17/18バルセロナは新監督の下、“新チーム”で挑むべき①
16/17リーグ戦は、悲しくも2位という結果で終わってしまったバルセロナ。
まだ国王杯の決勝(アラベス戦)は残っていますが、今シーズンもほぼ終了ということでもうすでに来シーズンに目を向けている人も多いのではないでしょうか。
今回は「来季は新監督の下、選手も入れ替えて新チームでバルセロナは挑むべき」というテーマです。
現バルサフロントの動きをニュースなどで読み解き、主観ですがバルセロナが進むべきは違うだろうというテーマです。この記事含めて4記事にわたって書いています。
■ 目次
エンリケバルサ終了で来季は“バルベルデ”バルセロナ始動!?
まずは時事ニュースのおさらいですが、来季のバルセロナの新監督にはバルベルデ監督(現ビルバオ指揮)が有力視されており、これはほぼ決定だろうとみています。
バルセロナの新監督は国王杯決勝終了後の5/29にクラブから発表があるようで、もうすでに新監督の下フロントは来季のチーム作りの話し合いを進め、すでに始動しているというのも事実だと思われます。
そしてバルサファンが気になることと言えば、バルベルデバルセロナがどんなサッカーをするか、そしてどんな選手を今夏に補強し、また現所属選手で誰を放出するかという“選手構成”は気になる所です。
今回はピッチ内の話(どんなサッカーをするか)はひとまず置いといて、今夏の動きにおける選手編成について書いていきます。
バルベルデ新監督という監督変更に伴い、選手も入れ替えるべき
今のバルサフロントの動きの予想としましては、現主力選手は残留させ、ベンチの選手を豪華にしてチームの総合力を上げようと動いているように見えます。
エンリケバルサになってから主力とベンチの選手では実力差があり、試合中に交代カードを切れないということがありました。
そこで現フロントはベンチの選手を強化するという、実力ある選手を外部から補強してこの問題を解決しようとしているように見えます。
これをすれば“一時的”にバルセロナは強さを維持出来るでしょう。そして来季も全ての大会で優勝候補と言われながらシーズンを戦うことは出来るでしょう。
しかし、数年後に世代交代という大きな問題が待ち受けているバルセロナの問題を、ただ後回しにして目の前の勝利を追っているだけにしか自分には見えません。
訪れるであろう世代交代を後回しにすれば、現チームの基盤となる選手がごっそり抜け、強さ維持どころか優勝候補にすら名前が挙がらないというバルセロナの姿も予想出来ます。
1、数年間(1~3年)優勝候補“筆頭”と言われるバルセロナ
2、ここから十年近く優勝候補と言われるバルセロナ
今夏はこの2つのどちらかを選択する時が来たように感じます。
どちらを選択するかは自由ですが、自分は後者である2、ここから十年近く優勝候補と言われるバルセロナが希望です。
その為にも、バルセロナは今夏現選手の主力を維持して選手獲得でチーム力の上積みを狙うのではなく、主力選手を放出し若手選手をトップチームに入れ多少弱体化してでも、選手・チーム共に成長の余地があるチーム作りにしてほしいというのが希望です。
新監督就任なら今夏に選手を入れ替えるべき2つの理由
1つ目は、そもそも新監督が就任するとなれば、現戦力の評価は一度白紙に戻され全員0からのスタートとなり、新監督の中でも欲しい選手というのはあるはずです。
バルセロナの場合はやるサッカーはポゼッションサッカーがベースなので、新監督が来たからと言ってやるサッカーがガラリと変わるわけではないですが、大幅な変更にならずとも選手編成は変えるべきです。
新監督の好き嫌いもありますし、新監督が自分らしいサッカーをする為にこの選手がいた方がいいという状況はおおいにあります。
2つ目は、現主力はエンリケバルサになって3年間ほぼ変わらず、チーム内にはマンネリ化が起きているように思われます。
大事な試合でリアクションできない試合があり、監督の指示が上手く伝わっておらず選手が戸惑っていたということがあるかもしれませんが、ピッチ上に立つ選手達がリアクションを示さなければいけない試合は今シーズン数多くみられました。
モチベーションアップも監督の仕事の1つと思えるかもしれませんが、まずは選手達自身が自分達でリアクションを示すというのは普通のことです。そして、その普通のことが今のチームには少し失われているようにみえます。
新チームで挑むと勝利することすら難しくなる!?
