CL準決勝2nd 5/12 バイエルンVSバルセロナ 試合前の注目ポイント

チャンピオンズリーグ準決勝セカンドレグ(日本時間5/12火曜日の27時45分キックオフ)で、バイエルン・ミュンヘン(アリアンツ・アレーナ)と対戦する。

先週のファーストレグの3対0という、バルセロナが絶対的有利のスコアを持ち越しての試合となる。バイエルンがやることは得点を積極的に決めに来ること、それだけである。

怪我人がいるバイエルンに奇策はないだろう。ファーストレグのように前線からの激しいプレスでボールを支配し、何度もアタックする以外に、3得点以上を決める方法はない。バイエルンの予想スタメンは

GKノイアー

DFラフィーニャ、ボアテング、ベナティア、ベルナト

MFシャビ・アロンソ、ラーム、チアゴ

FWミュラー、レバンドフスキー、ゲッツェ

システムは4-3-3で、バルサのディフェンスラインから激しくプレスをかけて高い位置でボールを奪い、手数をかけずに得点を奪いに来るだろう。

それが出来ない場合は、パス回しでサイドを崩してからの攻撃が主になるだろう。バイエルンが大逆転を狙うなら、真っ向からバルセロナを破らなければ不可能なミッションである。

その為にハイプレスで、バルサの中盤や前線の選手を抑え込めることしかない。ファーストレグのカンプノウ以上に、ハイプレスで激しいプレーを継続して行ってくるだろう。

奇策はなく真っ向勝負なのは間違いない。ペップなら自分達のサッカーを、より精度の高い速いプレーをすることを試みてくるはずだ。失点のリスクは上がるかもしれないが。

 

対するバルセロナはいつも通りの4-3-3で、予想スタメンは

GKシュテーゲン

DFアウベス、ピケ、マスチェラーノ、アルバ

MFブスケッツ、ラキティッチ、イニエスタ

FWメッシー、スアレス、ネイマール

欠場想定選手

マシップ(判断)、ドウグラス(判断)、モントーヤ(判断)、セルジ・ロベルト(判断)

バルサにも大きなサプライズはなく、いつもの4-3-3でベストメンバーを揃えてくるだろう。真っ向勝負で今までのサッカーをしてくるだろう。

この試合での最大のミッションは得点を奪うことになる。1点奪った時点で、少し怪しくなっているバイエルンの状態は崩壊するのに間違いない。ペップには悪いが、バイエルンサポーターから奇跡の大逆転を信じる大きな声援をなくした時点で、試合の行く末は終了する。

この1点を取るためには、一番簡単な方法はカウンターになるだろう。南米トリデンテの3人で、前掛かりになっいるバイエルン相手なら、得点を奪うチャンスは十分に作れるだろう。後はノイアーから決めるだけになる。

守備で一番怖いことは、悪いボールロストからのバイエルンの速攻である。リベリやロッペンがいない中、バイエルンの一番好機になる形はカウンターしかない。むしろ、カウンターでしか得点のチャンスはほとんど訪れないと言ってもよい。

その為、バルセロナは危なくなったらスアレスなどの前線に大きく蹴ることも必要になる。ボール支配率では負けてしまうかもしれないが、自分たちがカウンターを仕掛ける為なら、ボールをある程度渡しても構わないだろう。

1点取った時点でほぼ終戦となるので、そこからはバイエルンのプレスも弱くなり、ボールを持てる可能性は十分に考えられる。それまでの辛抱と思うのが良いかもしれない。

この試合の注目ポイントは、バルセロナの試合運びである。有利な展開でのセカンドレグを今シーズン何度も戦ってきたが、初めてボールを大きく支配される展開になるかもしれない。どんな状況であっても今のバルサなら対応できると思うが、それを冷静に実行できるかが注目である。

 

バルセロナの注目選手

DFピケ(自陣のゴール前で敵の攻撃を跳ね返すのに一番重要な存在になるだろう。高さだけでなく良いポジション取りで守れば、カウンターも発動しやすくなるだろう)

FWメッシ(カウンター時のスイッチを入れる時に一番必要になりそうな選手。正確なパスでアシストをし、隙あらば自分がゴール前に侵入すればゴールチャンスも訪れるだろう)

FWネイマール(最後のフィニッシュで重要なチャンスが訪れるだろう。守備と走る距離が長くなるかもしれないが、最後のフィニッシュで効率性を見してほしい)

 

バイエルン・ミュンヘンの注目選手

GKノイアー(バルサのシュートを何度も叩き落とすかもしれない。しかし、カンプノウでの3得点のようにどんなGKでも止めれないシュートが存在する。変に当らないように祈る)

MFチアゴ(バルサ育ちのラフィーニャの兄貴。チームは違えど、バルサ戦以降の活躍を願いたい。攻撃にアクセントをつけれる選手。右足アウトのドリブルは分かっていても止めれないだろう)

FWレバンドフスキー(最後の所で大きな期待のかかる選手。この選手を止めれば、バイエルンの得点源はほとんどなくなると考えて良い。バイエルンの中で仕事をさせたら一番厄介な選手である)

 

圧倒的有利なので決勝に行けない可能性は極端に低いが、バイエルンはポルト戦の大逆転を再びと思いながら攻撃してくるだろう。そんなバイエルンをカウンターで速い時間に終戦にしたい試合である。

チャンピオンズで決勝に行くために必要な90分間は、1秒たりとも集中を切らせないのは間違いない。この試合でも勝利を目指しながら戦略的に戦えば全く心配していないが、バルサファンはネガティブなので少しの心配はどこかに残る。

その心配を1点取るだけで解消できるので、前線の南米トリデンテには相変わらず期待したい。無失点での勝利をして連続無失点更新と共に、決勝進出も決めたい( ̄▽ ̄)

 
 

コメントを残す

このページの先頭へ