《質問》マルロンを使ってみては?と、今夏SBの補強は強化部がミスった?

コメント欄に質問があったので回答したいと思います。

「モンブラン」さんより

「そろそろマルロンはどうでしょうか?ビダルとマスチェラーノがこのまま不安定なようなら、右SBの2番手と右CBの2番手に。ビダルが悪いというより、本職の右SBの選手を4人とも放出してしまった強化部のミスではないでしょうか?

ユムティティが左SBもできるので、ディニュではなく両サイドできるデ・シリオあたりの方がチームバランスはよかったのではないかと思うのですがどうでしょうか?

シーズン前から左SBができる選手が4人、右SBが2人(しかもどちらも本職ではない)であれ?とは思っていましたが…。」

「モンブラン」さんコメントありがとうございます。

見解・回答

・マルロン起用はまだ早い、来季からが現実!?

まずマルロン起用の質問ですが、さすがにマスチェラーノとビダルの見切りに対しては早すぎる気がします。ビダルに関しては自分も相当悲観的に見ていますが、まだ9月で冬の市場まで3か月以上ありますし選手が気持ちを入れ替えればまだまだいけるでしょう。

マスチェラーノに関しては現在元気がなく不調といった感じですが、前半戦の間で立ち直してくるのは間違いないでしょう。今はマスチェラーノには悪い時期ですが、プレー面でめちゃくちゃ悪くてどうにもならないという状況でもないので心配はいらないでしょう。

マルロンに対してプレシーズンのプレーを見てバルサファンの期待が大きいのも分かりますが、さすがにトップチームの選手(CB)が怪我人もいない状況でトップチームの試合に出すには早過ぎだと思います。ピケとユムティティを除いたマスチェラーノもマテューもまだまだバルサの戦力の1人で、バルサBの選手を出場させる判断はこの2人を腐らしかねません。

まだシーズンが始まって数試合しか戦っていないので、選手が多少不調でも他の選手がカバーしてコンディション調整さして戦っていけば十分でしょう。まだ焦ったりチームに悲観的になったりするには早過ぎで、ルイス・エンリケが新システムを試したように可能性を模索しながらの戦いなど期待感高めぐらいの気持ちでないと( ̄▽ ̄)

そしてマルロンの右SB起用ですが、これはルイス・エンリケが監督である以上ほぼないと断言してよいでしょう。ルイス・エンリケがSBに求める能力は、守備面はもちろんですが攻撃面の要素は大きいです。現在のバルサのSBであるセルジ・ロベルト、ビダル、アルバ、ディニュに共通しているのは、相手陣地でも効果的な攻撃が出来る選手です。

昨季はベルマーレンは全くSB起用されなかったこともあり、パスをつなぐだけのSBは求めていないということで間違いないです。パス&ムーブで攻撃でき、相手のSBの裏を取れるランニングがあり、相手陣地でも細かいボールタッチをして攻撃できる選手をルイス・エンリケはSBに求めており、マルロンがそこまで攻撃力がある選手には見えませんでしたね。

マルロンが将来的にバルサのトップチームでプレーしてくれることには期待していますが、今シーズンはほぼバルサBでのプレーで良いと思います。怪我人が出た時、国王杯の下部カテゴリーの試合時以外はバルサBでルイス・エンリケもプレーさせていくと思います。

しかしルイス・エンリケはマルロンを結構気に入っているという情報もあり、トップチーム昇格は来季からと見ているのかもしれません。マテューが来季もバルサにいるかは微妙で、マテューの代わりにマルロンをトップチーム昇格というのが現実的なトップチーム合流時期だと思います。

最近では今冬にマルキーニョス獲得にバルサが動くとか出ていますが、金銭的に捻出できるのかと長期の怪我人が出たりしない限りまず動かないと思います。マスチェラーノはすぐ復活して今シーズンのバルサのCBの層はそこまで問題にならないはず。

 

・両SB出来る選手の獲得は特別で、基本は右か左のSBのスペシャリストの獲得になる

次にSBの今夏の補強の話ですが、上記のSBの話からルイス・エンリケはユムティティをSBで起用する気はほとんどないと思います。ユムティティはあくまで左CBの選手で、怪我人や試合途中で交代枠をそこに使いたくない時以外は左SBで起用しないでしょう。

そうなれば左SBのディニュの獲得は正解の補強だったと思います。ディニュもなかなかバルサで良いプレーをして活躍していますし、左SBの問題は完全に解決したと思っています。後はアルバに筋肉系の怪我が出ないことを祈る<(_ _)>

