舐められているバルセロナ、そのまま選手獲得するのか?

最近のバルセロナの周辺では、ネイマールが移籍したその後釜を獲得する為、ビッグネーム獲得の噂が絶えません。

そこで気になるのはそのビッグネームの選手名よりも、移籍金額の高さに驚かされます。数年前では考えられない「1億ユーロ」という金額が当たり前のように飛び交っています。

今回は「バルセロナは1億ユーロ以上払って選手獲得を本当に考えているのか?」というテーマです。今回は多少バルサフロント批判があるので、そういう話が嫌な人は読まないことをおすすめします。

 

「足元を見られる」のではなく「舐められるバルセロナ」

ネイマールがパリへ移籍した結果、バルセロナには契約解除金である2億2200万ユーロが支払われました。

そしてそのニュースは瞬く間に世界へと発信され、バルセロナの金庫には多額のお金があることを他のクラブは当たり前のように知っています。

そこで他のクラブがバルセロナにとる策は、少しでも多くの移籍金を得ることです。

バルセロナが現在狙っているといわれるコウチーニョ(リヴァプール)、デンベレ(ドルトムント)の獲得に必要な金額は1憶ユーロ以上と、完全にバルセロナの財源の状況を知った駆け引きとなっています。

現状ならもしかしたら2人共、1億2000万ユーロ以上の移籍金がかかるのではないかとも予想され、完全にバルセロナはクラブ間交渉で後手に回っています。

バルセロナの交渉下手は分かるのですが、現状のバルセロナは足元を見られている状況ではなく、完全に「舐められている」状況になっています。

それでもバルセロナのフロントはお金があることで何を考えたか、相手のクラブの話に合わせようと、増額して獲得の交渉を進めようとしています

 

1億ユーロ以上払うのは基本バカげている!!!

もしコウチーニョとデンベレの2人のバルセロナへの移籍が正式に決定すれば、恐らく移籍金額ランキングで2~4位ぐらいに入るでしょう。

バルセロナの金庫に多額の移籍金があるからといって、1億ユーロ以上支払う選手はほんの一握りの選手のように感じます。

そして、その一握りの選手にコウチーニョもデンベレも該当しないというのが個人的な意見です。

コウチーニョは実力やポテンシャル的に1億ユーロの価値はないと思いますし、デンベレのポテンシャルの高さは1億ユーロの価値があるかもしれないと思いますが、20歳と若い選手に1億ユーロはさすがにやり過ぎだろと思います。

数年前と市場規模も変わっていますが、これならポグバの獲得に1億ユーロ支払ってくれた方がまだマシだったと思います。

つまり何が言いたいかというと、他のクラブとの交渉に踊らされて「選手の市場価値をはるかに超える移籍金額で選手を獲得するべきではない」ということです。

噂に上がる2人の市場価値はコウチーニョなら6000万ユーロ、デンベレも6000~7000万ぐらいとみています。

それの倍近い1億ユーロ以上支払うのは狂気の沙汰を超えているように思え、これなら移籍の仕方は悪かったけど、功労者でもあるネイマールのボーナス(2600万ユーロ)を支払う方がマシだと思うのは自分だけか。

ネイマールのボーナスは元々そういう契約にしたフロントのミスで、自分達のミスだったり、わきの甘さをネイマール批判で責任転嫁する発言をしたのも個人的にはいただけない。

この記事をもしかして読んでいる時にはコウチーニョやデンベレの獲得が決まっているかもしれませんが、何人かがネイマール移籍後に語っていた「ネイマール移籍というより、そのことでサッカー界の市場の状態がおかしくなる!」というのを、バルセロナがしようとしているのかもしれません。

自分もバルサフロント批判なのであまり良くないのかもしれませんが、さすがに「バルサフロント、もう一度頭のねじをしめ直して考えてくれ!」と思っています。

1億ユーロ以上で獲得してベンチに置くとかいう状況は難しいですし、選手自身にかかる期待も常軌を逸したものになるのは目に分かるので、止めてほしいところです。

 

2億2200万ユーロ全額、選手補強に使う必要はあるのか!?

