ネイマールの後釜、将来のクラック候補デンベレ獲得!(動画付)

遂にバルセロナがネイマールの後釜となる選手の獲得を決めました。その選手はドルトムント所属のウスマン・デンベレ(20)。

バルセロナはデンベレ獲得の正式の発表をし、移籍金は固定1億500万ユーロ+ボーナスとなっています。ドルトムント側がこのボーナスの最大額は4200万ユーロと公表したので、1億500万ユーロ+ボーナス(4200万ユーロ)での獲得となりました。

今回は「バルセロナにおけるデンベレの今後について」というテーマです。

 

デンベレのプレー、5つの特徴

ネイマールが抜けて一気にチーム力を落としたように見えるバルセロナに、大型契約でデンベレが加入しました。まずはこのデンベレのプレーの特徴についてです。

1、左利きの選手ながら、右足も使えて両足で巧みにボールを扱える

デンベレは左利きの選手ですが、右足でも華麗にボールを扱えます。両足を上手く使いながらプレーする選手で、一般的に左利きの選手は右足を使えない選手は多いですが、デンベレは例外的な選手になります。

 

2、右サイドが主戦場ながらも左でも中央でも難なくプレーできる

ドルトムントやフランス代表では右WGの位置で多くプレーしていますが、中央や左サイドでも効果的なプレーをすることができます。

 

3、次に何をするか読みにくい選手

両足を巧みに使い、尚且つ自然と足が出てくるので、次にどんなプレーをするか予測するのがとても難しい選手です。敵DFにとっては止めるのが難しい選手となります。ここはネイマールに近い部分がありますね。

 

4、ドリブルに特徴があるが、アシストも多くパスにも長ける

ドリブルが上手い選手と考えられますが、昨季は20アシストを決めてラストパスの能力にも長けている選手です。

 

5、身体能力に優れ、多くのプレーからスケールの大きさを感じる

20歳と若い選手で、スピードがあり体はしなやかながら強く、とてもバネがある選手のようにみえます。これから成長すればテクニックの面だけでなくこのフィジカルの面だけでも特徴が出てきそうです。また、テクニックとフィジカルを活かしたプレーからはどこかスケールの大きさを感じ、将来のスター候補といわれてもおかしくない選手です。

 

デンベレのプレーの特徴の中でも特に目に付くのは両足を自然に巧みに使い、多くのプレーエリアでプレー出来、そしてスケールの大きさを感じるところに大きな価値があるように思います。

百聞は一見に如かずということで、ここに5分ほどのプレー集を載せておきます。

https://www.youtube.com/watch?v=J1833CqH87I

※この動画はYouTubeチャンネル「Sports Life」様より引用

 

即戦力ではないデンベレ!?

デンベレ獲得は間違いなくネイマールの後釜となる選手獲得になります。背番号も11番を貰っていますし。

しかし、ここではっきり言いたいのは、現状のデンベレではネイマールほどの違いは作れないということです。

また、正直デンベレよりうまいサイドアタッカーは現在のサッカー界には多く存在し、デンベレは現状の能力だけで言えば、バルセロナで大きな仕事はそこまで出来ないでしょう。

バルセロナに慣れるという意味もありますが、シンプルに実力的な面から個人的には力不足と見ています。

「デンベレはそこまで実力のある選手ではない」や、「デンベレならコウチーニョ獲得の方が戦力アップになる」という声はとても理解できます。

デンベレよりコウチーニョを今夏獲得した方が、短期的に見たらバルセロナは強くなると自分も思います。

しかし、デンベレはこのタイトルにも書いていますが、将来のクラック候補の数少ない選手と思っています。

言い換えれば、「一人でチームを勝たせることができる選手」になる可能性があるということです。

デンベレがバルセロナで大きく活躍するのは2年後の19/20シーズンくらいで、バルセロナで2年間ぐらいプレーした後だと個人的には思っています。

デンベレを即戦力とみていて、9月の試合からでも違いをみせてチームの勝利に貢献すると思っている人は期待外れになる可能性が高いと思っています。

特に今シーズンとなる1年間は、デンベレを根気強く起用してバルサファンが成長を我慢して見守る時期であり、ネイマール加入の1年目もそうでしたが、この1年間は温かく見守っていただけたらなと思います

将来の投資を考えれば、今年で20歳になったデンベレの獲得は良い補強になったように思います。チームの広告塔になるような選手ではなさそうですが、ピッチ上で獲得費用が安かったと言われてほしいですね。スアレスみたいに^^

 

デンベレは左WGで起用される!?

最後はバルベルデバルサでデンベレはどこでプレーするかですが、個人的にはメッシとスアレスと3トップを組んで左WGに入ると予想しています。

バルベルデ監督がまだシステムを固定せずに色々試しているような段階に思えるので予想は難しいですが、プレシーズンでのネイマールの役割をそのまま任せる形になると思います。

スアレスを最前線に、その後ろに近い距離でメッシとデンベレを配置するという形です。

デンベレのバルセロナでのプレーを見るのは代表ウイーク明けの試合からとなるので、ここから2週間ほどお預けとなりますが、今回はフランス代表に招集されていないのでしっかりバルセロナで練習して少しでもチームの雰囲気に馴染んでくれればと思います。

代表選手離脱で多くの選手がいないのでいつもの雰囲気とは全く違いそうですが、ピッチ外の部分でこの2週間は大いに有効活用できそうです。

デンベレがバルセロナのユニフォームを着て、早くそのスケールの大きいプレーを見てみたいですね。

 
 

2 Responses to “ネイマールの後釜、将来のクラック候補デンベレ獲得!(動画付)”

  1. メシコシ より:

    ついに決まりましたね。
    正直この移籍金には納得がいきませんが、何故かワクワクしてしまう所は、パウリーニョの移籍との大きな差です。
    管理人さんの仰る通り、デンベレより打開力のある選手は五大リーグで20人ぐらいはいそうです。
    ただ、能力的な面白さ、ポテンシャル、特にバルサへのフィットという点ですごく期待してしまいます。
    まずはバルサに慣れ、デロウフェウ、デニス辺りと切磋琢磨してバルサを勢いづかせる風となって欲しいものですね。

  2. プラッシー より:

    とうとうデンベレ獲得が決まって一安心です。
    たしかにボールロストが多く、改善の必要な部分が多いですが、成長して10年近くバルサを支えられる選手になるのではないかと期待に胸を膨らましています。

    切り返しが深いドリブルだけでなく、ラストパスも上手いので、バルサのポゼッションサッカーとも上手く調和していくのではないかと思います。

    高い買い物になりましたが、選手を獲得しなかったら来シーズンにも同様の補強問題を抱えていただろうし、早めに決着したことは、かえって良かったと思います。

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