ヴェラッティ、デンベレを獲得するならバルサは主力を1人放出すべき(動画付)

最近バルセロナの周辺ではヴェラッティのニュースで溢れかえっています。

ヴェラッティが所属クラブであるパリに移籍を強く志願し、移籍先はバルセロナを希望しているとも言われています。

今回は「高額な移籍金で選手を獲得したなら、その選手の出場時間を確保するためにも主力を1人放出すべき」というテーマです。

 

「ベンチの層を厚くする」ための大型補強はいらない

今シーズンはレアル・マドリードの成功によって、ベンチに良い選手が多くいれば来シーズンのバルセロナは勝てると考えるのは、単純に物事を考えすぎです。

ゲームのようにチームの22選手を全員ビッグネームで固めるのは非現実的で、出場時間の分配やベンチ選手からの不満噴出という面でもチームをまとめるのはとても難しくなります。

選手をうまく管理するのはバルベルデ監督の役割になりますが、まずは選手編成からしっかり考えてチームを構成するべきです。

ベンチの層が厚いのに越したことはありませんが、若手やベテランなどいろいろ織り交ぜてチームの22選手は構成する必要があります。

 

高額な移籍金で獲得した選手は”間違いなく活躍する”と考える

今夏のバルセロナ周辺で高額な移籍金で獲得が噂されているのは主に、ヴェラッティ(24歳、パリ所属、1億ユーロ越え)とデンベレ(20歳、ドルトムント所属、9000万ユーロ)の2人です。

ベジェリン(22歳、アーセナル所属、4000マ万ユーロ)も高いですが、最近の市場を考えてギリギリ高額な移籍金とは考えないようにしてます。

ヴェラッティやデンベレといった超高額な移籍金で獲得した選手を、ベンチに置いていくという考えは正直理解に苦しむところです。

デンベレは年齢的に若く将来性を期待しての獲得にはなるでしょうが、あまりにも高額な移籍金で獲得した選手がベンチに座ることは、クラブの費用対効果の面からも良くないです。

バルサファンは獲得した選手に対して「活躍してくれるかな!?」と”期待と不安”に包まれるものです。その割合は一人一人違うとは思いますが、基本的には獲得した選手に対してこの2つの気持ちが生まれるものです。

しかし高額な移籍金で獲得した選手はある意味”スーパースター扱い”となり、「活躍してくれるかな!?」ではなく「間違いなく活躍する」「活躍してくれなければ困る」といった考えを持つべきです。

そんな高額な移籍金で獲得した選手のポテンシャルや能力に疑いの余地はなく、試合に出場すればチームの勝利に貢献してくれるものだと考えるべきです。

よって高額な移籍金で獲得した選手を「ベンチでいいだろう」といった考えは捨て、チームの主力選手として迎える必要があります。

主力選手として迎えるのだから現主力選手の誰かが1人はベンチに下がることになり、その選手が多くの出場機会を望むのなら移籍させてあげるべきです。

ヴェラッテイ獲得ならポジション的とカンテラ選手を除けば、被るのはラキティッチとなり、ヴェラッティ獲得=ラキティッチ放出と考えて良いのではないでしょうか。

ラキティッチがベンチでもバルセロナに残りたいと願うのなら強引な放出は控えるべきですが、チームにおける状況や立場を説明すれば、ラキティッチも出場機会を求めて移籍を選択する可能性は高いように思われます。

高額な移籍金を支払うためには資金が必要となり、ピッチ内の問題だけでなくピッチ外の問題からも、スーパースター級の選手を獲得するなら資金を作るべく選手を放出すべきでしょう。

ヴェラッティのバルセロナ戦でのプレー集をのせておきます。

※上記の動画はYouTubeチャンネル「MZI」様より引用

ヴェラッティのプレーがもちろん見どころなのですが、バルセロナの中盤の守備が押し出すようなプレス(~6:32)から、後手に回る守備(6:33~)に変わっているのが良く分かりますね。1年目のエンリケバルサと3年目のエンリケバルサの守備の違いがよく分かります。

 

デンベレ獲得も例外ではなく、MSNの誰かを放出するべき

上記ではヴェラッティにしか言及しませんでしたが、デンベレも例外ではありません。

デンベレをもし獲得したらこんなシステムになるのではと考えている人がいるかもしれませんね。ヴェラッティとベジェリンも獲得した場合。

期待が膨らむメンバーが揃っているのですが、チームのバランス的に守備がエンリケバルサ最後の時より厳しい印象があります。

バルベルデ監督の手腕でどうにかなるのならこういった形とメンバーでも問題ナシですが、このメンバーでは恐らく厳しいだろうという感じがします。セルジ・ロベルトがスタメン外れてるのも相当気になる所ですし^ ^

デンベレを高額な移籍金で獲得するのにはそもそも大反対で、出せて5000万ユーロまでだろうと思っているので今回の話は流れてほしいと思っています。

もしもデンベレを獲得するのならチームのバランスを考えて、MSNの誰かの放出を検討する必要があると本当に思います。デンベレもスーパースター候補ですし、ベンチに置いておくのはとてももったいないですね。

