補強解禁の冬の市場ではスルーがベスト!?

そろそろ新年を迎える頃になり、バルセロナの最近のニュースはもっぱら補強選手になっている。または他クラブからのバルサ選手へのオファーになっている。

今回は「欲しい選手がいないなら冬はおとなしくするのがベスト」というテーマです。

ルイス・エンリケの希望はやはりノリートっぽい

今シーズンの初めからこれまで、南米トリデンテを休ませる為のFWの選手の獲得が必要だと言われ続けていた。ムニルとサンドロの成長ではカバーできないと分かった今、やはり誰かを獲得するのがベストな選択なのは間違いない。

最近では9番タイプのFWを狙っているという報道も出たが、ベテランで移籍金がお手頃な選手でバルサで活躍してくれそうな選手のリストに、正直心惹かれないのが実情である。

そんな中、ルイス・エンリケは今でもセルタ時代の教え子であるノリートを希望しているようだ。バルサの財政の問題上、違約金の1800万ユーロの移籍金は厳しい所である。最近ではサンドロ(トッテナムから1200万ユーロ)やサンペル(アーセナルから1000万ユーロ)に冬での完全移籍のオファーも来ているらしく、この2人を放出すれば不可能ではなさそうだがどうなることやら。

デニス・スアレスというジョーカーが獲得出来れば現状最高の補強

ノリートの補強がバルサの現上難しい今、注目され出したのがデニス・スアレス(ビジャレアル)である。夏にレンタル先(セビージャ)からバルサ復帰が噂されていたが、補強禁止処分に引っかかることで実現しなかった。その補強をバルサは冬に実現させようとしているらしい。

この補強の問題は契約問題である。バルセロナはビジャレアルに対して買戻しオプション(300万ユーロ)があるものの、それは今シーズン終了後の次の夏の市場でという契約になっている。これをビジャレアルに冬でもOKにする為には、相当難しいミッションになるだろう。

後はデニス・スアレス自身の問題もあり、本人がバルサ移籍に魅力を感じているのかは不明である。正直バルサでの成功よりもサッカー選手の成功を願っている感じがデニス・スアレスには強く、ベンチに座る機会が増えるであろうバルセロナへの移籍に乗り気なのかは疑問がある。

この交渉が成功すればバルセロナ的には安く(300万ユーロ)、冬に選手の補強が出来て満足なのは間違いない。デニス・スアレスのバルサ復帰を望んでいるバルサファンは多く、中盤やウイングの位置でもプレー出来る選手層を厚くする補強は大歓迎である。獲得できるかはこの後の展開次第だろうが、現実問題とても困難な問題な気がするので楽観視して待たない方が良いだろう。

最終的にビダルとアルダの加入だけでスルーするのがベストかもしれない

冬の市場に入った所で、バルセロナには新戦力の2人がプレー可能になる。それはビダルとアルダである。2人に対する期待などは解禁日間近になったら書こうと思っています。

ビダルとアルダの2人が本格的に来年の1月3日or4日から(試合は国王杯の1stレグのエスパニョール戦から)チームに加わるのだが、期待が大きいのは前線や中盤でプレー可能なアルダになるだろう。このアルダの出来は後半戦にとても重要になるのは間違いなしである。

選手層的には前線に1枚欲しいのは自分の意見としては変わらないが、使えない変な選手を獲得するぐらいならこの冬の市場は誰も獲得しないのがベストな判断にはなりそうである。上記にも書いたようにデニス・スアレスの獲得は良いとしても、使える選手数は少ないながらも今期は最後まで乗り切れるのかなという印象を今のチームには受ける。

怪我人が何人か出れば終わりの感じもするが、前半戦のようにギリギリでも勝利で乗り切ってくれそうである。バルサの選手は1つのポジションだけでなく複数のポジションが出来る選手が多くおり、11人残っていればまだ希望はあると言えるだろう。

バルサの財政問題が冬の市場で選手を獲得できない最大の原因であり、本来ならルイス・エンリケ監督が明確に希望したノリート獲得で1件落着で冬の市場を終えただろう。しかし今のバルサの状況ならルイス・エンリケには不満だろうが、冬の市場はスルーする選択肢も受け入れてもらうしかないだろう。

 
 

1 Responses to “補強解禁の冬の市場ではスルーがベスト!?”

  1. クロウ より:

    質問ではないですが、アレイクスビダルは右のどの位置でもプレーしているので中盤や前線もこなせるのではないでしょうか。 ちょっとアルダだけで気になったので…2人に対する期待を書く記事でポジションについても書いてもらいたいなと思います。 当面はエンリケは2人を中盤、右サイドバックと最初の目的の位置で起用すると個人的には思っています。

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