CL決勝はセリエAの4連覇王者ユベントスと対戦
もう一方のチャンピオンズリーグ準決勝の結果は、トータルスコア3対2でユベントスが勝ち上がり、バルセロナと決勝の舞台のベルリンで戦うことになった。
レアルは敗退し、決勝のクラシコは実現しなかった。多くのバルサファンがレアルが勝ち上がってくると予想していたかもしれないが、ユベントスは強いチームである。
今回は「今シーズンのユベントスの強さは本物」というテーマです。
■ 目次
基本メンバーとシステム
もしかしたらメンバーすら知らないと言う人もいるかもしれないので、最近のメンバーや監督を簡易的に紹介
ユベントス 監督マッシミリアーノ・アッレグリ
4-4-2の場合(決勝では恐らくこのシステム)
GKブッフォン
DFリヒトシュタイナー、ボヌッチ、キェッリーニ、エブラ
MFピルロ、マルキージオ、ポグバ、ビダル
FWテベス、モラタ
4-3-2-1の場合(シーズン序盤の基本システム)
GKブッフォン
DFリヒトシュタイナー、ボヌッチ、キェッリーニ、エブラ
MFピルロ、マルキージオ、ポグバ、ビダル、ペレイラ
FWテベス
5-3-2の場合(試合終了間際で守備固めでよく採用される)
GKブッフォン
DFリヒトシュタイナー、バルザーリ、ボヌッチ、キェッリーニ、エブラ
MFビダル、ピルロ、ポグバ
FWテベス、モラタ
ベンチメンバーで起用されそうな選手(4-4-2で考えた場合)
DFバルザーリ、DFアサモア、MFペレイラ、FWジョレンテ
大体この3つのシステムを使い分けてユベントスは戦ってくる。
プレスが上手く、中央が強固なディフェンス
まずは守備面から見たらイタリアのチームであり、伝統的な守備の強さを誇っている。プレスのかけ方が上手く、前線からでも下がった位置からでもしっかり守れる強さがある。
スタミナ配分を考えて90分飛ばしてプレスをかけることはせず、下がって守備をしながらカウンターするのが上手いチームである。
中央の守備が固く、ボヌッチとキェッリーニの両センターバックはフィジカル的に言えば世界でトップのディフェンダーになるだろう。守備に激しさと運動量があり、チーム全員で守備をするのも強みである。
ラインをしっかり形成する守備組織であり、4-4-2の3ラインがしっかり作られたユベントスの守備組織は、何枚もの壁から作られた守備のように感じれる。
中盤の選手が点を取る、厚みのある攻撃
ユベントスはイタリアでは攻撃の強いチームの1つであるが、チャンピオンズの中ではトップクラスの攻撃力に比べたら少し劣るのは間違いない。ベスト4のバルサ、レアル、バイエルンに比べたら、ほとんどの人が攻撃力だけならユベントスが一番下と言うだろう。
しかし、1試合の中で何度もチャンスを作れる攻撃力を持ったチームである。バルサ戦では基本的に、カウンターが主な速攻の攻撃が増えるだろう。バルサがリードし、ユベントスにボールの主導権を渡した場合は、中盤の選手やサイドバックが攻撃参加し厚みのある攻撃をしてくるだろう。
ユベントスの前線の攻撃の中心はテベスである。高いキープ力と動き出しによって、攻撃の起点を作ることが出来る。相方のモラタも何でも出来るプレーヤーであり、サイドに流れながらボールを受けることが出来る。
そんなユベントスの攻撃の中で一番怖い存在が中盤の選手達である。バルサの獲得も噂されるポグバ、飛び出しとミドルシュートが上手いマルキージオ、運動量とゴール前に飛び込んでくるビダル、後方で難しいパスを簡単に通すピルロと、全員が要注意人物に挙げることが出来る。
誰が上がっても怖い存在であり、誰が前線に出て来るかも予測は難しいものがある。その為に厚みのある攻撃は、攻め込まれたら止めるのが難しいだろう。
決勝での1発勝負もあり、先制点がどうしても重要なポイントになるだろうが、強いチームなので甘く見ているバルサファンがいたら気を引き締める必要がある。細かい話は、またチャンピオンズリーグの試合の週に入ってから紹介していこうと考えています。