17年夏右SBの補強選手ベジェリン獲得に反対派から賛成派へ(動画付)
バルセロナの今夏の補強ポジションとして右SBがあげられます。
クラブは確実に誰か1人獲得する意向のようで、現在では
ベジェリン(22歳、アーセナル所属)
セメド(23歳、ベンフィカ所属)
の2人が有力とみられています。
今回は「反対派だった自分がベジェリン獲得賛成派となった3つの要因」というテーマです。
■ 目次
1、ベジェリン獲得費用は「アルダ移籍+2000万ユーロ」
1つ目に、ベジェリン獲得の高額な移籍金に目処が立ったということです。ベジェリン獲得においてネックになることとして高額な移籍金があげられます。
アーセナルは5000万ユーロなら交渉を聞いてくれるらしく、バルセロナの希望額と大きな差額があり、またバルセロナは補強資金の予算的に本格的に動くのは厳しいということがありました。
しかし、今夏はアーセナルがアルダ獲得に大きく動いてるらしく、これはバルセロナがベジェリン獲得に優位に働くことになるでしょう。
ピッチ上と違って交渉の席は世界トップクラスに弱いバルセロナですが、お互い獲得希望選手がいることは移籍金の交渉で後手に回る可能性は低いです。
アーセナルの方はアルダ獲得においてバルセロナの希望額3000万ユーロからの値下げを狙っており、バルセロナの方もベジェリン獲得の値下げを狙っています。
話し合いの結果、交渉はバルセロナがアルダ売却を2500万ユーロでOKとし、ベジェリンをバルセロナが4500万ユーロで獲得に落ち着くとみています。
結果としてバルセロナの出費を考えれば、「アルダ+2000万ユーロでベジェリン獲得」と考えることができます。
この値段でも本音でいえばまだ高いという感覚はありますが、プレミアのバブルな状況を考えれば、選手獲得にはファン感覚の1.5倍ぐらいの値段というのが現実的な相場になるのでしょう。プレミアのチームが少しでも絡んでいればですが^^
2、今夏は現実的にベジェリン自身が移籍を考える移籍市場になる!
2つ目に、今夏は現実的にベジェリンがバルセロナに復帰する可能性がある移籍市場ということです。
これまではアーセナル愛なのかバルセロナ復帰の話はないと発言していたベジェリンですが、今夏ならベジェリンがバルセロナ復帰に首を縦に振る要因がいくつかあると思います。
まずアーセナルが来季のCL出場権を獲得出来なかったことは、バルセロナ移籍に少し有利です。
誰もがCLという大舞台でのプレーを希望するもので、来季アーセナルではそれが無理でもバルセロナならそれが実現できます。
そして、バルセロナに復帰する要因で一番大きい理由は、ベジェリン自身が今夏の移籍ならバルセロナでも試合に出場できるチャンスが大きいということです。
右SBでポジションを争うのはビダルとみられ、ベジェリン自身はビダルならポジション争いで勝てるという感覚を受けても不思議ではないでしょう。
ベジェリン自身は本職として長く右SBとしてプレーしてきており、このポジションならビダルより自信があるのは当然だと思います。
今まではアウベスやセルジ・ロベルトとのポジション争いになり、出場機会を考えてバルセロナ復帰をためらっていたのもわかりますが、今夏のバルセロナ復帰ならベジェリンが右SBの定位置確保に有利な状況だとみています。
バルセロナに復帰してもしっかり試合に出場しながらCLも参加でき、さらに世界トップクラスのクラブでプレーすることで代表定着にも有利に働くでしょう。
選手のキャリアのステップアップとしてみても、今夏のバルセロナ復帰はベジェリンにとって適切なタイミングになるのではないでしょうか。
逆に言えば今夏ならベジェリンがバルセロナ復帰に首を縦に振りやすい状況にあると考えています。恩師といわれるベンゲル監督続投がどう響くか分かりませんが、そこは選手としてのキャリアアップと古巣への帰還の感情に期待。
バルサファンからしたら右SBのポジションでベジェリンとビダルが切磋琢磨してお互いを高め合ってくれればOKで、最悪どちらかが良いプレーをしてくれてもOKというスタンスだと思うので、ベジェリン復帰自体は悪くない話のはずです。
3、成長した!?ベジェリンの姿にバルセロナでもいけると判断
3つ目に、ベジェリンがバルセロナでもプレーできる選手のレベルになるということです。
このブログを長く定期的に見られている方は、自分がベジェリンをそこまで高く評価していなかったこと、獲得にそこまで賛成でなかったことは理解されていたはずだと思います。
