審判は危険や暴力的なプレーから選手を守るべき!
ローマ戦で後方からのスライディングを受けて担架で運ばれたラフィーニャの怪我は、膝の前十字靭帯断裂が確認された。復帰までの期間は出ていないが、恐らく最短でも6か月はかかりそうである。
今回は「ラフプレー、危険なプレー、悪質なプレーには審判も一発レッドカードを出す勇気を」というテーマです。
■ 目次
意図的ではないタックルながらも危険なプレー
試合後にナインゴランがツイッターで「意図的ではなかった」というツイートをしており、確かにナインゴランはボールにタックルしようとして、結果としてラフィーニャをカニバサミしていた形であった。
しかし、後方からのスライディングタックルであり、死角からのタックルにラフィーニャは反応出来ないで、軸足を挟まれて大きな怪我を負ってしまった。
怪我自体は残念ものだったし、大きな怪我だったことがさらに残念であった。ここで一番の問題は、ボールを狙ったタックルなら全て正当化されて良いのかという問題である。
後方からのスライディング自体とても危険なプレーだし、この時点で赤の紙が出てもおかしくないように感じる。また、ボールに一切触れず足だけをカニバサミした結果はとても危険なプレーに該当する。
最近の審判は退場の判定にも敏感になっており、一発退場というシーンが決定機阻止ぐらいしかなかなか出ない状況になっている。ここはスペインだけでなく、全世界で危険なプレーや悪質なプレーを失くす為にも、審判の判定の改善を今一度行うべきである。
最も悪質なプレーが対戦相手を攻撃するプレー!?
これは個人差があるかもしれないが、自分の中では最も嫌いで悪質なプレーだと思うのが対戦相手を攻撃するプレーである。足を意図的に蹴ったり、肘打ちを入れたりするなど、ただただ暴力的なプレーが最も見ていて不快感を覚える。
言葉の暴力の暴言、差別発言、侮辱発言などももちろん嫌いだが、暴力的なプレーが1番悪質だと感じる。受けた方が怪我をしたりしてサッカーが出来ない状況が一番最悪のケースだと思う。
バルサの中には暴力的な選手はほとんどいないが、時より見せるネイマールの報復的なファールは、正直一発レッドと思えて仕方がない。そこまで暴力的なプレーは少ないが、見ていて気分を悪くするプレーである。
世界には様々なサッカー選手がおり、意図的に暴力的なプレーをしている選手もいるが、そういう選手達を一番制裁するべきだと思う。試合中に分からなければ試合後のビデオ判定など、悪質なプレーにはもっと制裁を与えて良い時代に来ていると思う。
審判は厳格な姿勢で思った通り笛を吹けば良い!
現在の審判は個々で笛を吹く基準が違ったり、リーガとCLでは笛を吹く基準が違うなど、毎試合審判の笛の基準を理解するのに時間がかかる部分がある。
審判もルールの中で裁いているのだが、そこはやはり人間なので誤審や基準の違いなどが出てきてしまう部分は仕方がない部分である。最近は試合会場にカメラが多く、リプレイの映像で後にはっきりと分かるのも審判には助けにはならない。
もう諦めとも思えてしまうが、審判はある程度のルールの中で思った通りに笛を吹くことが最善の解決策に感じる。審判が見て信じて笛を吹けば、もうそれで良いと思う。
選手達は試合中の判定に文句は何度も出るだろうが、試合を終えれば口を閉ざしてプレーの事をコメントしてほしい部分が大きい。最近は審判についての文句が多く、90分間一生懸命に戦った選手達の頑張りを台無しにしている監督や選手が多すぎる。
審判の誤審はビデオ判定を導入でもしない限り毎試合のように出続けるものと捉え、勝利出来なかった時の要因にすべきではない。自分達でコントロールできるプレー面だけの話がもっと話される機会が増えてほしい。
スライディングはボールを狙うタックル方法ではない
スライディングタックルはボールに向かって直接的にタックルすると言うより、コースに足を出す意味合いが本当の意味である。ドリブル時もコースを読んでスライディングするものであり、ピケがこのスライディングを得意としている。ミランでも活躍したイタリア代表のネスタなんかは、スライディングのお手本のような最高に上手い選手であった。
最近は球際でスライディングをする機会が多く、スライディングタックルを見る機会はどんどん増えているように感じる。自ずとボールへスライディングする選手も増え、タックルで怪我をする選手は少なくない。
選手のスパイクが近年では足にジャストフィットして薄い素材が多いらしく、それも怪我の多さを助長しているとも言われている。怪我のリスクを減らす為にも、悪質なプレーや危険なプレーには厳しい判定が希望である。