ネイマールの後釜を取ることに絶対反対ではないのですが、市場にそういう選手や適正価格でいないなら、無理に選手を獲得する必要があるのでしょうか。

そもそもバルサフロントはネイマールの移籍金である2億2200万ユーロを、ほぼ全額使おうとしていますが、残すということはできないのでしょうか。

この夏やシーズン終了時に多額のプラス収支で終えることで、日本で言う税金のようにどこかに半分くらい持っていかれるなら使った方がいいと思いますが、恐らくそういうことはないと思われます。

バルサには多額の負債(2億ユーロ以上)がまだ残っていますし、無理に選手獲得するのではなく負債返済という選択肢はないのでしょうか。

バルトメウ会長はクラブの収支では負債を着実に返済して優秀な会長だと思いますし、バルセロナの長年にわたる負債をすべて返済した会長として、名を刻んでも悪くない気もするのですが。

収支や財源の問題などにはうといので的外れなことを書いているのかもしれませんが、選手獲得以外への投資という選択肢を選んでもいい気がします。

 
 

4 Responses to “舐められているバルセロナ、そのまま選手獲得するのか?”

  1. とし より:

    たびたびコメント失礼します。ディバラは新10番となりユヴェントスが放出しない意志を示し、コウチーニョとデンベレは相手クラブが拒否など目を付けた選手はことごとく獲得困難な状況になってきています。
    最近になってニースのセリの話題が復活してきているのでその辺りで落ち着いてほしいところです。
    セリにしてもコウチーニョにしても獲得する事になれば中盤は明らかに定員オーバーになると思います。その為に、将来性を買って獲得したデニススアレスやアンドレゴメスが出場機会を求めて出て行ってしまう気がしてなりません。更にセルジ・ロベルトまでもが出場機会を求めているという記事まで目にする様になりました。
    今いる中盤のメンバー(中盤で使える)で割とあり得る放出候補はトゥランとラフィーニャの気がするのですが、あと1人を か2人獲得する様なら更に放出せざるを得ないと思います。
    バルセロナがもし報道にある通り、デンベレ、コウチーニョ、セリ、パウリーニョを獲得したら誰を放出するのがベストだと思われますか?

  2. メシコシ より:

    デンベレは才能溢れる選手ですが、1億5000万ユーロの価値があるとはとても思えません。
    少なくともタッチライン沿いでのポテンシャルは、デロウフェウとそこまで変わり無く、差が出るとすれば中に入った時の連携か、裏取りでのフィニッシュワークだと思います。
    同郷の伝説的なフィニッシャーのアンリですら、例え全盛期だったとしてもそこまで活躍できるかは疑問ですし、ブンデスリーグで20ゴール以下の選手がそこまでのインパクトを残せるのでしょうか。
    ぽっかり空いたポジションとパンパンの財布で、大金を払うのは自然な流れの様に思えてしまいますが、経営陣には大局的な目で動いて欲しいです。
    そもそもmsnで解決できない問題を、補強で解決するのは現実的で無く、戦術的アプローチこそそれを解決するものだと認識し、その上で後継者、次世代のエースなどを見据えて、ある程度適正な額で補強していくべきでは無いでしょうか。

  3. レト より:

    それからネイマール批判でフロントの失態を有耶無耶にしてはならないというのはこれまで書いてきたとおり同意見ですが、
    ネイマール自身に関しては、迷っていたのではなく最初からボーナス目的でチームを騙していたのをアウベスが暴露してしまったのでもう擁護するつもりはありません。

  4. レト より:

    明らかに適正価格はオーバーしていますし今のバルサは人員過多ですが、
    それでもレアルと対抗する以上、今の選手層で充分だとは思えないんですよね。
    昨シーズンのようにやり繰りを誤れば時間も勝ち点も失ってしまうだけに、
    「ベンチメンバーだけでもなんとかなる」という保証が欲しいです。

    個人的にはデンベレだけでも充分だとは思いますが、「獲らない」という選択肢は納得しかねます。
    最低でも一人は確実に獲って頂きたいというのが率直な感想です。
    これでチャンピオンズリーグでレアルはおろかPSGよりも成績が下回ったら目も当てられないですから(皮肉にも堅実な補強が出来ているのはレアルの方なんですよね・・)。

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