《質問》メッシのPKの蹴る方向はバレている?

コメント欄に質問があったので回答します。

15/16リーガ第20節 1/17 バルセロナVSA・ビルバオ 試合評価に対して

「イル」さんより

「メッシのPKのシーンですが、メッシが蹴る前にビルバオのウィリアムズが蹴るであろう方向を指差していて、しかも見事にあてています!これはメッシのフォームやクセなどがばれているのどしょうか?そして、そうだとすると、これがメッシのPKの失敗が増えている一因なのではないでしょうか?」

「イル」さんコメントありがとうございます。確かにメッシのPK成功率はここ最近問題視されており、解決しておきたい問題ですね。

見解・回答

・最近のメッシのPKの蹴る方向は向かって右でバレている!?

まずウィリアムズがメッシのPKの蹴る方向を手でGKに教えている感じはありますが、メッシが助走の位置で止まっていて動く前からすでに手を出しているので、蹴るフォームではバレているということではないでしょう。

助走の取る角度や止まっているときの顔の向きや体に出る癖で分かっているとしたらそれは困りますが、メンタリストのDAIGOさんのような少しの変化を見抜く力がなければ無理でしょう。

自分が見抜けていないだけかもしれませんが、メッシのPKの蹴る方向を示唆するクセはないと思っています。もし俺は気付いているぞと言う人がいたら、コメント欄に載せてくれたらとてもありがたいです。その情報が敵チームに渡るほどこのブログは広まってませんので、ご安心を( ̄▽ ̄)

ただしバルサファンでバルセロナの試合を毎試合見ている人なら、メッシのPKのキックはここ近年向かって右にほぼ蹴るということは知っている情報だと思います。ウィリアムズはバルサの試合を見ていて、メッシが右に蹴ることを知っていたのでGKに教えていたのではないでしょうか。ビルバオのコーチ陣がGKにメッシのPKの蹴る方向はあらかじめ情報として伝えていたとは思いますが。

 

・メッシのPKの蹴る癖と歴史(自分の考察)

この質問があったのでメッシのPKのシーンをある程度見返してみました。YouTubeで「messi pk」で検索すると成功パターンと失敗パターンの2つが大きくありました。動画を載せようと思いましたが、制限みたいなのがあったので載せていません。

まず若い頃(10代~20代になるぐらい)のメッシのPKの蹴り方は、GKの動きを最後まで見ながらコースをしっかり狙った蹴り方をしていました。この時は蹴る回数も少なかったですが、あまりゴール決定率は良くない感じですかね。GKに完全に読まれるシーンが何度かあり、シュートに勢いもないので読まれたらまずセーブされている感じが強いキックでした。

そこからメッシは蹴り方を少し変更して、PKの蹴る助走時に右サイドに1回顔を向ける仕草を意図的に取り入れてキックをしていました。この時はまだGKの動きを見ながら蹴る時もありましたが、あらかじめコースを決めて蹴っている印象が強かったです。また、この時は最近の向かって右だけでなく左にも蹴り分けていましたが、左に蹴った時に枠を捉えないシュートがメッシにしては目立っていました

そしてここ近年では、左に蹴る場合は枠から外れる可能性もあると思ったのか、メッシ自身に大きな自信があると思われる右サイドに強烈なシュートを蹴り込むことが多くなっている印象を受けます。右に強くシュートを蹴った場合はGKにセーブされても、ボールがメッシの前にこぼれることも多く、メッシの中ては右である程度読まれてもGKの届かないコースと速さで強く蹴ることに今は決めているのかなと思います。

助走の角度や足の運びであらかじめコースが分かるとは思えず、最後の軸足の付き方である程度コースは読めるとしても、ウィリアムズの指示を出したタイミングではただの山勘が当たっただけだと思います。

 

・メッシのPK失敗は痛くない!?

メッシのPKの成功率は最近下がっている気はしますが、そのPKで負けてもバルサファンはそこまで文句を言わないでしょう。PKが決まらない時期もあると思うし、ストライカーが得点を決めれない数試合があるように、外れた時は「外したか(>_<)」と思うぐらいで良いと思います。

メッシのPK失敗が一番痛かった試合で思い出すのは、ペップが指揮する最終年の11/12シーズンのCL準決勝チェルシー戦の2ndレグの試合で失敗したシーンではないでしょうか。

あの時はアウェイゴールの差でトータルスコアが2対2ながらバルサが不利な状況であり、10人のチェルシーを攻めるもチャンスは少なくこのPKを決めたら後はパスを回しながら時間を使い、決勝進出は間違いなかったようにも思えたシチュエーションだったと思います。メッシのPKはクロスバーを叩きゴールにならず、最後にトーレスのカウンターでバルサがチェルシーに完全に屈した結果となりました。

その日はバルサファンがCL敗退に大きなショックを受けた日だったと思いますが、次のカンプノウの試合では全力でプレーしていた選手達にカンプノウに詰めかけたファンから拍手で迎えられたはずです。誰もメッシの失敗を大きく捉えていなかったと思います。

 

・試合内容が良ければそれだけで自分は満足

ここからはとても持論が強いです。PKという決定機で得点を奪えないのは痛いですが、試合の中では起こることとして消化して、どれだけ選手達が全力でプレーして内容の良い試合をする方が重要だと思います。サッカーは90分通したスコアで見るものなので、1プレーや1つの判定が試合の結果を左右したとは思ってほしくないですね。

ルイス・エンリケがよく「私はピッチ上の事にしか興味がない」と発言したり、ペップも「良い試合をすることが何よりも重要だ」的な発言をするように、内容の良い試合をすることがバルセロナは何よりも注意を払わないといけないと自分も思います。

「内容の良い試合をしても勝てなければ意味がない」とかいう結果論を言う奴もいますが、内容の良い試合をすれば自ずと勝てる確率が高いということを分かっていないだけです。シーズンで全試合勝てるチームは普通に考えたら存在せず、メッシのPKで勝てない試合もこの先あるかもしれないけど、試合内容が良ければそれで良いのかなと思います。

現在は試合内容も良く選手の試合に対する姿勢も良いので、無敗記録も止まる時は止まるでしょうぐらいで楽観視して良い時期だと思います。

 
 

2 Responses to “《質問》メッシのPKの蹴る方向はバレている?”

  1. ソシオ より:

    最近ユーベのディバラの勢いが凄いですが来夏に獲得する可能性はあると思いますか?

  2. Varça より:

    はじめてのコメント投稿です。
    自分も似た意見です、レオはPKを失敗することが多いとは思います(^^;;
    ですが、出場したほぼ全ての試合でPKで挙げる1点以上の活躍をしてくれてるのでシーズンに数度外すPKを悲観する必要はないと考えています。
    あまりにPKばかりだと白組のエースさんみたいに馬鹿にされますし…笑

    毎度拝見させていただいております、これからもお身体に気をつけて更新頑張ってください(^^)

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