しかしベジェリンの今シーズンの1つのプレー集の動画を見て、大きく意見が変わりました。
その動画がこちらです。
↓↓↓
https://www.youtube.com/watch?v=iQeeceXJOTc
※上記の動画はYouTubeチャンネル「Home of Football」様より引用
アーセナルの試合を全く観ないという人は是非チェックしてほしいです。自分も今期のアーセナルの試合は数分ぐらいしか見ていません^^;
バルセロナの試合以外観ない人にとっては、ベジェリンのプレーをみるのは昨季のCLラウンド16以来になるはずです。
このプレー集をみて自分はベジェリンがとても成長したようにみえました。
こういうプレー集は良いプレーを集めたもので参考になりにくいのは分かりますが、今シーズンどういうプレーをしていたのかという部分では大いに参考になります。
このプレー集をみてベジェリンの成長した姿として2つ感じます。
まず1つ目で、攻撃時において縦だけでなく中央に切れ込んでも連携した攻撃ができるということです。
自分のベジェリンのイメージとしてサイドのスピードの活きる場面でしか攻撃力が発揮されないと思っていましたが、状況次第では中央に入り込んでのプレーもスムーズにプレーできるんですね。
まだプレーの質や精度は高める必要はありますが、この中央に入り込んでプレーできるという引き出しがあることはバルセロナのSBとしては重要です。
今期のセルジ・ロベルトもビルドアップなどで苦しい状況で、中央に切れ込みドリブルでマークを剥がすシーンが数多くあり、こういうプレーはビルドアップだけでなく選手としてもサイドだけでなく中央付近でも良いプレーができるという証になります。
右SBにベジェリン起用時の攻撃のオプションが増えますし、個の力のドリブル単体で崩すだけでなく、周りと連携して攻撃をスムーズに行えているのもバルセロナ向きにみえます。
2つ目は、守備で激しさや強さが増し、対人の守備能力が1年前より確実に上がっているということです。
ベジェリンの弱点として対人の守備は大きな課題だと思っていましたが、ドリブルしてくる相手の対応は確実に上手くなっている印象を受けます。
対人の守備時の立ち位置や体の向き、コースの切り方が確実に経験を積んで良くなっています。
また球際であれだけ激しいスライディングや体の寄せをしていたのかは知りませんが、フィフティフィフティの球際の勝負でも好印象を受けます。ここはさすがプレミアの球際の激しさの中で長く戦ってきたなという感じです。
選手として着実に成長しているという面は大きく、このまま成長していったベジェリンなら間違いなくバルセロナの右SBを任せられると思っています。
これまで獲得資金の目処が立ったことや、現実的にベジェリンがバルセロナ復帰の状況が揃っていることなど書いてきましたが、やはり一番はピッチ上のプレーの評価となり、その部分でバルセロナでもやっていけるという印象を自分は受けました。
前にも書きましたが現状の実力面では右SBの中でも上に何人もいると思っていますが、バルセロナで成長していけば大丈夫だという感覚は受けました。
バルセロナが今夏に右SBをほぼ確実に1人は補強することもあり、自分としてはベジェリンのバルセロナ復帰に一票というところです。
ちなみに対抗馬のセフドのプレー集もみましたが、個人的にはそこまで・・・という印象を受けました。あとこちらの選手も獲得資金に5000万ユーロ必要なようで、同額なら間違いなくカンテラ出身の選手を選んでほしいなと思うところです。
後はベジェリンがバルセロナ復帰を選択するかだけですが、希望込めて今夏なら十分あると感じています。
そしてベジェリンのこれまでのバルセロナに復帰しない発言は都合よく記憶から消し去りましょう( `ー´)ノ
動画見ましたが、メッシとうまく行かないような気がしますね。
無理して囲まれて取られるのがオチでしょう。
そもそも守備の時にスライディングが多すぎてリーガではFKとカードで苦しむことになるんじゃないでしょうか。
アルバの右サイド版になりそうな気がしますね。
ベジェリンに5000万€はかなり高いですね。
とは言っても、今季のウィークポイントでもあった訳だから、多少金がかかっても良い選手を取ってほしい。
個人的にはラフィーニャの右サイドに期待してましたけど、相変わらずの怪我と、右足しか使えない事を踏まえると厳しそうですね。
攻撃面だけで見ると、デニスなんかも悪くなさそうですが、守備が問題ですもんね