新監督の下新チームで挑むことは、新監督に少しでもやりやすい仕事環境を与え、今のマンネリ化があるチームから脱却し、フレッシュ感のあるチームで新シーズンを迎えれることがメリットです。
しかし、その一方新加入選手が多くなりチームとしては連携が不十分で、新監督のやるサッカーもまだ選手全員に浸透しておらず、特にシーズン序盤は苦労する試合は数多く訪れるでしょう。
また、現チームの主力を抜くということはチームの弱体化にもつながり、現チームより選手力は間違いなく落ちることが予想され、戦力的に勝つことが難しい試合も出てくる時があります。
勝利する為に試合をしているので、今回の自分の考えを受け入れるのは難しいと感じる人もいるかもしれませんが、長い目でバルセロナを見た時に、今夏に新チームで挑むことは必要だと思っています。
今のバルセロナは“伸びしろが少なく”見ていて面白くない!?
この部分は完璧な主観ですが、今シーズンのバルセロナを見ていて正直、楽しいや面白いと感じた部分はここ1年や2年と比べれば少なかったです。
チームの戦いが不安定で低空飛行の状態が続いたこともありますが、ふと思い返せば選手・チームとして成長するものが少なかったシーズンだった気がします。
選手としてはゴメス、パコ、ディニュがシーズン終盤にはポジティブに見れるようになった、シュテーゲンが前半戦に比べれば後半戦は安定してきた、ウムティティのフィット感などありますが、チームとして今シーズン成長した部分はほぼなかった気がします。
勝利すればそれはそれでバルサファンなので一定の満足感は得れますが、特にシーズン終盤はルイス・エンリケ退任も決まっており、チームに求めることはほぼなかった気がします。
それもあって試合評価の良かった点と悪かった点ではあまり多くのことは書いていませんでした。ごめんなさい<(_ _)>
完成されたチームから“成長段階の新チーム”で新シーズンを!
現フロントの動き(選手補強での戦力アップ)で予想されるバルセロナが、今のチームより強くなるかと問われれば、ほんの少し強くなるだけとしか正直思いません。
はっきり言って大量の補強資金を使った所で、その補強資金に見合うほどチーム力は上がらないと予想しています。
今のバルセロナのスタメンを見ればわかりますが、外部から補強していったい誰がスタメンを押しのけて名を連ねることができるかを考えた時に、答えは“ほぼいない”という結論が自分の中では出ています。
今の選手編成を継続ということは現状の強さを維持しようと頑張っているだけで、例えるなら、かかとを上げて頑張って背伸びして耐えている段階に来ていると思います。
もう今のチームに伸びしろの部分は少なくなっており、あとはかかとが足につき、疲れて座り込んでしまう状況に来ているように思われます。
「高く飛ぶには一度しゃがまないといけない」ではありませんが、バルセロナは今夏新監督就任という状況があります。
選手編成もそれに伴い、今夏に多少弱体化してでも良いから、数年後にバルセロナの主力になる選手達をチームに入れ、完成されたチームから成長段階のチームへと変更すべきだと思います。
昨夏は22歳の5選手+シレッセン(26)を獲得しましたが、言うなればその流れを継続しつつ主力選手の放出が、今夏バルセロナがすべきことだと考えています。
最近の噂される補強選手を見る限り、チームが成長する部分はほとんど感じられません。また、来シーズンも今の選手編成をベースに戦ったら・・・という気もしています。
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コアなバルサファンにエンリケが評価されていないのはわかっていますし、守備が改善される見込みが薄いのでポゼッション至上主義に原点回帰するしかないだろうとは思います。
バルサBが3部落ちしていた過去とは違い今季は下部チームがいずれも結果を残していますし、カンテラを重用していくにはこれ以上ないタイミングでしょう。
ただ、私はフィジカル全盛の今の時代ではバルサ伝統のポゼッション一本槍で適応しきれるのかという疑問があります。
アトレティコのようなチームは相性最悪になり、ペップ退任後の2シーズンのような不安定なチームになりはしないかと。
個人的に今のフロントに関しては補強方針よりもベテランの戦術家を選択肢に入れない監督の採用方針の方が心配です。
ちなみにネイマールは余裕のないときはエゴが強くなりがちですが、インテリジェンスはありますしバルサに求められるプレーも出来ていると思います。
MSNは解体すべきと思いますが、どう考えますか?
ネイマールを放出した方が、クラブそしてネイマールがバロンドールを取れる選手になるために悪くない方法だと思います。
もちろんネイマールのプレイは大好きだし、これからメッシを越えられるかもしれない唯一の選手だと思っています。
異論はあると思いますが、今のバルセロナにボールを持ちすぎるネイマールはあまりフィットしてないと思ってます。
以前のような「チーム」としてのバルセロナの連動性にワクワクするようなスタイルを取り戻してもらいたいと思います。
私もすぐに結果はでなくても構わないと思っています。
次期監督になりそうなバルベルデをどのように評価してますか?