バルセロナがアトレティコ・マドリードを倒す方法発見!?

バルセロナはCL準々決勝の1stレグでアトレティコにホームで2対1と勝利し、2ndレグへ有利なスコアで終えれた。これでエンリケバルサになってからはアトレティコとの対戦成績は7戦全勝となり、質の高いバルサならアトレティコに勝利出来るという印象すら受ける。

今回は「いつものバルサ+アトレティコの弱点を突けば、バルサはアトレティコに勝てる!?」というテーマです。

最低条件はアトレティコを前に出させず押し込む

まずは質の高いバルサで勝てると言ったが、それはアトレティコのプレスにハマらないパス回しを見せるバルセロナの姿である。アトレティコは前線からのプレスも上手く、調子の悪いバルサの状態ならすぐに引っかかってアトレティコの速攻の餌食になるだろう。まずはアトレティコの前からのプレスをかわすのが第1条件となる。

次に重要になるのは、アトレティコの守備組織をどれだけ下げさせれるかである。アトレティコのように守備が非常に固く、速攻を狙うチームと対戦する時にハーフライン付近でプレーすることは、速攻で一気にピンチになるリスクが高い

対戦相手が守備から攻撃に切り替わった時に1本のパスでバルサのDFラインの裏を簡単に狙えるし、何よりも手数をかけずにシュートレンジの距離で相手にプレーさせることになる。ペップバルサの時は相手がズルズル下がる守備を見せていたこともあったが、相手を自陣の1/3ぐらいにパス回しで押し込むことにとても長けていた。

ここからはアトレティコに限っての相手で守備ラインを下げさせる方法だが、そのポイントはサイドの制圧になる。バルサがサイドの敵陣地深い位置でボールを受けることこそ、アトレティコの守備ラインを下げさせる大きな要因になることは間違いない。

アトレティコと言えば中央をぎゅっと絞った守備が持ち味で、バルサ戦では特にそれが顕著でバルサに中央突破や中央へのグラウンダーのパスを簡単には許さない。またアトレティコの守り方的に自分達より後ろにボールがある時はチーム全体で守備ラインを下げて守る決まりがある。サイドではある程度バルサにパスを通さしても良いが、変にもたついたりしたらそこで人数をかけて一気にスペースを無くしてボールを奪うというのもアトレティコには狙いがある。

バルサがアトレティコにサイドでボールを奪われないためには、早い判断力でのプレーと周りの選手の素早いサポートの動きが重要になる。質の高いバルサなら出来そうなプレーであり中央を変に固執して崩そうとせずに、サイドにシンプルにパスを散らしながら何度も後ろでやり直して攻撃を組み立てることはバルサなら出来るレベルのプレーのように感じる。

この前のCL準々決勝1stレグの後半ではアトレティコが1人少ないこともあり守備から攻撃の速攻の脅威が少なく、バルサ側も1点ビハインドである程度攻めに行かなければいけないという状況もあり、SBを高い位置に置いてこれが実践できていた。アトレティコは守備のラインが下がり過ぎてボールを奪っても攻撃に出れずにバルサにすぐボールを奪われて、ほぼ一方的な試合となっていた。

バルサは次のアトレティコ戦でもSBの選手が積極的に攻撃参加する必要がある。サイドの深い位置でバルサがボールを持てばアトレティコの守備ラインが下げられて、バルサはより失点のリスクを下げさせることが可能になる。「攻撃こそ最大の防御」とはサッカー界ではバルサにあるような言葉で、攻撃してパス回ししてアトレティコに勝利したいものだ。

横からのシンプルなクロスボールにアトレティコは弱い!?

横からのシンプルなクロスだけでアトレティコを崩せるわけではないが、アトレティコの逆サイドの守備の薄さは次の試合に突きたいポイントである。その1つの策としてファーサイドへのクロスとしてクロスボールとしています。

アトレティコはバルサがサイドの高い位置でボールを持っているときにそのサイドに寄って守備を固めているため、逆サイドを守っているのはSBの1人で守っている。ここがとてもアトレティコの手薄な守りの部分であり、さらにバルサのクロスボールを予測していないのかマークも甘い。ネイマールが何度かアウベスのクロスを頭でヘディングシュートしていたし、ファンフランのマークはとても甘かった。

バルサは右からはアウベスやラキティッチがクロスでネイマールに合わせるのが1つの策で、左からはクロスではなくネイマールが中にカットインしながら逆サイドの選手や中央の選手の足元にパスするのがとても有効な攻撃になりそうだ。

ネイマールがボールを持てばアトレティコの守備はとても寄って守る癖があるので、逆サイドや少し離れた選手は楽にボールを受けれる可能性が高い。この前の試合でもネイマールからメッシやラキティッチの足元で楽にボールを受けれるシーンを作っており、ネイマールは縦の突破を狙うだけでなく無理なら中央や逆サイドにパスを預けるというのも1つの策になる。

バルサはアトレティコから得点を奪うにはやはり中央の攻撃に偏るのではなく、サイドを上手く使って崩す方がとても賢い。得点を奪うことこそが勝利への道であり、次の2ndレグのアウェイの試合ではアウェイゴールはバルサに大きなものをもたらすので、得点を奪いにいく姿勢を崩さずにピッチを広く使って攻撃すれば、バルサはアトレティコに勝てる確率は上がると考えられる。

次のアトレティコ戦は勝利すれば準決勝進出が決まるので、気持ちよく準決勝進出を決める為にも勝利して終わりたい。無敗記録は前回のリーガのクラシコで終わったが、ここから無敗記録を作るというよりも連勝記録を作ってやるぐらいの勝利に貪欲で攻撃的なバルサに期待したい。まずは目の前の1試合1試合が重要で次はリーガのアノエタでのソシエダ戦だが、来週のアトレティコにはバルサは十分勝てると思える。タフで苦しい試合になるのは間違いないが( ̄▽ ̄)

 
 

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