MSNの1人でもいればバルセロナは勝てる!?

まだ後半戦の試合も始まる前、補強解禁もあってバルセロナ周辺はどうしても移籍ニュースで賑わっているが、そろそろハードスケジュールの後半戦に入るので試合への切り替えを忘れずに( ̄▽ ̄)

今回は「MSNの1人でもピッチに立てばバルセロナに勝機あり!?」というテーマです。

MSNがいる時は自信満々だがいなくなると・・・

現在のバルセロナは良くも悪くも前線のMSNの力で得点を奪って勝利しているチームである。しかし、そんなバルセロナもローテーション以外の大事な試合で初めてとも思える2人不在の状況があった。それはクラブワールドカップの広州戦だった。

ネイマールの怪我、メッシの試合前の体調不良でMSNの中で試合に出場したのはスアレスだけだった。1発勝負の緊張感がある試合だったが、対戦相手が広州だったこともありバルセロナはこの試合を3対0の勝利で乗り切ることが出来た。

しかし、今のバルセロナではMSNが全員揃うと「確実に勝利出来る」、1人不在で2人いると「まぁ勝てるでしょ!」、2人不在で1人だけだと「大丈夫かな、勝てるよ・・・ね!?」というのがバルサファンの本音ではないだろうか。

それだけMSNの存在はバルセロナが勝利するのに必要な存在であり、昨季の3冠含め今季の躍進も考えられなかっただろう。しかし、スアレスだけ出場した広州戦に良いポジティブ面を受けた人もいたのではないだろうか。

クラブワールドカップ広州戦で見せた、ポゼッションサッカーでも勝てる

広州戦で見せたバルサのサッカーは、ここ最近見せていたバルサのサッカーとは少し違っていた。最近はMSNの3人にボールを集めることでスピードアップ含め速い攻撃が多くあり、ほとんど攻撃の舵とりは前の3人に任せていた。

広州戦ではイニエスタが攻撃の舵とりを行い、速い攻撃というよりボールポゼッションをしながら、慎重に攻撃していこうというスタイルに近かった。それはかつてシャビがいたバルセロナやスペイン代表に近いスタイルであった。

相手からボールを支配し続ける為に、前線からのプレスで素早くボールを奪い返し、ハーフコートマッチにする試合がかつてのバルセロナの理想形に近い試合展開であった。広州戦ではボール支配率が74%近い数字を記録し、その理想形に近い試合展開であったと言える。

その中でも右のアウベスの飛び出しや攻撃参加、ラキティッチのパスや飛び出しやシュート、イニエスタの仕掛けでいくらかのチャンスを掴めることが出来た。MSNがいる時よりチャンス回数は少なくなるだろうが、その分守備を全員でしっかり出来るのでピンチを迎える回数は少なくなるだろう。

最後はゴール前で動きを見せるスアレスが決定力を見せて3得点を奪ったバルセロナだったが、このかつてのポゼッションサッカーが出来てMSNが1人いてくれれば、勝利していけるのではと感じたバルサファンは多くいたのではないだろうか

後半戦はMSNに怪我人が出ても4-1-4-1のMF多用システムでも勝てる!

後半戦は前半戦と違い、バルセロナの選手層も少しだが厚くなる。ビダルとアルダに試合出場の許可が下り、最近ではデニス・スアレスの獲得も噂されている。今回は現状計算できるビダルとアルダの2人で考えていきたい。

もしもMSNの2人が不在で1人しかいない場合、その選手を1トップの位置で起用して周りを中盤の選手で固めることも後半戦は可能になって来る。1つのパターンとしては

アンカーにブスケツ、右からセルジ・ロベルト、ラキティッチ、イニエスタ、アルダの5人で起用することも可能になる。ビダルも右のサイドは出来るのでセルジ・ロベルトの位置や、最悪左サイドのアルダの位置でも起用できるだろう。

これはもちろんMSNがいれば採用しなくて良いシステムだが、怪我人が出た時のリスクマネージメントの一貫として考えています。前線からの激しいプレスで相手を自陣から脱出させず、バルサがイニエスタを中心にボールを支配して敵陣地で試合を進めるのがこのメンバーの最大の狙いである。

得点面はMSNの1人しかいないので自動的に下がるので、その分失点のリスクを下げながら試合を進めるのがこのシステムとメンバー起用につながっている。

リーガ開幕の第1~3節のビルバオ、マラガ、アトレティコの試合ではそういう試合展開で、バルセロナは3試合とも勝利を収めている。あの時はMSNが2人以上いた状況だったが、自分達のコンディション面含めてこの試合の形がベストと言える試合展開だっただろう。

ある意味試合に勝つ為に現実的になったバルセロナの姿とも言えるかもしれないが、この先もMSNが1人でもいればバルセロナが勝てる代表的な試合の形の1つになるだろう。バルセロナは試合が立て込む後半戦も、MSNに何かがあってもある程度は勝利していけるチームと言えるだろう。

MSNの内、1人だけいるのが普通のチーム!

ここからはバルセロナの試合に関係ない雑談的な内容になります。今のバルセロナにはMSNというバルセロナ史上最強ユニットがあり、世界のサッカー史の中でも1番と言えるかもしれないFWを抱えている。

でもこれは普通なら中々異常的な話であり、メッシとスアレスとネイマールという1人でもいればチームを勝たせれるメンバーが同じチームに何人も揃うことはほとんどない。

ある意味今のバルサファンは幸運な時期のバルセロナを見ていることになり、これが普通と思っていはいけないということである。メッシがいるだけでも勝利出来る自信が出てくるのに、さらにスアレスやネイマールがいるなんて幸運すぎるチーム状況である。

これから数年後苦しい状況も出てくるだろうが、その時もバルサを応援し続けててほしい<(_ _)>。このブログを長く見ている人は相当コアなバルサファンだと思うが、良い時もあれば悪い時もあるというのを常に頭のどこかに置いといて欲しい。今季もあと1回、1か月ぐらいの苦しい時期があるだろう<(`^´)>

 
 

1 Responses to “MSNの1人でもいればバルセロナは勝てる!?”

  1. レト より:

    現状はネイマールが抜けたときがピッチをワイドに使えず苦戦するイメージが強いです。
    ポゼッションのレベルを維持することは可能ですが、相手にブロック守備で凌げる希望を与えてしまいますからね。
    低迷した3年間は正にそんな状況でした。
    メッシやネイマールが使えないときはアルダ、ビダルかアルバをサイドで使うことも考えた方が良いかと。

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