《質問》ブスケツの控えとして誰がピボーテをやる?
コメント欄に質問があったので回答したいと思います。
『ブスケツの控えとして誰がピボーテをやるのがいいと思いますか?
ロベルト、ゴメス、ラキティッチ、ラフィーニャなどいろいろ声があるので…』
貴重なコメントありがとうございます。
コメント欄は記事の下にあります。質問や疑問点だけでなく思ったことなど何でも書いて頂けるとありがたいです。
■ 目次
見解・回答
1で「現状のメンバーからの適任者」
2で「その他の中盤の選手のピボーテの可能性」
3で「特徴的に本当はプレーしてほしい選手」と書いています。
システムは4-1-2-3で考えて書いています。
1、ラキティッチ≧セルジ・ロベルト
ブスケツの代わりにピボーテを誰がやるかですが、現状ラキティッチが一番適任者と考えています。
また、ラキティッチと同じくらい信頼して任せれそうな選手はセルジ・ロベルトだと考えています。
まずバルセロナのピボーテに求められる能力として、パスの展開力は絶対に欲しいところです。
昨シーズンのように相手が高い位置からプレスをかけてきた場合、ダイレクトや素早いツータッチのパスでかわせるパスの展開力は最低限必要だと思います。
これには状況判断含めテクニックも求められ、さらに言えばショートパスだけでなくロングパスの技術もあればなお良しです。
後は適切なポジショニングや最終ラインのカバーリング、自分達のゴール前での守備を助けるなど守備能力も求められます。ピボーテに求める細かい能力を挙げるときりがなくなりますのでこれ以上は割愛します。
現在のバルセロナのピボーテに求められる最大の能力はパスを上手く回せる展開力であって、それを満たしていて、なおかつ守備面でも貢献度が高い選手と言えばラキティッチだと思います。
セルジ・ロベルトもラキティッチと同等、いやそれ以上にプレーすることができるかもしれないと考えていますが、今期のセルジ・ロベルトは右CHでプレーするべきだと考えているのでラキティッチを選びました。
ブスケツが怪我なので不在ならピボーテはラキティッチに任せ、ビルドアップや守備時に問題があれば、セルジ・ロベルトが右CHの位置から少し下がってサポートする形で乗り切ってくれればと考えています。
ここまでサッカー選手としての能力の面だけを書いてきましたが、ピボーテはバルセロナの心臓とも呼べるポジションなので、信頼度の高い選手を配置しておきたいですね。
そういう意味からもラキティッチorセルジ・ロベルトのどちらかがいいと思います。
怪我さえなければブスケツが8~9割の試合はスタメンでいいと思っているので、ブスケツが起用出来ない状況ならこの2人のどちらかに任せてほしいところです。
ブスケツは勝利がほぼ確定した試合途中でベンチに下がり、出場時間をコントロールすればいいと思っているので、対戦相手が相当格下で余裕の試合と思わない限り、スタメン起用でフル稼働に近い状態で頑張ってほしいと思っています。怪我もほぼしないブスケツなので、すこしムリさせておきましょ^ ^
2、パスの展開力、守備力どちらかが不足しているように思える選手達
ここからは他の中盤選手のピボーテの可能性について書いています。ここで書いているのはマスチェラーノ、ラフィーニャ、イニエスタ、デニス・スアレスです。アルダはFW扱いで除外しています。
まずマスチェラーノからで、スタメンでの起用はパスの展開力からして少し厳しいのかなと感じていますが、試合途中でブスケツをベンチに下げる時にはピボーテでプレーしても大丈夫な選手だと思います。
ピボーテの守備面でマスチェラーノに言うことは特になく、勝利がほぼ決まった試合なら恐らく対戦相手を押し込んでバルサがパスを回している展開のはずで、マスチェラーノでも問題ないでしょう。
次はラフィーニャで、ラフィーニャのピボーテの可能性を今まで一度も考えたことはありませんでしたが、意外にプレーしてみればできそうというイメージはします。
