《質問》ユベントスのディバラ獲得の可能性は?

コメント欄に質問があったので回答します。

「ソシオ」さんより

「最近ユーベのディバラの勢いが凄いですが来夏に獲得する可能性はあると思いますか?」

「ソシオ」さんコメントありがとうございます。白組の補強禁止処分もあり、次の夏にバルセロナが大きく動くとも言われていますね。ディバラも確かその候補の1人で挙がっていましたね。

見解・回答

・昨夏ディバラ獲得を見送ったフロントの判断は正解

このテーマはあんまり質問と関係ないです<(_ _)>。ディバラと言えば昨夏の市場マーケットの若手のFWの注目株の1人であり、パレルモでの大活躍もありビッグクラブが結構競合してユベントスに移籍が決まった選手だったはず。移籍金は4000万ユーロとも言われている。

バルサも一応獲得候補に名前は挙がっていたが、ほとんど獲得する雰囲気は見せずに獲得を見送った選手だった。ディバラ自身がバルセロナに逆ラブコールを送っており、「もしバルセロナからオファーが来たら地中海を泳いでバルセロナに行く」と発言するほどのバルサファンの1人だったはず。

自分の中では昨夏にディバラ獲得が個人的に希望ではあったが、選手の動向やバルセロナの財政事情もあり獲得を見送ったのは正しい判断だったと今なら思えてしまう。

昨夏のバルサのターゲットは去就が分からない(出ていきそう)アウベスの右SB、シャビが退団したことで中盤の選手であり、前線の選手ではなかった。ペドロが6月にクラブと契約延長したことで最後はチームに残ると予想していた分、ペドロとムニルとサンドロがいる前線には補強の必要性は特になかった。

また2年前の夏にはバルセロナは1年間の補強禁止処分もあり多くの選手を獲得したことで、財源的には多くの費用を使っていた。獲得した選手はブラボ、シュテーゲン、ベルマーレン、マテュー、ドウグラス、ラキティッチ、ラフィーニャ、スアレス。

今季の前の夏にはビダルとアルダというピンポイントの補強を行い、それなりに資金も使ったのでディバラを獲得したら、財政的にパンクをしていたのは間違いないだろう。今期は現状でもギリギリの状態っぽいですし。

 

・来夏にディバラ獲得はないと予想(95%でない)

ここからが本題で、現状のメンバーだとバルセロナの前線にはやはり補強が必要で、今季(特に前半戦)もMSNが1人でも欠けた場合はメンバーのやりくりが難しく、前半戦はメッシの離脱ぐらいだったのでギリギリ乗り切れた。

今の冬のマーケットにルイス・エンリケは教え子の1人であるノリート獲得を強く希望しているらしく、この希望通りノリートはバルサに復帰して来季は前線の補強の必要性がなくなるのかなと思っているので、ディバラ獲得の可能性はとても低いと思います。

また、ノリートがもしこの冬でバルサに復帰しなくともディバラ獲得はまずないと思います。デニス・スアレスのこの冬か次の夏でのバルサへの復帰もささやかれ、ビダルやアルダも前線でプレー可能であればディバラという高額な選手を獲得する必要性はないでしょう。カンテラ選手の出戻り(デニス・スアレス、ハリロビッチ、デウロフェウなど)の方が、財政的にもバルサファン的にも良い落とし所な感じがします。

昨夏ではディバラは4000万ユーロぐらいの市場価値でしたが、ユベントスに所属して大暴れをしていることも考えれば、倍近い8000万ユーロぐらいのオファーが必要でしょう。ユベントスが若きエースを放出する予定もないと思いますし、交渉自体させてくれない可能性もあります。

バルセロナもベンチになるであろう選手に高額なオファーも考えていないでしょうし、バルセロナの選手状況や財政状況、ユベントスが放出を全く考えていないことも踏まえればユベントスでこれから長くプレーする選手だと思います。

ディバラを次の夏で本当に獲得するのであれば、MSN解体しか手はないとも思います。MSNの誰かが資金の為か何かの要因で移籍すれば、ディバラ獲得に本腰を入れる可能性はあると思います。現状MSN維持がほぼベストな判断でしょう。

ディバラは個人的にも好きな選手であり、選手の質や年齢を考えればほしい選手ですが、リアル問題として獲得不可能な選手だと思います。ディバラ自身がバルサファンでバルセロナでプレーを見てみたい選手ですが、ユベントスのようなビッグクラブへ移籍すれば、その次の移籍は簡単には決まらないという覚悟は持っていたでしょう。ユベントスでも良いプレーをしていますし、今はチームの勝利と自身のキャリアアップだけを考えているでしょう。

 

・ビッグネーム獲得は1年に1人だけ!?

最近では夏の市場のバルサのターゲットとしてストーンズ(エヴァートン)、ヴェラッティ(PSG)、ポグバとディバラ(ユベントス)などが挙げられていますが、基本的には叶わぬ夢ぐらいに思っておくのが良いでしょう。

この4人を全員獲得したら3億ユーロ以上はかかる感じであり、数年がかりでもバルサに上記の全員が来ることはないでしょう。ただし、1年に1人ぐらいなら現実問題として可能だとは思います。

夏にはこの中で誰かが加入する可能性は十分あり、それを誰にするかが最大のテーマなのかなと思います。正直、ノリート加入があるならばバルサの補強ポジションは若手のCB、左SBのアルバのバックアッパーだけで十分な気はします。

その中で該当するのはエヴァートンに所属するストーンズですし、現所属クラブからステップアップも考えれば、選手自身も移籍を決断するのは次の夏なのかなと思います。CBならマルキーニョス(PSG)、ラポルト(ビルバオ)、ホセ・ヒメーネス(アトレティコ)なんかもリストに入れても良いのかなと感じます。

バルセロナは今年の夏はCBにある程度の大金を注ぎ込み、将来的な投資と考えてもビッグネーム獲得はCBの誰かで良いのかなと思います。ヴェラッティ、ポグバ、ディバラなどバルサでプレーすれば楽しみな選手達ですが、現バルセロナの選手層も考えれば獲得する必要性はほとんどない選手達な気がします。

 
 

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