中盤セントラル起用のブスケツはなぜに機能しないのか!? 南米組の初日(動画付)

遂にバルセロナに南米組(アウベスとネイマール、前倒しでマスチェラーノとメッシ)もほとんど合流し、後はブラボの合流を待っているだけの状態になった。

プレシーズンの3試合目の親善試合のチェルシー戦でも採用されたブスケツのセントラル起用の布陣、今まで勝利は掴んできた布陣だが、試合の内容としては昨季から決して褒められた試合は多くはなかった印象を受ける。

今回は「ブスケツのセントラル起用はどうして機能しない!?」というテーマです。

選手の能力だけなら機能してもおかしくないはず

ブスケツの能力は多種にわたり高いものがあり、本職の中盤のアンカーだけでなく、CBや1人少ない状況でCFもこなしたことがある。そのどれもがバルサファンからはある程度支持されてきており、特に機能しなかったという状況にはならなかった。

足の振りの早い縦パス、視野の広さ、締めるべきポイントの理解、守備への貢献、運動量、キープ力の高さ、ダイレクトプレーの上手さなど特徴があり、選手の能力だけならラキティッチやラフィーニャよりも確実に高い選手と言えるだろう。

能力はあるが機能しないのは本当に謎だが、守備面ではある程度の効果はある。問題は攻撃面であり、パスが回らないという状況に陥りやすくなる。次からは考えられる可能性について考えていきたい。

待つ姿勢の攻撃が迫力と攻撃力低下につながっている!?

ブスケツの攻撃は基本的に相手の行動の出方を待ってから逆を取るパターンが多い。ドリブルにしてもターンにしても、自分から積極的に攻撃を仕掛けていくタイプではないし、中盤のアンカーの選手にそこまで積極的な攻撃を期待していないという部分も関係しているだろう。

ブスケツのセントラルには局面を打開するドリブル、マークを振り切るワンタッチが主に不足しており、ブスケツ自身の第一の選択のパスのプレーが主になる。またワンツーなどで飛び出す機会が少なく、ポストプレーの落とす(壁の)役割は上手いが、パス&ムーブはほとんどない。前線への飛び出しも少なく、もう1人のセントラルの攻撃力とパスの展開に攻撃が偏ってしまう現状がある。

またポジショニングも基本的に低いので、前線にボールが入った時に斜め後ろのサポートしかなく出来なくなってしまうのも、アンカーの選手の特徴にも思える。

これらの積極的な攻撃参加をしないのがルイス・エンリケの指示かは分からないが、中盤のセントラルで起用する以上、もう少し攻撃面でも期待したいものである。期待できる能力があり、バルサファンの多くの人がブスケツの攻撃力を買っていると思うので、それを体現させる方法を見つけるのも今シーズンの1つの課題になるかもしれない。

試合終盤75分辺りからの守備固めでの起用は機能しているので、リードして守る状況ではなく、イーブンなスコアのスタメン起用時だけが問題なのだが。

南米組のプレシーズン初日の動画

上記にも書いたアウベス、ネイマール、マスチェラーノ、メッシがチームに合流した。午前中にメディカルチェック、午後には今シーズンの初練習を行った。

・メディカルチェックの様子(シュテーゲン含む)

 

・4人だけのフィジカル中心の練習の様子

アルゼンチン(マスチェラーノとメッシ)組がドリブル勝負で負けるなんて、さすがドリブラーの多いブラジル(アウベスとネイマール)組という感じがする( `ー´)ノ

※上記の動画は「FC Barcelona」のYouTubeチャンネルより引用

 
 

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