1敗ぐらいでローテーションは辞めない!!!

バルセロナは代表ウイーク後のアラベスにまさかの敗戦をしてしまった。チームのプレーぶりは精彩を欠いており、その原因の1つにローテーションしたメンバーが期待に応えるパフォーマンスが出来なかったことが挙げられだろう。後は単純に代表戦での疲れによる体の切れがなかったのも大きかったのだが。

今回は「アラベス戦では失敗したがこの1敗だけの失敗でめげず、ローテーションを積極的に取り入れながら今シーズンのバルサは戦う」というテーマです。

新戦力を起用しすぎて連携面が崩壊

代表戦後とはいえカンプノウでの昇格組のアラベス戦、自分もそうだがバルセロナの勝利を疑わなかった。アラベスの開幕節のアトレティコとの試合を見る限り攻撃力はそこまでなく、バルセロナが先制点を奪えば一気にバルサペースとなってそのまま勝利出来ると思っていた。

恐らくルイス・エンリケもコンディションが悪い鉄板メンバーを外しても勝てると思い、前線にはバルサに合流して間もないパコ・アルカセルを抜擢した。リーガ第2節からは7人のスタメンの選手が変わっており、さらにマスチェラーノとブスケツとラキティッチとネイマールの4人しか鉄板メンバーをスタメンで使わなかった。そしてその起用方法が大きな代償を受ける羽目となった。

新戦力のパコ・アルカセルがいる前線は流動的な攻撃はほぼ出ず、ネイマールも左のディニュやデニス・スアレスとは初めてのプレーで個人技に走ることが多かった。ルイス・エンリケも試合後に流動的なプレーが出来なかったことを敗因と認めており、それは連携面の不足からなるものが大きかった。

自分も楽観視しすぎていた部分が大きかったが、やはり連携面は大事だった。ユムティティやディニュやデニス・スアレスが新戦力では加入間もないが良いプレーをしているのでボケていたせいか、バルサスタイルに慣れるというだけでなく選手間の連携面がチームとしてまだまだ不足していることが明らかとなった。

今夏に加わった6選手がバルサにはおり、右SBのビダルもイマイチチームに入り切れていない印象もあり、現在のシーズン序盤は半数近く(6、7人以上)は鉄板メンバーを起用しながらのローテーションにした方が良さそうだ。後は試合の途中投入でも選手間の連携面は高められるので、まずは前半や早い時間帯で試合の勝敗を決めきることを求めるメンバーで戦っていくべきだったのかもしれない。

ローテーション自体間違っていない!

こういう大幅なローテーションをして敗戦すると必ず言われるのがローテーションの導入の是非についてだ。プロの世界で結果から物事を言うのが簡単なのでこういう時にローテーションの反対意見が多く上がるのだが、ローテーション自体バルセロナは絶対に取り入れなければいけない起用方法なのは間違いない。

昨季は4月にチームが失速したり、どこかのライバルチームはメンバーを固定することで後半戦になると失速したという話も忘れてはならない。毎週2試合近い試合を戦っていくバルサなので、やはりローテーションを取り入れて戦ってコンディション調整をするのがベストだ。

後はどれぐらいの度合いでやっていくかだが、対戦相手の実力やホームorアウェイの試合で判断するのも間違っていないだろう。今回はアラベスを過小評価しすぎたことと、選手のコンディションが思った以上に低かったことでローテーションは失敗に終わってしまったと言える。

少しバルセロナ全体が調子に乗っていた感じがあり、また初心に戻って勝利に対して貪欲に考える必要もありそうだ。簡単に勝てるやいつか得点は奪えるだろうと楽観視し過ぎると痛い目を見、今回の試合では決定力の低さも得点が入らない原因だった。

敗戦したことでローテーション自体は失敗だったが、チャンス数的にはバルサは完全に上回っておりもう少し得点を奪っておかなければいけなかった。MSNの決定力に頼っていた部分も問題と出た形になり、今回は2人ベンチだったがベンチに座らせるのは1人が限界なのかもしれないと思わせた。

そういう意味でもローテーションの度合いを調整するルイス・エンリケの手腕はポイントとなりそうだ。レアルに順位表の上を取られたのは痛いが、まだリーガ38試合中の3試合しか終わっておらずこれからこれから( `ー´)ノ。そこまで慌てるべき時期でもない!

 
 

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