《質問》コーチ昇格でウンスエバルサになったらどうなる?
コメント欄に質問があったので回答したいと思います。
『エンリケ監督は今シーズン限りですが後任にウンスエ助監督が有力候補と見られてることについてどう思いますか?
うまくいく未来があまり見えない気がするんですが…』
貴重なコメントありがとうございます。
コメント欄は記事の下にあります。質問や疑問点だけでなく思ったことなど何でも書いて頂けるとありがたいです。
■ 目次
見解・回答
1、今のバルセロナからどれだけ変化するかは不明!?
現在ではルイス・エンリケ監督の後任に、アシスタントコーチを務めているカルロス・ウンスエコーチの昇格が最有力なんていうニュースが多いですね。
多くの候補者がいた中、内部からの昇格は自分も目から鱗であり、その手があったかと驚いています。
もしウンスエバルサになったらですが、正直現状分かりませんとしか言えないです。選手構成、システム、戦い方など全くデータがないので、具体的にどうなるかというのは難しいです。
それでもなんとなくですが、「明るい未来:暗い未来=5:5」というイメージを受けます。
新監督が就任するなら最低でもこの比率を7:3ぐらいの監督呼んでくれよとバルサファン的には思いますが、そこまでの監督は多くの候補者の中でも数少ないように感じます。
ウンスエコーチが監督になった時のメリットははっきり言って、ピッチ外で大きいのかなと思います。このメリットについては次の所で詳しく書きます。
デメリットと感じるのはピッチ内でどれだけエンリケバルサから変化をつけれるかが不安であり、バルセロナの選手達の支配力が年々落ちている中、戦術だったり戦略で乗り切るのにウンスエでどうなのよという感じは受けます。
ウンスエはセットプレーなどから策士的な存在ではありますが、バルセロナの場合はそもそも戦い方が受けて立つという横綱相撲であり、後は上手くいかない部分を細かく修正することが求められますが、ウンスエがそこまで出来るかは未知ですね。
今の3-4-3を継続すれば来期もある程度戦っていけるとは思いますが、来年に入る頃には相手チームから様々な対策がどんどん出始め、バルサがそれに対処しないと来シーズン終盤には勝てないなんてことが、現実的に起こる可能性はあると思います。
2、ピッチ内では不明でも、ピッチ外での影響から適任!?
さっきとばしていたメリットになりますが、ピッチ外の部分ではウンスエは良い効果が大きいと思います。
まずは後任問題がすんなり解決しますし、噂では監督の給与面でも低く抑えられるとか。ウンスエは選手との仲も良好という情報もあり、選手達は来季落ち着いてシーズンに入れるでしょう。
また、これは予想ですが選手構成に大きな変化がないのはメリットだと思います。ルイス・エンリケ監督はテクニカルたちと話し合いながら選手の補強は決めたはずなので、ウンスエの基準もある程度満たした選手が、今のバルセロナには多くいると思います。
今夏の補強でビッグネーム獲得と盛り上がっている人には悪いですが、補強しても1人か2人が限界だと思います。契約延長時に選手の給与が上がっている選手がほとんどで、選手の給与問題はどんどん深刻になってきているはずです。
選手を移籍させれば獲得資金は調達できますが、移籍させる選手もしっかりひと時の感情ではなくて、将来を見据えて考えないといけないでしょう。個人的には昨夏加入した6人の選手達は残留させるべきだと思います。1年での判断は早すぎるので、もう1年は見るべき!
クラブの資金面がピッチ内に悪く影響するのはダメなのですが、今のバルセロナはそういう状態にあるのかなと思います。資金をなるべく使わないという意味で、新しい監督が就任して希望の選手を何人も言われても叶えるのは難しそうなので、選手の陣容がほぼ現状維持でOKなのはウンスエぐらいでしょう。
適材適所で補強はすべきですが、個人的にはバルサBのカンテラ選手達の昇格が面白いように感じます。マルロン、パレンシア、ニリ、カルボネル、カマラ、アレニャ、カプトゥムなど、結構人材はいると思います。
何人か放出してカンテラ選手の昇格をすれば実際補強なしでも来期も戦っていけると思いますし、そういう意味でルイス・エンリケの意志を受け継いでいるであろうウンスエコーチ昇格は、現実的にみて最善の選択なのかもしれません。
本来ならルイス・エンリケが来季も続投で、選手はほぼ現状維持で良いと思っていたので、ウンスエで1年様子を見てみるというのは理にかなっているのかもしれません。
今シーズン限りでルイス・エンリケ退任を望んでいる人にとっては、外部から監督を呼んでくれよと思っているかもしれませんが。