ラフィーニャはCHやWGなど高い位置でプレーできるのが強みなので、選手の特徴を考えた時に高い位置での起用が合っているとは思いますが、一度くらいは試してみても面白いのかなとは思います。信頼度的にラキティッチとセルジ・ロベルトより少し劣る感じですかね。
次はイニエスタで、パスの展開力は文句なしですが、守備面で少し心配です。プレスなど相手陣地での守備ならイニエスタのピボーテでもいいと思いますが、自陣の守備になると守備力が弱いと感じます。
バルサがブスケツ不在で、ビルドアップだけのことを考えた場合はイニエスタという起用はなくはないと思いますが、そういう場合ならやはりラキティッチかセルジ・ロベルトにピボーテを任して、イニエスタは左CHでピボーテをサポートする形でいいと思います。
次はデニス・スアレスで、ラフィーニャ同様高い位置でプレーできるのがデニスの強みですね。パスの展開力では少し物足りず、守備面では結構厳しいと思います。
デニスのピボーテ起用は現状ほぼなしと考えています。ドリブルやフリーランニングや狭いエリアでのプレーを得意としているので、やはり高い位置での起用が活きる選手ですね。
3、長短のパスを送れるアンドレス・ゴメスにピボーテをしてほしい
ここでは選手の特徴的にプレーしてほしい選手を書きます。その選手はここまでで名前が出ていないアンドレ・ゴメスです。ここではアンドレ・ゴメスの適正ポジションについても書いています。
ゴメスの両足による長短のパスを送れるパス能力、守備への意識含めたチームへの献身性、長身で体のサイズもあることを考えれば、ゴメスにピボーテを任せてほしいと思っています。
しかし現状のゴメスがピボーテでプレーすることをイメージしてみると、厳しいというのが本音です。
パスの展開力では視野の確保からくる状況判断がそこまで高くなく、適正な状況判断で良いプレーをするのは難しいでしょう。
守備においても対人の守備で不安で、ピボーテでプレーするとポジショニングが少し後ろ+パスの出所へのプレスでも遅れがちなんてこともあります。
これらの面が改善されればアンドレ・ゴメスにピボーテを任してほしいと思っています。
最後にアンドレ・ゴメスのバルセロナでの適正ポジションで、現状アンドレ・ゴメスはどこかひとつここというポジションがない印象を受けます。
ゴメスは中盤ならどこでもプレー出来て、WGのような高い位置でもそれなりにプレー出来るポリバレント性の高い選手なのですが、現状の能力では適正ポジションがここと言えないですね。
昨シーズンの終盤は高い位置で良いプレーを見せましたが、まだ確証は持てない印象を受けます。
今シーズンはアンドレ・ゴメスの成長した姿に期待で、さらなる成長に期待したいところです。
今シーズン中にはバルベルデバルサでの適正ポジションというのも決まってくる可能性は高いとは思っています。
ポテンシャルが高い選手だけにチームに上手くはまれば、チームの勝利に大きく貢献してくれる選手になるとは思っているのですが、現状出口からは少しの光しかない印象ですね。
今のスカッドはテクニックは文句なしなんですが、
守備面では融通が利かないですね。
特に4231の2をやれる選手がいないと思います。
だからパウリーニョとかを狙ってるんでしょうけど。
昨夏に加入した選手はバルサでの2年目に入っていくわけですが、1年目を終えた評価や課題、そして 2年目にどのようなプレーを望みますか?
ピボーテでプレイするセルジ・ロベルトも魅力的で見たいですが、彼はボールを前に運ぶ能力が高いですから、ご指摘の通り一つ前のポジションが適任なのかもしれないですね。
アンドレ・ゴメスの中盤における適性ポジションを新監督が見出だしてくれれば一番ですが、中盤の展開・構成力を高める選手を一人は獲得して欲しいです。右SBのセメドのときのように、「いつの間に、そんな若手の有望株の獲得をまとめていたなんて!」といった嬉しい驚きが中盤の選手でもあると良いのですが。