17/18バルセロナは新監督の下、“カンテラ主体のチーム”で挑むべき②

今回の記事は前回の記事から内容が続いています。まだ見ていない方は先にチェックしてください。

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17/18バルセロナは新監督の下、“新チーム”で挑むべき①

今回は「新チームはカンテラ主体のチームで挑むべき」というテーマです。

 

主力選手を外して誰を補強するか?-カンテラ選手

前回の内容で主力選手を放出して、選手・チームとして成長の余地があるチーム作りと書いていましたが、具体的に補強する選手は“カンテラ選手”です。

バルサBのカンテラ選手のトップチーム昇格に始まり、他クラブでプレーしているカンテラ選手のバルセロナ復帰です。

特に今夏はバルサB選手のトップチーム昇格に力を入れても良い状況にあると感じます。

今のバルサBは才能とポテンシャルが高い選手が数多くおり、現段階の実力では難しくてもトップチームで戦っていけば将来的に戦力になる選手は数多くいると思います。

また、ここ数年間はトップチームに昇格できなかったカンテラ選手はほとんど売られてバルサを離れてしまいましたが、その移籍先のクラブで活躍しているカンテラ選手は数多くいます。

カンテラ選手がバルセロナでの成功と選手としての成功を天秤にかけた時、そこで全員がバルセロナ復帰を選択するとは思いませんが、声をかければバルセロナ復帰を考えてくれる選手はほとんどでしょう。

 

選手の寄せ集めではポゼッションサッカーの実現は難しい!?

「選手を獲得するならより実力ある選手を獲得した方がチームは強化される」と思った人もいるでしょう。

また「別にカンテラ選手にこだわらなくても、若い有望選手ならいいんじゃないの」と思った人もいるでしょう。

自分もサッカーというスポーツは監督よりも何よりも選手達の実力が大事で、良い選手が多くいるチームの方が自ずと勝利する確率は基本的に高いと思っています。

しかしバルセロナというクラブは特質なクラブで、『勝利+ポゼッションサッカー』にこだわりを持っているクラブです。

本来なら勝利を追い求めて、“手段”の1つとしてポゼッションサッカーだったりカウンターサッカーを選択するのですが、バルセロナとバルサファンはポゼッションサッカーでの勝利を求めてしまうものです。

ポゼッションサッカーをする為には勝利同様、実力ある選手が多くいた方が実現しやすいと思っていましたが、どうやら今シーズンの戦いを見ていてそうではないと感じ始めました。

ブスケツ、シャビ、イニエスタの中盤の黄金期のバルセロナは相手を圧倒したポゼッションサッカーを実践しており、メッシ含めてこれだけ実力ある選手が数多くいれば圧倒できるのは当然だと思っていました。

今シーズンのバルセロナは相手チームより決して劣る戦力ではありませんでしたが、ポゼッションサッカーが上手くいかず、特にブスケツとイニエスタ不在になればボロボロのチームになるのではないかという心配がありました。

結論として、ポゼッションサッカーのスタイルがカンテラで体に染みつけられ、バルサスタイルの考えを理解して実践できる選手がいるかいないかという結論に至りました。

バルセロナの考えは独特で、マイボールに異常とも呼べる執着心があり、何よりもボールロストを嫌いますが、普通のクラブなら恐らくそんなことはないはずです。

FWに対してもボールロストを許さず、普通のチームなら何回失敗しても得点をあげれば許されるのかもしれませんが、FWに対してもボールロストせず、尚且つ得点をあげることを求めてしまいます。

勝利だけを追い求めるなら実力ある選手の獲得でも十分可能だと思いますが、『ポゼッションサッカー+勝利』を追い求めるのなら、カンテラ選手が絶対的に必要で、その為に今夏はカンテラ選手を中心に補強すべきだと感じます。

 

間違いなく今シーズン以上の我慢は強いられる!

カンテラ選手の多いトップチームを想像すれば、バルサファンはそれはそれで満足なのではないでしょうか。

ポゼッションサッカーをしながら勝利を目指す為にカンテラ選手を増やすということなので、バルサスタイルの完璧な復権ではないですが、バルサファンにとっては毎試合面白く試合を観れるのではないかと思っています。

また、選手・チーム共に成長の余地が多くあるチームとなるので、多少苦しい戦いになっても、成長に期待して我慢も出来るのではないでしょうか。

それでも前回の記事でも書いたことですが、明らかに今シーズンより戦力ダウンは免れず、本当に勝利することが難しい試合が増えてくる覚悟を持っていなければいけません。

目の前の勝利を捨てるわけではないですが、多少勝てなくても選手・チームとしての成長を期待しての起用も増え、今シーズンのローテーションした時よりも弱くなることも予想しています。

最悪タイトル争いから早い段階で撤退させられ、目標が2位となるかもしれません。その可能性は低いと思っていますが( ̄▽ ̄)

カンテラ選手を多く補強すれば、来季は我慢するシーズンになるのは間違いなく、新監督にとっては苦しい台所事情での選手起用になるでしょう。もしかするとバルセロナで思い描いていた監督像とは異なるかもしれません。

しかしバルセロナがバルベルデ監督を就任させるということは、ビルバオでユース選手を中心に若手選手を多く起用した実績ある監督ということもあり、個人的にはカンテラ選手中心のチーム作りを期待しても良いのかなと思っています。

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17/18バルセロナは新監督の下、“4-4-2のカンテラ中心メンバー”で挑むべき③

 

 
 

2 Responses to “17/18バルセロナは新監督の下、“カンテラ主体のチーム”で挑むべき②”

  1. クレオ より:

    私もレトさんと少し似ています。

    元々南米サッカーが好きですが、南アフリカ大会でスアレスに魅力され、流れ着いた(笑)のがバルセロナでした。
    1つのチームをこれだけ追うのは初めてで、いろいろ興味深かったです。(にわかと呼ばれても仕方ない?!)
    一昨年日本で彼らを観ることが出来たのは奇跡でした。

    なぜか(笑)とても気になったマテューはフェードアウト気味(ひっそりいなくなりそうで残念です)だし、その上MSNが解体されたら、睡眠時間を削って試合を観ることはなくなりそうです。

    今後のバルサの活躍は見守りたいです。
    ありがとうございました。

  2. レト より:

    こういった議論を見る度に自分は結局バルサファンではないのだと実感します。
    ペップ・バルサの黄金期が漫画チックな理想を実現してみせただけに再現を望むのはわかるのですが、自分はペップ・バルサ末期やその後の低迷期の方がチラつく懐疑派なので。
    ペップがバイエルンに行ったときも「バイエルンの守備とペップの攻撃力が合わさって最強になる」と思った人は多いでしょうね(結果、戦術は進化させましたが、守備は弱体化しました)。
    逆にライバルのレアルはポゼッションとカウンターの併用を成功させているだけに余計心配になります。

    来季以降はもうフルで試合を追うことはないと思います。ティトやタタの時代の思い返すと今回はついていける自信がないので。

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