《質問》ＣＬのバルセロナ対ユベントス戦はどんな試合になる？

コメント欄に質問があったので回答したいと思います。

『バルサvsユーベはバルサと予想したところ、「は?どう考えてもバルサに勝ち目はないだろ。にわか」という内容のコメントを受け取りかなり落ち込んでいます…。

バルサvsユーベはどちらがどのような内容で勝つと思いますか？

バルサvsパリ1戦目はパリが圧勝。その内容はパリのハイプレスが長い時間に渡って機能していたことがあると思うんです。これは、フランスリーグで圧倒的な力をもつためパリ自身もボールを持つサッカーを普段からしており、ハイプレスも慣れてるからだと思います。ズラタンが抜けたことによって全員守備ができるようになったというのもあります。

しかしユーベは、基本的には相手に持たせてリトリートで守るチームじゃないですか。ユーベが90分に渡って前線から守備をするというのは、恐らくそうすればユーベが勝つでしょうが、普段からしていることではないので現実的ではないと思んです。』

貴重なコメントありがとうございます。

コメント欄は記事の下にあります。質問や疑問点だけでなく思ったことなど何でも書いて頂けるとありがたいです。

 

見解・回答

１、自分の考えと価値観は大事にしてください！

ここはサッカーに関係ないので、バルセロナ対ユベントスの対戦しか興味ないよという人は飛ばしてもらっても構いません。

今回の質問者さんはある掲示板に書いたところ変なコメントがあったのですが、そういう変なコメントは気にしないことですね。時間が経てば忘れますし。

パリ戦やユベントス戦の意見を見る限り“にわか”のレベルではない気がします。そもそも“にわか”とか、人を小馬鹿にしたような人のコメントは右から左へ受け流してください！気にしても良いことはありません。

自分の考えや価値観が他人と全く同じになるなんてことはほぼないので、試合への予想も違ってくるはずです。サッカー界の多くの人たちが試合に対してコメントしますが、全員が同じ意見だったなんてことはなかったはずです。

最近ではピケのあるコメントに対して元バルサ会長のガスパール氏が『価値や感情は自由であるべき。他人の価値観に口出しすべきではない』と発言しましたが、自分もこの意見に同意です。

自分はバルサファンですがライバルクラブのレアル・マドリーは嫌いではないです。負けてほしいとは思っていますけど(￣▽￣)

よくいる勘違いで「バルセロナが好きだからレアル・マドリードは嫌いでなければならない」みたいな考え方をする人もいますが、応援したいクラブを応援するのに他を嫌う必要は全くないです。

ただ純粋に自分の思ったことや感じたことに素直になり、応援すればいいだけです。質問者さんがユベントス戦に対してそう思うなら、他の人の意見は参考程度で良いと思います。違ったらそこでなんでだろう？と考えればいいだけなので。

試合のスコアや結果を予想してその人が全て当たっているなら、toto当たりまくりですね( ｀ー´)ノ。そんな人は羨ましいです！

 

２、予想通りのユベントスならバルセロナが勝利！？

２ndレグの試合の予想はスコアなどあって難しいので、全て１stレグの試合予想だと思ってください。バルセロナは１stレグさえアウェイゴールを奪っての引き分け以上なら、ベスト４進出はほぼ確実だと思います。カンプノウで負けるとは思っていないので、勝負はアウェイの１stレグです。

ここからが本題ですが、ユベントスがいつも通りのプレーをするなら質問者さんのような、バルセロナがボールを保持してベスト４進出を決めると自分も思います。

バルサファンだからバルサびいき感は否めませんが、バルセロナがユベントスを倒して突破する確率は55％とみています。試合としては五分五分の戦いになると思いますが、ＭＳＮの存在もあってバルセロナ有利と見ています。

この突破の確率はユベントスが前からプレッシャーをかけずに、リトリートしてある程度自陣で守備をするとみて、選手のトータルの戦力分析から見ています。

それでも実際はピッチに立つ選手だったり交代でピッチに入る選手で状況は変わってくるので、監督の手腕でこの確率も変化してきます。

自分の友人（ユーベファン）から聞いた情報ではユベントスのスタメンは恐らく４－２－３－１で

ＧＫブッフォン

ＤＦリヒトシュタイナー、ボヌッチ、キエッリーニ、アサモア

ＭＦケディラ、ピアニッチ、クアドラード、ディバラ、マンジュキッチ

ＦＷイグアイン

らしいのですが、このメンバーならバルセロナの勝ち抜けの確率は正直60％を超えると思います。

少し前にカペッロ氏がバルセロナの戦力分析をしていて、バルサの中盤の質は２年前より弱くなったと語っていましたが、ユベントスの方が中盤は弱くなったという印象は受けます。

