ルイス・エンリケの選ぶスタメンの予想はもう当たらない!?
バルセロナは1月になってビダルとアルダが加わり、本当に選手の起用が楽になった感じがする。多少欠場者が出てもこの2人でカバー出来るし、ほぼどこでも起用できるセルジ・ロベルトがいることで主力の数選手に多少の休みも与えることにも成功した。
しかし、その逆を言えばスタメンの予想はとても難しくなっている。これまでビダルとアルダをチームに馴染ませる意味も含めてこの2選手を多く起用していることや、不意にくるシステムの変更やここにきてのムニル起用成功など、良い意味でスタメン予想が当たらない日が続いている。
今回は「ここからのバルセロナは対戦相手も予想出来ないスタメンを用意する!?」というテーマです。
■ 目次
今までの11人の鉄板メンバー起用は3月までお預け!?
これまでのエンリケバルサの鉄板メンバーの11人と言えば、後ろからブラボ、アウベス、ピケ、マスチェラーノ、アルバ、ブスケツ、ラキティッチ、イニエスタ、メッシ、スアレス、ネイマールである。
しかし、この1月は怪我人や累積の欠場もありこの11人が揃うスタメンはほとんどなかった。ビダルとアルダの起用をこの1月と次の2月はルイス・エンリケが優先してトライする雰囲気もあるので、この11人が揃ったスタメンはほとんど訪れないかもしれない。
前半戦に怪我人の影響で少し無理をさせて出場させた選手もおり、1月と2月はローテーションを積極的に採用して選手を回しながら戦っていきそうだ。2月末付近のCLの決勝トーナメントが始まる時期までは、選手の組み合わせやポジションなど色々試しながら、バルセロナは試合を重ねて勝利を収めなければいけない時期になるだろう。
新戦力台頭でスタメン争い始まる
ビダルとアルダが1月から起用可能になりこれまでバルサは7試合を戦ってきたが、この2選手のプレーの出来は予想以上に良い感じを受けるのではないだろうか。
半年近くほとんど試合でプレーしておらず、試合勘の欠如や公式戦の試合におけるスタミナの欠如や連携面含め心配事はいくつかあったが、現在での心配事は連携面ぐらいだろうか。まだまだ2人の長所が出尽くしているかは分からないが、それなりに良いプレーが見れている印象は強く受ける。
そこでチーム内における問題になるのはスタメン争いである。主に右SBでアウベスかビダルか、右CHでラキティッチかアルダのどちらをスタメンで起用していくかが問題となって来ているのではないだろうか。セルジ・ロベルトも前半戦同様に成長も著しく、本職の右CHや今季序盤に試された右SBでの起用も考えられるのではないだろうか。
ビダルとアルダが起用可能になって7試合が経ち、CL決勝トーナメント開始までも7試合があり、ちょうど今はシーズン終盤の大事な時期に向けての中間地点と言えるかもしれない。ここからの7試合の出来次第では、今までの鉄板メンバーの11人から変更も十分に考えられるほどビダルやアルダやセルジ・ロベルトの活躍は素晴らしいものがある。その他の選手も途中交代含めまだまだ競走中という感じであり、選手間同士の争いはここからより一層激しくなりそうである。
今季は昨季より選手層が厚くなってシーズン終盤を迎える
今冬のマーケットでは今の所補強面で良いニュースはなく、バルサ復帰を期待されたデニス・スアレスもノリートも獲得の可能性は極めて低くなっているという感じである。しかし、3冠を達成した昨期よりも選手層が今季は厚く感じる。
昨季は鉄板メンバーにGKではシュテーゲン、DFではマテュー、MFではシャビ、FWではペドロぐらいが、あまりバルサのチーム力が落ちないバックアッパーのメンバーだった気はする。フィールドプレーヤーでは3人しかいなかった。
今季は現在の所GKにシュテーゲン、DFではマテューとベルマーレンとビダル、MFではセルジ・ロベルトとアルダがいる。フィールドプレーヤーだけでも5人おり、ベルマーレン以外は複数のポジションが出来ることで幅広くカバーできている。ムニルはまだまだ不確定要素な部分は大きいが、ゴールという結果を残し続ければ途中交代のジョーカー的存在での起用はあるかもしれない。
ここからもしかすると怪我や病気などに倒れてしまう選手もいるかもしれないが、その他の選手含めて昨季より選手層は増したなという印象を今のエンリケバルサには感じる。ルイス・エンリケのやり方や戦い方も昨季の1シーズン目よりも今期の2シーズン目の方がよく浸透しているし、今季も大きなことを成し遂げれる可能性は高いかもしれない。