17/18バルセロナは新監督の下、“4-4-2のカンテラ中心メンバー”で挑むべき③

今回の記事は前回の記事から内容が続いています。まだ見ていない方は先にチェックしてください。今回の記事は3つ目になります。

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1つ目が17/18バルセロナは新監督の下、“新チーム”で挑むべき①

2つ目が17/18バルセロナは新監督の下、“カンテラ主体のチーム”で挑むべき②

今回は「新チームはカンテラ主体のチームで、このフォーメーションと選手編成で戦うべき」というテーマです。

 

この22人で不十分な所は補強すれば良い

まず自分が考える来季のメンバー発表です。ここにいない選手は放出候補ということになります。

GKシュテーゲン、シレッセン

右SBビダル、パレンシア

右CBピケ、マルロン

左CBウムティティ、マスチェラーノ

左SBアルバ、ディニュ

右SHセルジ・ロベルト、アレニャ

右CHヴェラッティ、アンドレ・ゴメス

左CHブスケツ、イニエスタ

左SHラフィーニャ、デニス・スアレス

右FWメッシ、デウロフェウ

左FWネイマール、パコ・アルカセル

赤色はバルサBからのトップチーム昇格選手

オレンジ色はバルサ復帰選手

青色は他クラブからの補強選手

 

・スタメン(4-4-2)

 

・ベンチメンバー

どうでしょうか。さすがにベンチメンバーの所でパレンシアとアレニャに関して、トップチームで戦力として数えるのは早すぎると思った人はいるかもしれませんね。

パレンシアは正直見たことないですが、バルサファンから大きな期待があるようなので抜擢。アレニャはまだ実力不足ですが、左足のテクニックはピカイチで、成長して遠慮しなくなったらドリブルや崩しなんかは怖い存在になると思っています。

“新チーム”と言っていたので、もっと現主力選手からの入れ替えを予想していた人もいるかもしれませんが、これぐらいが限界かなと思っています。これぐらいのスタメンを揃えておかないと、さすがに優勝候補から外れる可能性もあるので。

新監督がプレシーズンを見てさすがに厳しいなと思った所だけ、最悪補強で動く形でいいと思います。

ヴェラッティは特別な選手と考えており、バルセロナを強くしてくれる数少ない選手だと考えているので獲得すべきと思います。

 

フォーメーションを4-4-2にした理由

フォーメーションはバルセロナの伝統的な4-1-2-3から4-4-2に変えています。メッシが少し下がり気味なので4-2-3-1でもいいのですが、一応4-4-2ということで。

フォーメーションを4-4-2にした理由は4つです。

1、MSN解体による2トップ

今シーズンいっぱいでMSNは解体すべきと個人的に強く思っており、残る2人で2トップという形を取るのが最善の策だと思っています。ネイマールもサイドでなく中央でプレー出来るぐらい成長してきたと感じているので、2トップを推しています。

2、メッシの中央起用

メッシの中央でプレーしたい意志はもう変えられず、変えられないならそれに乗っかかる形です。今のようなバランスの悪い3トップにするぐらいなら、2トップ気味の方がチームのバランス的に良いと判断しました。

3、バルセロナの中盤の弱体化に対して人数でカバー

バルセロナの中盤の弱体化は明らかであり、来シーズンにもしヴェラッティを獲得して、セルジ・ロベルトを中盤に戻しても、まだ完全に支配するには厳しいかなと判断しました。中盤に人数を1人増やして4人にすることで、中盤の弱体化を人数でカバーすべきだと思っています。両SBの攻め上がりをもっと積極的にしたいとも思っているので、ダブルボランチ気味にした方がチームのバランスは取りやすいとも思っています。

4、バルベルデは4-4-2がやり慣れている

来シーズンの監督はまだ正式に決まっていませんが、バルベルデ監督だと思っているので、バルベルデ監督はビルバオでは4-4-2や4-2-3-1を使用しています。バルベルデ監督もプレスのかけ方など少しでも自分が使い慣れているフォーメーションの方が戦いやすいのかなと思っています。

 

MSN解体理由

3日にわたって記事を書いてきましたが、実はこのMSNを解体すべきと言いたかったのです。主に『新チーム=MSN解体』を意味していました。

今シーズンのバルセロナは、チームとして得点数ではリーガだけで116得点を記録し、1試合3得点を超える見事な数字を残しました。失点も1試合1失点(37失点)を切っていたので、得点数と失点数では合格点の数字を残したと思っています。

個人的にこの数字を残していたのに優勝できないのが不思議なくらいです。白組は106得点、41失点でした。

順位の下位のチームに勝利出来なかったことが原因かもしれませんし、ローテーションし過ぎだったのかもしれません。

終わってみれば勝ち点を90まで伸ばしたバルセロナは今シーズンよく戦ったと思うのですが、チームとして何か欠けていたのは間違いないでしょう。勝利こそ収めていましたが、試合内容はそこまで良い試合は多くなかったはずです。

その原因を考えると、各ポジションにおけるライン間の連動性の無さが大きかったと思います。

FWはFWだけでプレーし、MFはMFだけでプレーし、DFはDFだけでプレーしているように見える試合もありました。

今シーズンもっともチームの連動性で差を感じさせられた試合は、CLで敗戦したユベントスとの対戦でした。ユベントスのピッチに立つ11人は本当に勝利が目標で、そのやり方まで完全に統一されており、その為に選手全員が助け合ってプレーしているように見えました。

