《質問》来季のバルサはどうなる?
質問があったので回答したいと思います。
「チロ」さんより
「いよいよ残り2試合!なんとか逃げ切って欲しいところですが、試合内容は余裕がなく、カウンターでヒヤヒヤするシーンも多く、個人の能力でなんとか勝っている感じがします。来シーズンはチームとして機能させるために変革が必要と思います。
個人的にはMSN3人はかなり研究されてきていますし、3人とも他チームと比較すると、守備力で劣るので、ローテーションを使いながら?4-4-2にしてダブルボランチ等を取り入れたりしたらどうかなと思います。もちろんバルサらしい攻撃的なスタイルを維持しながら。
今のままでは、中盤に負担がかかりすぎてしまうので、もう少しポゼッションスタイルに戻した方がバランスがいいような気がしています。来シーズンに向けて、バルサはどのように進んでいくのか楽しみにしていますが、どのように考えていますか?」
「チロ」さん質問ありがとうございます。ここ数週間のバルサは結構安定した感じはしますが、試合開始からアクセル全開で前半の間に勝負を決めきれない試合が多いので良い印象を受けないのかもしれませんね。
見解・回答
・まずは来季にいるメンツ次第
来季のバルサの戦い方を考える上で最も重要なのが所属選手で、現段階では移籍の噂がバルサの選手の周りに多くあり、来季のメンバー構成を見てみないと戦い方を決めきれないというのが正直な所ですね。
補強選手を決める上でポゼッションサッカーにマッチした選手を補強出来ればポゼッションサッカーに特化したやり方に進みそうですが、そういう選手が補強できる感じもしないので現状より大きくポゼッションスタイルには進みそうにはないという感じがします。
放出選手では現バルサの選手には多くの噂がありますが、やはり1番注目なのはネイマールですかね。ネイマールというよりMSNを継続するのか、今夏で解体するかで戦い方はほぼ決定すると言ってよいでしょう。
来季もMSNを継続するなら「チロ」さんが言うようなMSNの3人の中でローテーションをしながらの2トップ起用というのは確実にないと思います。MSNがいるならほぼ間違いなくこのMSNの3トップで決まりだと思います。後は後方の7人ですが今までの4枚のバックと中盤の3枚で決まりという感じはします。
もしも来季にネイマールが放出されてMSNが解体されたら、左のウイングにラフィーニャやデニス・スアレス起用で変則的な4-4-2の可能性はあるかもしれませんね。現状は中盤の選手が多くいるバルサなので、良いFWが獲得できないなら中盤の選手を前線気味で起用する可能性はあると思います。ネイマールを放出してもそのままFWを獲得して起用しそうですが、シーズンの中ては変則的な4-4-2を採用する可能性は何度もあるように思います。
・来季もルイス・エンリケなら4-3-3継続!?
次はシステムの話に特化しますが、来季もルイス・エンリケ監督なら4-3-3で決まりな気はします。自分もバルサのサッカーなら4-3-3がピッチを広く使って中盤を制圧出来て、最もバランスが取れるシステムだとは思います。
バルサファンの中では来季のシステムに4-4-2や3-4-3のシステムを考えている人がいるかもしれません。しかし4-4-2の2トップならサイドを上手く使えなかったり、メッシの縦へのパスコースがスアレス1人に制限されてパスが活きない可能性もあり微妙な気がします。3-4-3は相手が2トップなら対応出来そうですが、セルタのようなワイドに広がる3トップには対応できないでしょう。その時だけ4-3-3に戻すのかもしれませんが。
ルイス・エンリケ監督も現役時代バルサで4-3-3で戦った経験も多く、バルサのポゼッションサッカーでパスをサイドから逆サイドにまわすことを考えると4-3-3がベストな気はします。起用する選手で戦い方を少し変更させるのはあると思いますが、基本システムは4-3-3が大本命だとは思います。
・相手を押し込むポゼッションスタイルで攻守ともチーム全員で!!!
ここまで来季の不確定要素が多くシステムについて主に言及してきましたが、来季の戦い方をポゼッションスタイルで相手を押し込むスタイルに変更してほしいと言うのはありますね。
「チロ」さんが言うように守備では中盤の3枚に負担が大きくかかり、自陣で4枚と3枚の7人の守備ブロックではカバーしきれない部分もあり走らされたりもするので、敵陣地で試合を進めて素早くボールを奪い返して何度も攻撃するスタイルには戻してほしいです。
相手を押し込めば後方は人数が少なくても守れますし、その分プレスに人数をかけてボールを奪い返すのは簡単になるとは思います。後は基本的にMSNにも守備をさせるというのが来季の大きなテーマになるとは思います。
メッシは少し緩くても許せますが(特別扱いですね( ̄▽ ̄))、ネイマールとスアレスはしっかり高い位置から真面目にプレスをかけることを習慣づけさせる必要があるでしょう。今シーズンはFWの控えにムニルしかおらず、MSNを毎試合フルで起用していたから体力的に守備をすればきつかったと言うのがあるかもしれませんが、来季はFWの控えをしっかり獲得してローテーションで回していくべきでしょう。
ラフィーニャやデニス・アレスやアルダも前線での起用は出来るでしょうし、来季はMSNを特別扱いしすぎないルイス・エンリケの采配にも注目が集まりますね。
基本的にはメンバーが多く入れ替わっても現状のルイス・エンリケの戦い方やシステムに変更はない気がしますが、来季はやることをもっとハイレベルでチーム全員で行うチームになることが最大の望みです。ポゼッションスタイルは今でも一応続いているので第1にポゼッション、第2にカウンターの現状の戦い方に変更なしで良いとは思います。
はじめまして。いつも豊富な知見に感心しながら記事を楽しませていただいています。
少し外れた質問になりますが、来年の補強で、ベジェリンなんかはピッタリと思うのですが、あまり話題に上らないのは、なぜなのでしょうか?
バルサ下部組織出身で若く、左右のSBをハイレベルでこなせ、カウンター対策にも良い快足を持ち、プレミア仕込みのフィジカルと縦の突破力……アウベスの後継&アルバのローテーションという懸案の絶好の解決策に思えるのですが(^^;)
昨年、契約を延長したばかりで、アーセナルが手放す気がないのかもしれませんが、いかがでしょう?