今夏のバルサの補強リストにも挙がったデ・シリオですが、最終的にバルサが獲得できる可能性はほとんどなかったので期待感は少なかったですね。まずミランユース出身のデ・シリオが移籍するかが微妙で、その次に移籍するとしてもイタリア国内のユベントス辺りに移籍していたでしょう。バルサを移籍先に選ぶとは思っていなかったです。

確かにデ・シリオがバルサに来ていれば両SB出来てSBの選手層的には嬉しかったのですが、他に両SBが出来て獲得出来そうなバルサレベルの選手がいたとも思えないので、両SB出来る選手は特別な選手だと思っていた方が良いですね。

確かにこれまでのバルサには両SBが出来た選手が多かったですね。アドリアーノは両SB出来ましたし、プジョルも一応両SB出来たし、ライツィハーも両SBやっていたはず。

両SB出来てレベルの高い選手がいれば獲得に動くのは良いのですが、基本的には右SBや左SBのスペシャリストの獲得で十分だと思います。本職(1つ)のポジションでまずは活躍する選手を、ピンポイントで補強するのが一番良い補強だと思います。

 

・強化部はテクニカルスタッフと相談して完璧な陣容になった(はず)

最後にSBの補強になりますが左SBの選手では元々アルバとディニュの2人と考え、SB起用ではマテューとユムティティはオマケ程度にしか考えていなかったでしょう。右SBはセルジ・ロベルトを完全に右SBにコンバートして考え、2番手はビダルの2人体制でシーズンを戦っていけるともくろんでいたはずです。

どちらのSBも2人体制でシーズンに向けて準備しており、他のポジションも中盤のアンカーのブスケツの控え以外はしっかり2人体制のほぼ完璧な補強だったと思います。右SBの2人は本職ではないですがセルジ・ロベルトはある程度昨季の活躍で計算できる予定で、ビダルは今シーズンのアルダのように復活して活躍してくれるはずというのがテクニカル陣営の考えだったはずです。

だからテクニカル陣営はバルサファンが心配しているのとは真逆で、ディニュを獲得した後はSBの選手層は完璧で補強するポイントではなくなったはずです。ビダルがまさかとも言えるほどこのシーズン序盤でほとんど良い活躍を見せないのは予想外で、気持ちを切り替えて新シーズンに挑んで活躍する予定だったはず。

SBの補強で言うと強化部のミスというより、テクニカル陣営のビダルへの見立てが甘かったという方が正しいでしょう。でも自分もビダルが活躍してくれると思っていたし、昨夏わざわざビダルを補強したのは右WGで起用する為ではなく右SBで起用する為だったので、この考えは間違った判断だったと言えるレベルではないと思います。

現状右SBはセルジ・ロベルト1人の感じがしており、ビダルを立て続けに招集外にしているのもそれを表しているでしょう。右SBを冬の市場で獲得するのは悪くない判断だと思いますが、今夏に結構お金を使っていますし今シーズンは現状のメンバーで乗り切ってほしい所ですね。

その為にも自分はラキティッチを右SBで起用出来ると思っているのですが、ルイス・エンリケは起用しないですね。中盤はアンドレ・ゴメスやデニス・スアレスやラフィーニャもいるので、セルジ・ロベルトの怪我に備えてビダルを完全に見切った時にはラキティッチを試すべきだと思います。

マスチェラーノは攻撃面で厳しいですし、デニス・スアレスを右SBで起用すると守備面で結構心配かなと思います。選手としての経験値もあって右サイドのカバーリングもしてプレーエリアがそこまで変わるわけではないので、ラキティッチの右SB起用を試してほしい所ですね。

ビダルが復活すれば1番ですが、そこまで楽観的には考えられない問題ですね。シーズンに入って問題は色々出てくるものなので、そこをいかにカバー出来るかもルイス・エンリケの手腕なので、右SBに対してどういう起用を試してくるのかは見物でしょう。もしかしたらレガネス戦の3-4-3もセルジ・ロベルトを休ませる時のシステム起用だったのかもと思えなくも・・・・・それは多分ないです( ̄▽ ̄)

 
 

1 Responses to “《質問》マルロンを使ってみては?と、今夏SBの補強は強化部がミスった?”

  1. レト より:

    ラキティッチは現時点でメッシよりも出場時間が長いぐらいなので
    他の選手を休ませるためにSB起用するのはちょっと考えにくいです。
    ラフィーニャを使うか、Bからニリを昇格させるほうがまだ可能性があるのでは。

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