《質問》イニエスタ不在時にチェルシーのような3-4-2-1は?

コメント欄に質問があったので回答したいと思います。

『イニエスタ不在時のフォーメーションとしてチェルシーの真似になるのですが3-4-2-1はどうでしょうか?

後ろからマテュー(ラキティッチやマルロンでもいいかも)、ピケ、ウムティティ

次にアルバ、ブスケッツ、マスチェラーノ、セルジロベルト

前はMSNです

課題のビルドアップも安定しそうですしマスチェラーノをMFにおけばインターセプトを増えそうです。

また、守備時にはメッシとネイマールに戻ってもらって5-4のブロックです。

右サイドのディフェンスが不安ですがそちら側にはマスチェラーノがいるので大丈夫かと。

また、攻め時には相手は真ん中を守ると思うのでサイドのスペースをウイングバックの2人が自由に使えアルバやロベルトの攻撃力が活きてくると思います。どうでしょうか』

 

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見解・回答

この質問を頂いたのが結構前だったこともあり、今のバルセロナは攻撃時3-4-3(3-1-5-1)、守備時は4-4-2とフォーメーションを変えてしまいました。回答が遅くなって申し訳ありません<m(__)m>

 

・攻撃ではビルドアップが改善され、サイドをえぐる攻撃が増える!?

まずは攻撃面から書きます。3-4-2-1ということで、最近のバルセロナと中盤の真ん中の配置が少し違うだけで、ビルドアップは改善しそうですね。

今のバルセロナは中盤の真ん中に高い配置で人数をかけて相手の中盤のプレスをさせにくくして、よりブスケツにパスを通す本数を増やす狙いがありますね。また、中盤の選手達は初めから間でサポートをせず、動きながらスペースに下りてパスを受けることで相手のマークを受けにくくしており、パスを受けるサポートの形が変化してきたイメージを受けます。

ピッチを幅広く使うという意味では3-4-2-1も同じで、やってみないと分かりませんが恐らくビルドアップは今のように改善されると思います。

敵陣地での攻撃ではこのシステムの書き方からして、メッシとネイマールがスアレスの後ろで自由に動いて攻撃する感じでしょうから、サイドが空きやすくなると思います。

それでもサイドの攻撃を右ならメッシとセルジ・ロベルト、左ならネイマールとアルバの2人ずつで考えるなら少し手詰まり感が出てくるかもしれませんね。

ダブルボランチ気味なので同サイドの中盤の選手の飛び出しだったり、3バックの両CBの攻撃参加があり、2枚ではなくて3枚目の攻撃が欲しい所ですね。

今のバルセロナは右はラフィーニャとセルジ・ロベルト、左はネイマールとイニエスタですが、片方が下がれば片方が前のスペースを使い、間(中央付近)にはメッシがいることで3枚の攻撃を実現させていますし。

攻撃時にボールサイドの同サイドを崩そうと考えるなら、3枚目の攻撃が欲しいです。攻撃時のリスクマネージメントでは、後ろの選手やダブルボランチの選手が上手くカバーリングだったり、ポジションチェンジして流動的に動いて面白いかもしれないですね。

バルセロナのようにボールを支配してWB的な役割(SH)の選手がいるなら、3列目の飛び出しというサイドチェンジで、一気に相手のSBの背後を取る動き出しが増えそうで、この右にセルジ・ロベルト、左のアルバ起用はとても活きそうです。

スペースもあってこの2人のスピードも活きそうですし、攻撃では相手のSBの裏を取ってそこからの折り返しからの得点パターンが増えそうです。まさにバルセロナの理想的な攻撃の形ですね。

 

・守備では中盤の中央の守備が堅くなる!?

次は守備面で、まずメッシが下がって5-4-1の形を作るのは出来るか怪しく、5-3-2だったり今の4-4-2の陣形で守るのが限界だと思います。

メッシを説得してしっかり守備してくれればそれはそれで嬉しいですが、ほとんどの監督が攻撃を考えて、やはりメッシは守備免除みたいな形になるとは思いますね。

気にしている右の守備はマスチェラーノがいるということで、ある程度大丈夫だと思います。5バック陣形なら左右の両CBは中央をそこまで意識せずサイドに釣り出されて守備出来ますし、同サイドに3人いればある程度守れるでしょう。

中盤の守備が中央に2枚なら、マスチェラーノとブスケツの組み合わせが今回の質問の結構ミソな部分で、この下に書きますがバルサの中盤の守備の最強の組み合わせだと感じます。

 

まとめると3-4-2-1面白いと思います。今はエンリケバルサも3バックを採用して良い試合を演じていますし。

苦しい時期には結構3バックにするべきというコメントが多くありましたし、ビルドアップが安定して攻撃出来ればそこまで守備の心配もなくなります。

全ては攻撃の為の3バック陣形で、イニエスタ不在でも攻撃の形を見つければ全然勝てるシステムだと思います。

 

・ブスケツとマスチェラーノのダブルボランチでバルサの中盤の守備力最強!?

少し前のエンリケバルサの話に戻りますが、悪いバルサの時は変に下がって守備をして、攻撃は速攻中心のサッカーという時期もありました。

中盤の守備(特に中央)が本当に残念と思えるバルセロナの守備でしたので、個人的に中盤の組み合わせ自体、やるサッカーに変えるべきだと思っていました。

イニエスタ不在の時期は特にアンカーにマスチェラーノで、右CHにラキティッチ(あの時は成長を期待してアンドレ推しでしたが)、左CHにブスケツの選手起用です。マスチェも怪我の時期があって実現は難しかったですが。

守備時は右からラキティッチ、マスチェラーノ、ブスケツ、ネイマールとなって、どうせ守備するなら中央に最も今のバルサで守れるマスチェとブスケツを並べた方が良いと思っていました。

エンリケバルサ1年目にはCHの選手に代えてマテュー投入で、マスチェラーノを中盤の位置に上げてダブルボランチ気味にして守備を固める交代もはまっていましたし、この2人が中盤に陣取れば結構守れるという良い感触は残っています。

今の3-4-3のバルサはボールを支配出来、自陣で守備せずに相手陣地のプレスでこの問題自体表面化することは少ないでしょうが、今でもマスチェとブスケツの中盤の組み合わせの守備固めは、1つのオプションとして頭の片隅に置いておいた方が良いと思います。

 
 

1 Responses to “《質問》イニエスタ不在時にチェルシーのような3-4-2-1は?”

  1. レト より:

    343ならばイニエスタの代役問題は解決するでしょう。
    チェルシーの343もアザールの守備負担は軽減されているのでそれはバルサも参考になるかと。
    とにかく、自陣での守備機会は極力減らしたいですね。
    シーズンも残りわずかなのでプレス強度は維持してくれると信じたいです。
    そしてなにより守備時はブスケツのカバーを徹底させて欲しいです。

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