セレソンのパウリーニョ獲得! 17年夏3人目の補強選手(動画付)
バルセロナはスーペル・コパ1stレグのホームカンプノウで1対3と敗戦し、監督や選手の中からは補強選手の必要性が訴えられていた。
そしてバルセロナは、その試合前から噂に上がっていたパウリーニョの獲得を発表。メディカルチェック後に正式な選手獲得の発表となります。
今回は「タイプの違うパウリーニョがバルセロナに与える化学変化に期待」というテーマです。
■ 目次
4000万ユーロという高額な取引から強く望まれた補強!?
パウリーニョの獲得が発表され、バルサファンを最も驚かせたのはその移籍金の高さなのかもしれません。
29歳、そしてヨーロッパでの成功体験がほぼない選手に、契約解除金である4000万ユーロを支払ってバルセロナは獲得に乗り出した。
お世辞にもバルセロナの選手に求められる高い技術、創造力というクリエイティブの高いようにはみえない選手に対して、多額の移籍金を支払ったのである。
このことからも恐らく、テクニカルであるバルベルデ監督やコーチの強い要望からの選手獲得だったと推測されます。
バルベルデ監督が中盤にハードワーク出来て守れ、そして技術力もある選手の獲得を希望していたのは事実で、その選手がパウリーニョだったと推測されます。
本当はビルバオ時代の教え子でもあるマンユーのアンデル・エレーラの獲得希望だったのだろうが、獲得できないということでの代役と思われます。
バルベルデ監督はメディアの前では本音を多く語らない監督で、スーペル・コパの試合前ではパウリーニョ獲得の話にすっとぼけていましたが、間違いなく選手獲得にOKサインは出ています。
パワーなどフィジカル面で強さを見せるパウリーニョのバルセロナでの起用方法
ここではパウリーニョのバルセロナでの起用方法で、ポジションはMFの選手なので中盤での起用は間違いないです。
DH、CHの両方でプレーできる選手ではありますが、選手の攻撃力や運動量を考えればCHでの起用が多くなると思われます。
ゴール前に入ってフィニッシュを決めれるのはパウリーニョの特徴の一つで、その運動量や嗅覚も優れています。その為、基本的な起用ポジションはCHになるでしょう。
選手の能力的にラキティッチとどこか近い部分がある選手だけに、ラキティッチとポジションを争うことになると予想されます。
左CHに入ると、「DHブスケツ、右CHラキティッチ、左CHパウリーニョ」とバルセロナの中ではフィジカル的に強い3人を中盤に並べる起用もあるかもしれません。
しかし、クリエイティブな要素やパス回しを考えるとこの起用が多くなることはないでしょう。
また、DHのアンカーのブスケツを休ませるときに、パウリーニョをアンカーで起用することは十分考えられます。
技術面からバルセロナではDHの方が適任のような気もしますが、選手の特徴(豊富な運動量、ゴール前に入れる、得点能力の高さ)からCH起用の方がより活きると思います。
ここはバルベルデ監督の起用方法に一つ注目です。
そうなれば現状バルセロナではスタメンというよりも、ベンチスタートがまずは多くなるのかもしれません。
途中投入でバルセロナに慣れながら、パワフルさを活かしたプレーで試合途中から力強さを見せ、スタメンの座を争う選手になってくれればと思います。
現状ローテーションの1人として獲得する29歳の選手に4000万ユーロは高かった気もしますが、これでタイプの違う起用出来る中盤の選手が1人増えれば嬉しいものです。
パウリーニョの活躍に期待です。
どういう変化になるか予測つかないパウリーニョ
最近のバルセロナ周辺で噂されていたデンベレとコウチーニョの場合は、プレースタイル的にバルセロナでのプレーはある程度想像がつくものです。
しかし、このパウリーニョの場合はここ近年バルセロナが補強した中盤の選手では異質な存在であり、バルセロナにどういうことをもたらしてくれるかは未知な部分があります。
そういう意味でバルサファンはパウリーニョの獲得に反対していた人も多いでしょう。
実力的に反対していた人もいると思いますが、個人的に実力は十分ある選手だと思っています。
後はその実力をどうバルセロナに活かすかでありますが、そこが簡単に想像つかないのが面白いところです。
パウリーニョがバルセロナのプレースタイル的に合っている部分は「鬼プレス、ゴール前への侵入、カウンターを喰らったときに素早く戻れるハードワーク」くらいで、バルサの基本というか攻撃の生命線であるパス回しでどこまでできるかが未知です。