上記のユベントスのメンバーならバルセロナの中盤の方が勝っていて、バルサにダメージを与えれる選手は少ないと思います。

上記のメンバーならバルセロナがボール支配率65％以上を記録し、ユベントスの時間というのは10分～15分ぐらいしか訪れないでしょう。

その時間で失点しないこと、イグアインに一発で裏に抜け出されないこと、後はセットプレーの機会をユベントスになるべく与えないこと、この３つさえ出来ればバルセロナの勝率はもっと格段に上がるでしょう。

ユベントスが多少のサプライズをしない限り、バルセロナがボールを支配して試合は進んでいって、良い結果をカンプノウへと持ち帰ると思います。

スコアは予想はしませんが、ロースコアで点差も僅差の１点差や２点差での勝ち抜けになると思います。バルセロナが敗退してユベントスが突破する場合も。

バルセロナからしたらアウェイで１得点、ホームカンプノウで３得点を狙いたい所ですね。この４得点取れれば勝ち抜けはほぼ間違いないでしょう。

 

３、バルセロナのスタメンと慎重な試合運びが重要！

バルセロナのスタメンだったり戦い方は恐らくサプライズは少なく、ほぼ間違いなく３－４－３で

ＧＫシュテーゲン

ＤＦピケ、ウムティティ、アルバ

ＭＦマスチェラーノ、ラキティッチ、イニエスタ、メッシ

ＦＷセルジ・ロベルト、スアレス、ネイマール

だと思います。というかこれ以外のメンバーならユベントスの選手相手に後手を踏む可能性があって怖いです。

ブスケツが欠場なので中盤のアンカーにはマスチェラーノで守備を意識しながら、マンジュキッチの高さや強さにはピケ、ディバラの動きにはアルゼンチン代表の先輩のマスチェラーノ、クアドラードのスピードとドリブルにはアルバ、イグアインが抜け出す所に鉄壁のウムティティがいるのがベストな後方の４人なはずです。

バルセロナはブスケツ欠場だけが心配要素で、一番堅いマスチェラーノ起用がベストだと思います。ユベントスの選手の特徴ともバルサの後方は相性が良いと思うので、個でやられる機会は少なくなると予想します。

攻撃ではチャンスは多く作れないと思いますが、攻め急がずにパスを回して何度もやり直しながら、おとなしい試合（ペースダウンした試合）にしても良いのかなと思います。

ユベントスに先制点を献上して変にスタジアムが盛り上がるのは避けたいです。ユベントスは先制すれば先制したで、アウェイゴールでの失点を嫌ってさらに守備に重きを置いて１対０の勝利を目指してきそうで、この守備を突破するのはバルセロナといえど至難の業でしょう。

 

４、ユベントスが５－３－２で、さらにマルキージオ起用なら・・・

最後に、監督の手腕で勝つ確率は変化すると書きましたが、ユベントスがこうしてきたらバルセロナ的には嫌だということも書いておきます。

まずはユベントスが４バックの４－２－３－１ではなく、５－３－２できたらバルセロナ的には苦しい試合になるでしょう。

ユベントスが本気で守りに入ったら崩すのが難しいのはもちろんですが、そこにさらに中央を６人で守られればバルセロナは攻め手がほぼなくなるでしょう。直近のマラガ戦のように攻撃がほぼ出来ない試合になるかもしれません。

ユベントスが５－３－２なら

ＧＫブッフォン

ＤＦリヒトシュタイナー、バルザーリ、ボヌッチ、キェッリーニ、アサモア

ＭＦケディラ、ストゥラーロ（守備が出来る選手）、マルキージオ

ＦＷディバラ、イグアイン

これなら正直バルセロナでも攻めて崩せる気があまりしません。カウンターで前線の２枚でチャンスを作りながら、後は守備に重きを置いたフィジカル的に強い選手を並べられたらバルセロナは苦しいと思います。

システム的に嫌なのは５－３－２なのですが、後は個人的にマルキージオを起用したらバルセロナは何度かマルキージオにチャンスを作られると思います。

今シーズンは怪我の影響もあってコンディションが上がっておらず良くないとのことですが、マルキージオなら存在感だけで脅威です。

頭の賢い選手で攻守においてハイレベルの選手ですし、ミドルシュートやゴール前への侵入などで得点も決めれる選手だけに、マルキージオを使ってこないならバルサ的には助かると思います。

普段のユベントスからアッレグリ監督が変化をつけるなら、５－３－２やマルキージオ起用かなと思います。前からのプレッシャーは時間帯ではかけてくる可能性はありそうですが、そこまで冒険的に戦ってこないだろうと思います。

ユベントスが前からプレッシャーをかけた場合もバルセロナには嫌なことなのですが、質問者さんと同意見で非現実的だとみています。今シーズンのユベントスは前からのプレッシャーはめっきり止めているそうなんで。