内でマルキーニョスがパリでCBのレギュラーでないことで退団をほのめかしたことによって獲得はしない方が良いと書きましたが、マスチェラーノが移籍するのならマルキーニョスをCBのスタメンの選手として獲得して良いと思います。

エンリケバルサでは不動のピケとマスチェラーノのCBコンビでしたが、マスチェラーノがいなくなるならここにマルキーニョスを入れて良いと思います。まだ22歳と若く将来のセレソンでもCBの中心選手になるでしょうし、ここから10年近くバルセロナのCB問題を安泰にしてくれる選手でしょう。

CBの若手選手獲得にはラポルトやストーンズも噂されていましたが、バルセロナにとってはマルキーニョスが1番獲得出来そうという部分もあります。ラポルトはペップシティが獲得しそうですし、ストーンズも国内のクラブ間で移籍をまずするでしょう。

移籍金の額ではプレミア方面のチームと競争したらバルセロナは勝てないでしょうが、マルキーニョスに関しては移籍するならバルセロナ移籍を希望しているという報道もあり、現段階では他のクラブよりも獲得レースで有利と見ることが出来ます。

ホセ・ヒメーネスを個人的には獲得して欲しかったですが、この選手も5000万ユーロ以上の移籍金がかかりそうなのでバルセロナは撤退するしかありませんね。

マルキーニョス獲得にバルセロナは4000万ユーロのオファーをパリにしたとも言われており、最終的に5000万ユーロぐらいでマルキーニョス獲得が出来るとは見ています。CBにしては高いお値段で出しすぎとも思えそうですが、即戦力+若手選手なら現在のマーケットではこれぐらい出すしかないと腹をくくらないといけないでしょう。

 

・アウベスの抜けた右SBは補強なしのセルジ・ロベルトで

次にアウベスの抜けた所ですが、カンセロ(バレンシア)とは「ソシオ」さんがよくリーガの試合を見ている感じがしますね。今シーズンにバルサはバレンシアと4度戦いましたが、カンセロが出場していたのは国王杯の1stレグにフル出場、リーガ第33節ではラスト15分間ぐらいの出場だけでしたね。正直カンセロと言われて自分は一瞬「誰!?」と思いました(>_<)

カンセロ(22)はポルトガルの選手ですがユーロ2016には登録メンバーから外れているようですね。ボールタッチが柔らかくパスをつなぐのも上手い感じがあり、バレンシアではSBだけでなく中盤のサイドハーフとしても起用されている感じですかね。

カンセロの移籍金としては1500万ユーロでバレンシアが獲得したこともあり、バルサが獲得するなら2500万ユーロぐらいのオファーになるのでしょうか。もしかしたもう少し高いのかもしれませんね。

「ソシオ」さんがおっしゃる通り、カンセロ獲得には移籍金の高さはネックになると思います。カンセロ自身もありますがバルセロナが今夏に獲得する予算的にマルキーニョス(5000万ユーロ)、ブリント(1800万ユーロ)、デニス・スアレス(300万ユーロ)、FWのバックアッパー(2000万ユーロ)と想定したらバルサのお財布は底をつく感じだと思います。バルサの放出選手次第ではありますが、放出したらしたでそのポジションの補強に動くと思うので右SBまでお金が回るかは微妙な所だと思います。

アウベスの退団を想定して獲得したビダルがもう少し今シーズン活躍していれば良かったのですが、少し物足りない所ではありましたね。こうなれば最後はバルサの在籍選手の中で右SBに選手をもってくることしかなく、今シーズンにSBとして多くの試合を戦ったセルジ・ロベルトをファーストチョイスとして来期は戦っていけば良いと思います。

セルジ・ロベルトには悪いですけど個人的には12番手ぐらいの選手で、スタメンの選手をローテーションする為にいろいろなポジションにその都度入って、多くの試合に出場してくれるのがバルセロナにとっては来季の理想的な形かなと思っていましたが、右SBのスタメンとして起用するしかないと思います。

セルジ・ロベルトを右SBのスタメンで起用し続けるとブスケツや中盤のバックアッパー的にギリギリな感じが出てくるので、セルジ・ロベルトがチームのジョーカー的な存在でなくなるのが個人的には残念です。

バルセロナのお財布事情、そして戦力的にもダウンが予想されないセルジ・ロベルトを右SBで起用するのが現実問題も含めた解決策にはなると思います。ベジェリンも補強候補に挙がっていますが4000万ユーロという大金は今夏に用意できないので、右SBの補強は今季のビダルの活躍次第で来年の夏に動くのが良いのかなと思います。

ビダルが来季はバルサにフィットして活躍する可能性はまだ十分考えられますし、マルキーニョスを獲得していたら右SBにマルキーニョスというのも時には面白い起用かもしれませんね。マルキーニョスの攻撃参加自分は見ていて結構好きです( ̄▽ ̄)

 
 

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