デンベレのポテンシャルや能力に疑いの余地はないのですが、移籍金が高すぎるので今夏はスルーしてほしいものです。デンベレスルーならMSNのプレーが来シーズンも間違いなく見れますし。

 

チームのバランスを考えたバルベルデバルサに期待

ヴェラッティ獲得は後方で上手くパスをさばく選手という意味で自分は強く望んでおり、これはバルセロナに大きくプラスになると思っています。

デンベレに関しては高額な移籍金もありますがまだそこまでのプラスはなく、今夏は獲得を見送ってバルベルデ監督がチーム運営と管理をしやすい選手構成になって欲しいなと思います。

今回はスーパースターとなる高額な移籍金で選手を獲得するのなら、出場時間確保や資金面のこともあって現主力を放出すべきという内容だったのですが、チーム編成で一番大事なのはやはりバランスだと思います。

ピッチ上に立つ11人もバランスが重要ですし、ベンチメンバー含めてバランスの良いチームになるために、バルセロナは今夏の選手獲得に動いてほしいところです。

デウロフェウを買い戻したらデンベレの噂は消えそうですがどうなるのやら。

 
 

5 Responses to “ヴェラッティ、デンベレを獲得するならバルサは主力を1人放出すべき(動画付)”

  1. こおろぎ鍋 より:

    現状の報道を見る限り下記の23人体制でスタートでしょうか?
    GK2人(ステーゲン、シレッセン)
    右SB2人(”ペジェリン”、Aビダル)
    左SB2人(アルバ、ディニャ)
    CB4人(ピケ、ウムティティ、マスチェラーノ、マルロン)
    MF8人(ブスケッツ、”ヴェラッティ”、ラキティッチ、Sロベルト、イニエスタ、デニス、Aゴメス、アレニャ)
    FW5人(メッシ、スアレス、ネイマール、パコ、ラフィーニャ)

    ラキティッチはクラブから来期も戦力として考えていると言われたとありましたし、デニスも来期を戦う意思をロングインタビューで語っています。
    Aゴメスもクラブと本人が複数のビッグオファーを断ったと。マスチェもまだ戦うと。
    ジェリー・ミナはリベルタドーレスでのパルメイラスの結果に関わらず冬移籍と見ています。
    マシップ、マテュー、Aトゥランは退団。
    デウロフェウは個人的に戻ってきてほしいですが、本人が乗り気じゃなさそうなんですよね。戻ってくるならラフィーニャが出て行きそうです。

  2. 大魔人プジョル より:

    ご無沙汰してます。獲得情報はオフシーズンの楽しみですね。

    さて今年のバルサの補強ですが、自分は中盤にベッラッティは鉄板として、右SBには守備も良さそうなベンフィカのネルソン・セメド、そしてCBにはパルメイラスのジェリー・ミナがいいように考えています(右WGは補強不要、せいぜいデウロフェウでいい、の考え)。

    特にミナは、バルサ唯一の弱点で課題である高さをハイレベルで備え、攻守のセットプレーで活躍しそうですし、元ピボ―テということで足元がうまく、ブスケツの控えとしても期待できるんじゃないかという意味で絶対に確保すべきと思っているのですが、いかが評価されますか?

    今期ではなく、来期の補強ターゲットとの声もあるようですが……。

  3. バルサファン より:

    結局マネーゲームで売り買いしてポジションに当てはまるだけですよね。
    活躍しなくてはならないのなら既にイニエスタやセルジロベルトなどの選手はもうバルサにいませんよね?
    育てるという選択肢がないバルサはつまらない。
    全てのタイトルを欲しているが、それだけにとらわれるのは嫌ですね。
    ドリームチーム作ってまた暗黒時代突入ですか。

    • こおろぎ鍋 より:

      活躍しなければならないのは”高額”で獲得したネイマールやスアレスのような選手ですよ。
      若手をベンチに入れて成長を促すことを否定する文章なんてどこにもないのに。

      スタメンは主力で、サブに若手とベテランをおいてバランス良く戦っていく、極めて当たり前な正論でしょう。
      コウチーニョやらデンベレならともかく、今期戦っていて一番足りない部分(中盤底のゲームメーカー、ブスケッツの替わり)を補える実績と能力、バルサのアインディティーに当てはまる一流選手をピンポイント補強することは理にかなったものです。

      この記事のどこを読めばそういう結論になるのか不思議でレスしちゃいました。

  4. ao より:

    いつも楽しく読ませていただいてます。

    質問なのですが、ヴェラッティを獲得できると仮定した場合、ラキティッチはこの夏に売るべきだと思いますか?もっと言うと中盤で売るべき選手は誰だと思いますか?

    自分はアルダ、ラフィーニャ、ラキティッチはこの夏に売るべきだと考えています。MFはイニエスタ、ブスケツ、ヴェラッティ() ロベルト、ゴメス、デニス、アレニャがいれば十分だと思います。
    また、この夏はヴェラッティの他に右SB(ロベルトを中盤に戻すため)CB(マスチェとマテューが抜け可能性が高いため)も補強すべきと考えており、補強資金を捻出するためには、ラキティッチを高く売れるうちに売るべきだと思います。ラフィーニャに関しても、これ以上いてもセントラルとして定着する見込みがないので同様です。
    主さんはどう考えますか?

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