《質問》ルイス・エンリケは契約延長するか?、もしも延長しない場合の後任監督は?

コメント欄に質問があったので回答したいと思います。

「K」さんより

「ルイス エンリケの去就はどうなると思いますか?2017年の夏に契約は切れることになってますが契約延長するでしょうか?

今シーズン初めての記者会見でその質問が記者から出ましたがいつも通りスルーされてました( ̄▽ ̄)。もし延長しなかったら後任は誰になるでしょうか? やっぱりコクーとかですかね(・ω・)ノ

自分は高校の時、ティト時代から本格的にバルサの試合を見始めたので複数年バルサの監督をしてる人を見るのはエンリケが初めてなんですよね( ̄▽ ̄)」

「K」さんコメントありがとうございます。

見解・回答

・ルイス・エンリケが契約延長しても・・・

まずルイス・エンリケの契約延長というか去就問題ですが、2017年の今シーズンいっぱいで終わりますが契約延長するとみています。ルイス・エンリケは記者の質問に本心で語るというよりも言葉を選んでにごして表現することが多く、記者の人にとってはもう少しはっきりとした答えが欲しい所かもしれませんね。

今シーズン初めの記者会見でも自分の去就に対して様々な可能性があるということで明言することはありませんでしたが、本心でもバルセロナの監督を継続するかを本当に考えていないと思います。まずは今シーズン良いサッカーをして勝つことだけを考えており、しっかりとしたサッカーをしなければ自分が契約延長するかを選べない可能性も出てきますからね。最悪結果が悪くなれば解任もあるのがプロサッカーの厳しさ。

今シーズンが上手くいってルイス・エンリケ自身がバルセロナと契約延長できるのならば、1年契約で延長すると思っています。理由には2つあり、1つ目は心身ともに厳しくなるから。2つ目は自分のバルセロナでのサイクルが終わりと感じ始めるから。

1つ目の心身ともに厳しくなる点では、バルセロナの監督は心身ともに大きく削られるものであり、ペップもバルセロナの監督を終えた後は家族の時間を大事にする意味も含めて、1年間休息したことからも実際に体験しないと分からない大変さがあると思います。

2つ目の自分のサイクルの終わりですが、やはり現在のサッカー界では監督とクラブにある程度のサイクルがあり、それは数年単位で上下するものだと思います。最近のバルセロナはその中では良い時期にいることが多いですが、メッシ世代(ピケ、ブスケツ、アルバ)など現在の主力選手がいなくなると1つのサイクルが完全に終わり、厳しい状況になる可能性も出てくるでしょう。

監督にとっても同じで悪い時期をその現場の監督で過ごしたいと思う人はいないでしょうし、監督自身が自分の知識や考えを全て出し尽くしてモチベーションがなくなり、契約期間を全うしてクラブを離れる決断もあるでしょう。

ルイス・エンリケの場合は後者の理由が大きく今シーズンで3年目、来シーズンもバルセロナを指揮すれば4年目となり、将来的にチームに慣れてしまい自分自身に刺激がなくなることも含めて自分からチームを離れる決断をすると予想しています。なのでルイス・エンリケが契約延長しても1年、長くてもあと2年でエンリケバルサは終わると思っています。最近のサッカー界ではチームのマンネリ化含めてマンUのファーガソン監督のように長期政権は難しいでしょう。こう考えてみるとファーガソン監督は勝ち続けるチームを長期間継続させていたことは凄いことだと再認識できますね。

 

・ルイス・エンリケの後任監督はバルサOBが妥当か!?

そしてルイス・エンリケ監督がいなくなった後の後任監督の問題ですが、現在ならバルセロナのOBの監督に任せるのは確実ではないでしょうか。名前が挙がっていたコクー監督、フランク・デブール監督、ロナルド・クーマン監督などサッカー界で活躍しているバルサOBは多くおり、その中から後任監督を探すのが妥当だと思います。

バルセロナのOBがダメそうだったら、リーガで指揮経験があり実績ある監督を招へいすると思います。バルサOBとリーガで実績ある監督に共通することは、バルセロナの事を熟知している点です。バルセロナの場合は普通のビッグクラブより特殊なチームであり、カンテラを大事にしたりボールロストを無性に嫌ったりと考え方自体が独特な部分があると思います。バルサファンやバルセロナの中では常識的な考え方でも、外のクラブに行くと考え方が違うのは珍しくありませんからね。

バルサファンに気に入られる事を考えれば、バルサOBが監督になることが1番だと思います。今のルイス・エンリケ監督も選手時代は「兄貴」や「ガッツ」と呼ばれバルサファンに愛されていた選手でしたし、自分もそんなバルサファンの1人だと思います。

ある意味問題が出たり苦しい状況になった時に、クラブやバルサファンがどれだけ我慢できるかが後任監督選びの鍵になると思います。バルサOB選手だったり元々信頼の高い人物がバルサの監督なら、苦しい時期や問題からV字回復するまで待つことは可能だと思います。

もしも現在カタールで頑張っているシャビが監督になったと想像した時に、監督就任当初パスサッカーをして苦しい状況になってもシャビというカンテラ出身で好きだった選手でもあり、ある程度我慢できるバルサファンは多いのではないでしょうか。

バルセロナというクラブをよく理解している、そしてバルサファンから愛される人物を考えた時に、バルサOB選手が監督になることがベストだと思います。コクー監督をこのブログでは結構取り上げていますが、それは個人的な願望でコクーという人物がとても好きなだけなので、現実的にはそこまで監督として経験が少ないことからもバルサの後任に選ばれるかは微妙かなとは思っています。

最後に具体的な監督の名前を挙げるならば、現在ならバルサOB選手では1番手にクーマン監督で2番手にコクー監督、リーガで実績がある監督なら1番手にパコ・ヘメス監督(現グラナダ)、2番手にエドゥアルド・ベリッソ監督(現セルタ)辺りなのかなと予想しています。

バルセロナは攻撃的なサッカーを展開しなければいけないということもあり、後任選びは限られた監督になると思うので絞られた数人の中から選ぶことになるでしょう。シャビはまだ指導者の経験が浅いと思うので、ルイス・エンリケの後任監督の次ぐらいがシャビ監督の出番だと思っているので、今回のルイス・エンリケの後任監督に名前を入れていません。

 
 

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