《疑問》左CHはアンドレ・ゴメスとデニス・スアレスどちらが良い?
コメント欄に疑問があったので回答したいと思います。
「レト」さんより
『左サイドならゴメスはデニスよりも必要とされるプレーが出来ている気がします。
デニスは中盤のビルドアップよりもサイドに飛び出していくプレーに強みがあるのでは。』
「レト」さんコメントありがとうございます。コメントは疑問点だけを取り除いて載せています。
今回はデニスとゴメスのプレーエリアや特徴を考え、MSNと絡め、最後にチーム全体のバランスから結論は・・・。
■ 目次
見解・回答
「レト」さんのコメントの疑問の記事はブスケツが下がった時の変則的な3バックの記事だったのですが、バルサが普通の4-1-2-3の時の左CHで考えていきます。
左サイド=左CH起用時と考えていきますが、恐らく「レト」さんの中でもゴメスとデニスの2人には良い印象を受けているけど、“どちらか”というとゴメスの方が良いという感じだと推測しております。
デニスがサイドに飛び出すことに強みがあると考えているなら、デニスは左より右の起用の方が良いという考えだと思います。左はネイマールが左サイドで幅を取ってサイドにスペースがなく、右はメッシが中に入って来るので、そのサイドのスペースをデニスが飛び出すことで、デニスの強みが出ると考えているのだと思います。
個人的にはデニスは飛び出しが上手いですが、それはサイドへではなくFWの間(スアレスとネイマールの間)への飛び出しなど、ゴール前への飛び出しをメインに“飛び出し”と書いていました。サイドへの動き出しは“流れる”という言葉を使っています。「メッシが中に入ってきたので、その為ラキティッチが右サイドに流れた」という感じですね。言葉の使い分けの違いだけですが、一応“飛び出し”というとプレーのパターンが多いと思いまして。
・デニスは動きながら幅広いエリアでプレーし、細かい崩しで前より
確かにデニスはサイドでボールを持った時に強みがあり、サイドに流れてからのプレーは良いものを持っていると思います。縦にも突破できそこからのクロスも良いですし、ワンツーも出来、中にカットインすることも出来ます。
デニスの場合は足を止めてボールを受けるというよりも、常に動きながらスペースを見つけて、そこに入ってボールを受けてプレーする印象がありますね。そのおかげか中央とサイドのどちらでも問題なくプレーが出来、幅広いエリアでプレー出来ます。
そしてドリブルやワンツーやスルーパスなどバルサ的というか、狭いスペースでのプレーもそこまで苦としておらず、スピードに乗りながらでもボールコントロールが乱れないという特徴もあり、守備と攻撃を考えた場合により攻撃にメリット性を感じる選手です。
バルセロナのCHは前線から考えた時に2列目のポジションですが、デニス・スアレスは1.5~2列目でプレーするのが得意で、そこでデニスの強みが一番出る印象があります。CHの中でも前寄りでプレーする選手だという印象です。
・ゴメスは中央寄りでボールを受けパス供給し、大きい展開で後ろより
ゴメスはバレンシア時代にはプレーエリアは広かったという印象ですが、現状バルサでは中央寄りでそこまで動きを見せずにプレーする印象が強いです。運動量が少ないという訳ではありませんが、デニスに比べると間違いなくゴメスは静的なタイプです。
現状のゴメスはボールを受けシンプルに周りの選手にパスを供給し、自分はチームのバランスを取るというのが主なプレーという印象です。ゴメスの場合はキック力と両足蹴れるということもあり、ロングレンジでもパスを普通に通せるのは大きな特徴だと思います。ビルドアップに強みがあるといって良いのかもしれません。
ゴメスの場合はCHの2列目のプレー時は、2~3列目でプレーしています。時にはブスケツのアンカーのような役割もしますし、基本的にプレーエリアが低いということです。CHの中でも後ろよりでプレーする選手だという印象です。