それに比較してバルセロナは守備ではMSNの貢献が少なく、攻撃になるとMSN頼りになって中盤や後方の選手が絡めず、ほとんどの状況で数人の関係性でユベントスの11人相手に戦っているように感じました。

今のチームでの限界を感じたターニングポイントになった試合であり、このまま来季戦っても恐らくユベントス、チェルシー、マンチェスターU、バイエルンといったチーム一丸となって攻守を行う強豪のチームに勝利するのは難しいというか、勝つ確率は低いと悟りました。

“チーム一丸”というアニメやドラマでよく出てきそうな言葉ですが、今のバルセロナはMSNが中心になり過ぎてこれが完全に失われている気がします。チームが完全にバランスを崩している状態ということです。

MSN同時起用は対戦相手に圧倒的なプレッシャーを与えるのはあるのですが、ビルドアップや守備ではそこまで助けてくれる存在ではなく、ここを改善する為にも1人減らして2人にすべきだと思っています。

最近のMSNが3人だけで攻撃しようとしているのは大きな問題ですし、はっきり言って「3人が得点する為に後ろの8人が頑張っているわけではない」と思っています。

チームが得点して勝利する為にMSNにパスをつないでいるわけで、周りで良い動き出しをしている選手にパスを通そうとしないのなら、チームの勝利に貢献する気なしと判断して、来季はスタメン出場自体減らしても良いのかなとも思います。

MSNは圧倒的な存在は変わりませんが、チームのバランスを取るのが難しいということもあり、新監督就任という今夏で解体すべきだと思っています。ルイス・エンリケがもう一年監督をやってくれてたら、MSN継続でも良かったと思うのですが。

 

放出選手の理由

最後に簡単に放出候補となった選手達の理由についても言及していきます。

GKマシップ

GKが3人体制から2人体制になるということもあり、GK枠の問題で放出となります。

DFマテュー

今シーズンだけ特別悪かったと思いませんが、大事な試合で悪かったというのは事実です。あと怪我で離脱している期間も長く、離脱期間が長いと戦力として数えるのは難しい。マルロンをトップチームに昇格させたいこともあるので、CBではマテュー放出は理にかなっている気がします。

MFラキティッチ

いまだに実力がある選手で、実力的にはスタメンクラスですがカンテラ選手の起用をしたいということもあり放出候補に。ヴェラッティを獲得出来なければ残留してくれた方が良いと思っています。しかしラキティッチがいるとラフィーニャやデニス・スアレスの出場時間を喰ってしまうこともあるので、やはり放出でも良いのかなとも思います。

MFアルダ

怪我での離脱期間以外は良いプレーを見せてくれて、シーズン終盤で離脱さえしていなければもっと出場機会を貰い、活躍していたでしょう。来季もアレニャの所にアルダ残留でも良いと思っていますが、アルダ自身が出場機会を求めていることと、バルセロナの財政問題的に今夏売却して移籍金を得たいということがあり、放出して良いのかなと思います。

FWスアレス

本当はスアレスでなくてMSNの中の1人なら誰でも良いと思っているのですが、メッシの放出は考えられず、ネイマールとスアレスを天秤にかけた時に、自分はネイマール残留の方がバルセロナにメリットは多いと判断しました。ネイマールが移籍してスアレス残留でも全く問題ナシと考えており、ネイマールかスアレスのどちらかを今夏で放出すべきと考えています。

 

今回は来シーズンのフォーメーションや選手編成について書きました。

選手放出の所でバルセロナの選手年俸などの財政問題にも言及しようと考えていたのですが、長くなりそうなので明日にしておきます。

明日をお楽しみに( `ー´)ノ

 

 
 

3 Responses to “17/18バルセロナは新監督の下、“4-4-2のカンテラ中心メンバー”で挑むべき③”

  1. バルサファン より:

    スアレス放出はよくわかりません。
    あれだけ前線の守備をしているのに。
    メッシは貢献度が高いのはわかりますが、チームとしてとおっしゃるならメッシがMSNで1番走らないのは明らかですし。
    守備はやはり前線からだお思いますけど。

  2. こおろぎ鍋 より:

    ヴェラッティ獲得、主力選手放出、カンテラーノの積極起用はありそうですが、スアレス(もしくはネイマール)放出でのMSN解体は無いと思います。(それに伴い4-4-2への変更も難しそう)

    バルベルデや彼のチームがどれだけ引き出しを持っているかは分かりませんが、これだけ優秀な手駒ならそれを有効活用する方法を模索するでしょうし、初年度で使わないという選択肢を取るとは考えられないのが一つ目の理由です。
    また、大鉈を振るわれたライカールト→グアルディオラの時と違いチーム自体があそこまで緩く絶望的な状況ではなく大改革のリスクを取るにはまだ早いと思っているのが二つ目の理由です。

  3. ピク爺 より:

    ビダルとバレンシアの右SBは、正直、かなり不安を感じますね(ビダルは残留して欲しいとは思いますが、パスの繋ぎの雑さと軽い守備は必ずしも強豪相手ではなくても弱点になるように思います。)。

    また、アンドレ・ゴメスの本来もっている高い能力と、バルサ来季の課題であるポゼッションを高めるのに必要な能力がミスマッチな気がしてなりません。彼はもっと自由にプレイさせてあげたいですが、バルサでは難しい気がします。

    チームとして攻守でコレクティブなサッカーを復活させて欲しいですが、MSNの解体は三人の仲を考えても実現する可能性は低そうですね(スアレスよりネイマールの方が周囲をうまく使わない印象ですが、残留希望は年齢によるものでしょうか)。

    以上、素人の私見でした。ご笑覧ください。

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