CL決勝バルサとユーベを比較③ 予想される試合展開は3つ

どうやら練習中の怪我でユベントスのDFラインの中心のキェッリーニは、欠場が確定したようだ。怪我明けのバルザーリがその穴を埋めそうだ。バルサのイニエスタはしっかりとメンバー招集を受けている。

前日に嬉しいニュースが入った。ペドロの契約延長(3年延長で2019年まで)が決まり、後はCL決勝後に正式にサインするだけのようである。来季の心配事がこれで1つ減った。アルバの契約延長といい良いニュースが続く一週間。

今回は「チャンピオンズ決勝でバルサ側から見た予測される試合展開」というテーマです。バルサから見てこの試合展開なら、嬉しい展開ということを確立(パーセント)でも考えてみました。

 バルサポゼッション、ユーベ堅守速攻 80%

一番オーソドックスで誰もが予想できる試合展開である。ユベントス自体も引いて戦うことが予想されるので、最もなりやすい試合展開の一つである。

ユベントスがもしこの戦いをチョイスした場合、バルサから見たら結構楽に試合を進めれる可能性が高い。確かにカウンターの方が得点を奪いやすいが、ボールを保持して失点しないように攻めることは3月ぐらいから上手く実践できている。

チャンスを作るのには苦労するだろうが、逆にユベントスの攻撃を喰らう回数は相当限定できる。自陣のゴールから遠い位置のユベントスの攻撃をハイプレスでボールを奪い返し、敵陣地で長い時間試合を進めれる可能性が高い。

バルサの失点のリスクが下がり、パスを速い展開で回せ続ければユベントスの後半の疲れにも期待が出来る。バルサの失点の可能性と得点の可能性が下がるが、失点の可能性は大幅に下がると考えられる。

どれだけユベントスがチームで引いてもPAより高い位置で最終ラインを設定すれば、その後ろをスアレスやネイマールが使える可能性もある。メッシが前を向いてボールを受けれさえすれば、そこから攻撃のスイッチは自動的に入る可能性が高い。

バルサからしてもボールを保持して敵陣地で試合を進めることは望んでいる展開に近い。最終的にはバルサが先制点さえ奪えれば、その戦い方もいつかは代えなければいけなくなり、ユベントスが後手に回る可能性が高い。

バルサ堅守速攻、ユーベポゼッション 55%

スコアが動いていない状況でこの試合展開になるとは思えないが、バルサから見たらあまり喜ばしくない試合展開である。バルサがリードしている立場で、ユーベが前掛かりなら問題ないのだが。

今のバルサのカウンターの力を考えれば、ボールポゼッションをユベントスに渡した方が得点を奪う可能性が高いと考えれるかもしれない。しかし、それはリードしていて心に余裕があるときだけの場合である。

ユベントスの中盤の攻撃力は特殊なほど高く、ユーベは普通のチームのような前線の2選手が強烈なチームとは違う。バルサは引いたときに中盤の守備でマークがずれやすく、ギャップも通されやすい。

ユーベの選手が前線に飛び出した場合は、対応に苦労する可能性が高い。また、バルサの中盤の守備組織の前で楽にボールを持たせると、強烈なミドルシュートの餌食になる。バルサではミドルシュートを打つ選手は少ないが、ユベントスはほぼ全員がミドルシュートで得点を奪える。中盤の守備という点だけではバルサが後手に回る可能性が高い

ユベントスがボールを保持しようとした場合は、前線からのプレスでボールを奪い返すことが重要になる。ユーベの最終ラインのビルドアップ力は決して高くないので、中盤の選手に渡るパスに連動すれば十分に奪える可能性がある。

バルサとユーベが前線からガツガツの中盤勝負 70%

可能性としては試合の立ち上がりの数分間、もしくはユーベが前線からのプレスで勝負を仕掛ける時間に限られる。サッカーの試合を見るという点では、一番面白い試合展開になるだろう。

ユーベの前線からの追い込みの守備は上手く、連動した守備とスペースを埋めながらのハイプレスは破るのが難しい。普通のチームならそうなるのだが、今のバルサの場合はそうなるとは限らない。

前線のスアレスとメッシでボールを収められる可能性が高く、バイエルン戦のように中盤で激しいプレス合戦でボールがお互いのチームを行き来するが、最後は前線の選手の個の力でバルサが有利に試合を進めれる可能性が高い

バルサの失点のリスクが最も上がるが、得点の可能性もその分高くなる。時間が経つにつれてバルサペースの試合展開に移行することが予想され、バルサは考えられる試合展開の中では最も体力を浪費するだろうが、それが報われる可能性も高い。

どんどん移行するが、バルサ有利は変わらない

時間帯やメンタル面やスコア次第でどんな試合展開になるかはどんどん変化するだろうが、基本的にバルサの有利な試合展開は多いと考えて良い。その分大方の予想通り、バルサの勝率が高いのは間違いないと考えられる。

それでも負ける可能性は十分に考えられる。絶対的な自信でバルサファンはチームを応援し、選手達には頑張ってもらいたいが、スコアの動き方や思いもよらない出来事から不測の事態に陥り、敗戦も1つの選択として心の片隅に持つべきである。

もし負けてしまっても、ユベントスに拍手をするだけである。そしてバルサの選手達が全力で試合に挑めば、それ以上を求めることは出来ないことを最終確認。それでも勝ちたいと言うのが本音だが<(`^´)>

 
 

コメントを残す

このページの先頭へ