ゴメスは飛び出しという面は出来るけどしていないという印象があり、今は後ろでバランスを取る仕事をしているという感じだと思います。ゴメスはシュートだったりスルーパスだったりと、もっと攻撃面で活躍出来るポテンシャルがありながら発揮できていないというのが現状です。
だからバルサファンも「ゴメスもっとできるでしょ!」、「もっと高い位置でのプレーが見たい!」という不満があるのだと思っています。
・MSNとの連携面からゴメスとデニスを考える
最後にゴメスとデニスを、攻撃時のMSNとの連携面という面から考えたいと思います。まずゴメスで、正直誰ともそこまでかみ合っていない印象を受けます。強いて言うなら一番連携面が良いのはネイマールで、ゴメスがFWの間に飛び出したときに、ネイマールがパスを送って良い形を作ることがあったので。
ゴメスは後ろでパスをさばいてボールを動かし、チームのバランスを取ったり、プレスをかけるなどの守備をしているので、正直MSN絡みの攻撃回数が少なく、そこまで連携面が上がっていない印象を受けます。
対してデニスはプレシーズンからFWのスアレスとは良いワンツーの形を何度か見せ、メッシが右でボールを持った時に何度かゴール前に飛び出して、シュートというシーンは作れています。ネイマールとはそこまでという印象ですが、デニスはスアレスとメッシとはいくつかの攻撃の形を持っています。
MSNを絡めた攻撃面を考えた時に、そもそもプレーエリアが違うというのもありますが、少しゴメスよりデニスの方が良いという印象は受けます。
・チーム全体のバランスから結論へ・・・2人とも活躍して!
最後に、中盤の選手は攻撃だけでなく守備面も考慮して、チームのバランスを取る必要もあるので、攻撃面だけでなくチーム全体から考えていきます。
バルサは最近の数試合SBが高い位置取りが出来ており、相手を押し込む戦いも見せれています。この戦いこそエンリケバルサが最もしたい形で、バルセロナが一番強い戦い方だと感じています。
そういう意味では中盤のCHに求められるのはWGとSBの選手が自分より高い位置でプレーする機会が多いので、仕事は同サイドだったりチームのバランスを取るという比重が大きいのかもしれません。
そういうチームの役割から見ると、今回のコメントをくださった「レト」さんと同意見で、ゴメスと考えることが出来るのかもしれません。現状チーム全体のバランスではゴメス、攻撃面(得点面)を考えるとデニスと言えるのかもしれませんね。
普通に考えたらイニエスタがいれば左CHは基本イニエスタになるので、そこは誰も異論はないでしょう。後はローテーションでイニエスタを外す時は、ゴメスとデニスの出場機会を考慮し、対戦相手を考慮して使い分ければ良いのかなと思います。
現状ゴメスとデニスどちらかを「こっちだ!」とチョイスするのは難しく、ルイス・エンリケも少し前まではゴメス寄りだった印象ですが、現状は「2人に期待していけるんじゃね!?」いう感じだと思います。どちらも成長して主力級に成長するのが、バルセロナには一番良いですね( `ー´)ノ
投稿お疲れ様です。
アンドレとデニス両方ともいい選手ですよね。2人ともチーム全体との連携という意味ではまだまだな感じがしますが、どちらかというとデニスの方が連携がスムーズにできている印象を受けます。イニエスタと同じようなタイプという意味でもデニスに期待してます。
アンドレに関しては上背もあり、守備もしっかりできてパスも散らせることからアンカー向きかなと思います。
2人ともイニエスタとブスケツといういい手本からいろいろ吸収して成長してほしいですね。
デニスは左サイドに適性がありますけど、サイドでプレーすることを考えると右の方が良い気がします。
実際、右サイドからチャンスメイクすることもありますしね。
そもそも、右サイドはロベルトが孤立することが多いので
デニスには中央よりも右寄りでプレーして欲しいです。
お疲れ様です。
デニスはどんどん存在感を放ってきてますよね。
逆にラフィーニャの存在感が少し薄れてきてます、。
あの独特のボールタッチが好きな自分としては、もう少しみたいですが、ゴメスもアルダもいるとなると仕方ないですかね。
本当に去年のナインゴランのバックチャージが悔やまれます、、。