守備の生命線である鬼プレスにはパウリーニョはバッチリ合っていると思いますが、攻撃面でどれくらいこの選手に望んでいいのかは推測不可能です。
パウリーニョのバルセロナでのプレーは未知な部分があり、そういう意味でバルセロナに新たな変化をもたらしてくれる選手なのかもしれません。
バルセロナの基本的な戦い方に変更はないものの、起用される選手によってストロングポイントや出来ることが変わってくるのは普通のことなので、パウリーニョの起用でどういうバルセロナになるかは注目です。
パウリーニョの獲得前は移籍金の高さや選手の特徴から自分も反対でしたが、バルセロナに加入した後もブーブー言っても意味ないので、そこは全力で応援するべきです。
1つ1つの出来事は自分の捉え方次第で見方が大きく変わるもので、パウリーニョ獲得もバルセロナに新しいものをもたらしてくれる選手獲得と期待していきましょう。
パウリーニョのプレー集動画
最後にパウリーニョのプレー集の動画をのせておきます。
両方とも5分にも満たない動画ですので興味がある場合、見てください。
・パウリーニョのプレー集
※上記の動画はYouTubeチャンネル「Futebolística Mente」様より引用
・2015年、パウリーニョ(広州恒大) VS バルセロナ戦でのボールタッチ集
https://www.youtube.com/watch?v=Dp-qvBxRuh8
※上記の動画はYouTubeチャンネル「iNJRHD」様より引用
やはり力強い選手という印象を受けます。近年のバルセロナにはやはりいないタイプの選手ですかね。
バルセロナ戦では何度もボールを奪っており、守備力もさすがといった印象を受けます。
パウリーニョに多少好意的な意見をお持ちなんですね。
私は正直断固反対でしたので複雑です。
フィジカルはモンスター級ですし、攻撃センスも高い。
ミドルもなかなかで、守備のインテンシティもかなりのレベルにあると感じます。
問題は戦術センス、技術面でかなり厳しい戦いを強いられるのでは無いかと思います。
ただし上記はバルサが、従来のポゼッションを志向するチームであった場合です。
トラジションが激しく、カウンターの応酬となるようなスタイルでは、イニエスタよりバルサに求められる選手となるかもしれません。
そこで問題となるのは、バルサの方向性がそれで良いのかという事です。
それでは一時的に上向いても、その後の栄光を手離す事になるのでは無いかと思います。
パウリーニョはチームフィットの観点、戦術の変遷、カンテラ台頭の阻害、現有戦力の価値の毀損、様々な観点から不安感が強いです。。
そこで、管理人さんに質問です。
パウリーニョは活躍できるか。
活躍したとして、そのバルサはバルサらしくあるか。
そしてこれは思いたく無い事ですが、メッシがいる限り、チームとしてのトラジションが改善する事など無いのか。
管理人さんの意見をお聞かせ下さい。
バルサの補強についてなのですが、PSGのディ・マリアを取るのは取れると思いますか?また、取れたらバルサではフィットして活躍できるでしょうか?自分はパスも回せて打開力もあり、ハードワークする選手でいいなと思っているのですがどうでしょうか?タイミング的にも少しずれているかもしれませんが答えて頂けたらうれしいです。お願いします。
パウリーニョはローテーション要員だと割り切れば、高額だけど悪くは無いかも。
バルサの選手はここ数年ロスト多すぎ。イニエスタまでも。
メッシに攻撃をすべて任せているようじゃ、しばらく欧州のトップにはなれないかもね。
メッシはあれほど才能あるんだから、中盤をやるならもう少し安全なプレーを増やして欲しい。
アフリカのシャビと言われているセリについてはいかがお考えでしょうか?ブログ主様の主観でいいので考察を知りたいです。
どう転ぶかはわかりませんが、守備に秀でたMFはバルサでは貴重なのでこの補強もアリだと思います。
特にメッシをトップ下で起用する場合、守備力のあるIH
が必要ですし。
バルベルデはエンリケと比べて守備のノウハウが少ないようなので選手の守備力はなおさら重要になってくるかもしれません。
いつも楽しく拝見しています。
自分も29歳に支払う移籍金としては高く、
結局成立しない方がいいと考えていましたが、
この移籍は、コウチーニョがバルサにくる前提での
移籍のような気もします。
というか、そうなればいいという希望(笑)
カゼミーロとかにもガンガンタックルしそうだし(笑)