リーガ第32節 4/18 バルセロナVSバレンシア 試合結果
■ 目次
選手
バルセロナ 監督ルイス・エンリケ
スタメン
GKブラボ
DFアウベス、ピケ、マテュー、アドリアーノ
MFマスチェラーノ、ブスケッツ、シャビ
FWメッシー、スアレス、ネイマール
リザーブメンバー
シュテーゲン、バルトラ、アルバ、ラキティッチ、ラフィーニャ、セルジ・ロベルト、ペドロ
選手交代
46分アドリアーノ→ラキティッチ、64分スアレス→ペドロ、79分シャビ→セルジ・ロベルト
欠場者
イニエスタ(怪我)、ベルマーレン(怪我)、マシップ(判断)、ドウグラス(判断)、モントーヤ(判断)
バレンシア 監督ヌノ・エスピリト・サント
GKジエゴ・アウベス
DFバラガン、ムスタフィ、オタメンディ、オルバン
MFハビ・フエゴ、パレホ、アンドレ・ゴメス
FWフェグリ、パコ・アルカセル、ロドリゴ
ヨエロ、カンセロ、ヴェーゾ、ガヤ、フィリペ・アウグスト、デ・パウル、ネグレド
46分オルバン→ガヤ、66分フェグリ→カンセロ、74分パコ・アルカセル→ネグレド
試合詳細
バルセロナのスタメンは中盤にマスチェラーノとブスケッツの守備的な2人を先発させた。イニエスタ不在の中、中盤はベテラン勢に任せ、攻守に安定感を求めた起用と思われる。アルバはお休みでアドリアーノが起用。
前半、重いバルサ、飛ばすバレンシア
試合が始まるや否や、バレンシアにアドリアーノの裏を取られたバルセロナだったが、奪い返したボールでゴールを決めてしまう。開始55秒で、ブスケッツからメッシにディフェンスの背後をとるパスが通る。メッシの力強いドリブルで3対2の状況になり、メッシの右へのパスからフリーのスアレスがアウトサイドでファーサイドにボールを流し込んだ。
バレンシアのシステムは4-3-3の攻撃的で、決して守備に回らない戦いを見せてきた。チャンピオンズで中二日のバルセロナの動きが重いのを見透かしているように高い位置からプレスをかけ、バルサからボールを何度も奪うことに成功する。そんなバレンシアに先制をしたバルセロナだったが、ここから前半はピンチの連続になる
3分に、切り返しから右足のロドリゴのシュートは枠を外れる。7分にもクロスがフリーのロドリゴに合うが、トラップした所をアウベスがギリギリでクリアして難を逃れる。
前半最大のピンチになる8分には、スローインからロドリゴの入れ替わるトラップに、ピケが突っ込んでファールを取られバレンシアにPKを与えてしまう。しかし、パレホが蹴ったボールをブラボが右に飛んで完璧なキャッチをして失点を免れた。
普通はPKを外したチームは嫌な空気になるが、今日のバレンシアはそうではなかった。バルセロナの鈍さあってここからもピンチの連続になる。
17分に、アンドレ・ゴメスの速いクロスにゴール前でアルカセルが触れたボールは枠の外に飛んだ。20分には、ブラボが飛び出した横パスからアルカセルのシュートを、マークに入っていたマスチェラーノがシュートブロック。
20分過ぎまでバレンシアの一方的な展開と言って間違いなかった。ここから5分間はボールを回し落ち着くバルセロナだったが、またすぐにバレンシアに主導権を奪われる。バルサにしてはとても多くなる、前半30分までにファールを10回も記録したのが、上手くいっていないチーム状態を数字で表していた。
32分に、スローインからの流れのアルカセルのシュートはブラボの逆を取り、ブラボは一歩も動けなかったがポストに当たり幸運にもまだ無失点。38分にもアウベスがボールを取られ、アルカセルにゴール前でフリー気味でシュートを許す。これも枠外に飛んでいく。
前半終盤になってバルセロナもやっと、バレンシアのゴールに近づくことになった。
39分に、メッシのパスにスアレスがアウトサイドでネイマールにパスを通す。折り返しをシャビが頭の先端で触れ、最後は走り込んだメッシが右足でシュートするがゴールの横を通過する。
動きの重いバルセロナに対して、試合開始から飛ばしてきたバレンシアに主導権をほとんど握られる前半は、幸運としか言えないほどバルセロナの1点リードで終えた。
後半、落ち着くバルサ、バテるバレンシア
後半頭からバルサはやられていたアドリアーノに代えて、ラキティッチを投入。マスチェラーノが1つ後ろに下がりブスケッツがアンカーに入り、ある程度普段のメンバーと配置に変更した。バレンシアもイエローを貰っていたオルバンに代えてガヤを投入した。
後半開始数分はバレンシアに押し込まれるが、バルセロナはそこからボールを持ち試合を落ち着かせる。そしてチャンスも掴む。
54分に、カウンターからアウベスのクロスにネイマールがヘッド。ディフェンスに当たりGKの真正面に飛んだ。
63分に、メッシのフリーキックがバーに直撃。その直後にはスアレスが下がりペドロが投入。ネイマールに気を使ったのか、スアレスの出ずっぱりだったのかを計算したかはご想像にお任せ。
65分を過ぎると前半から飛ばしていたバレンシアの中盤に疲労の色が見られた。押し上げが遅く、少なくなり、前線の選手は孤立気味になった。そんなバレンシアにも後半最大のビックチャンスは訪れる。
75分に、入ったばかりのネグレドの頭を起点に、最後はロドリゴがシュート。しかし、ブラボが横っ跳びでシュートを弾いた。
前掛かりになりたいバレンシアだが、バルセロナのハイプレスもありボールを自陣から前に運べないでいた。前半とは真逆に近い試合展開になった。
87分には、ネイマールからメッシ、最後は右のペドロに渡りシュートを放つが、ジエゴ・アウベスが触れゴールにはならなかった。
アディショナルタイムに入る前からサイドでボールをキープして時間を使うバルセロナに、最後はゴールの祝福と共に試合を終えることになる。
93分に、全員で攻めてきたバレンシアの裏を取ったメッシが、GKと1対1になる。一度はジエゴ・アウベスに防がれるも、正面にこぼれたボールをゴールに蹴り込んで追加点が決まった。
その喜びのゴールの後に試合終了の笛もなり、バルセロナが苦しみながら勝ち点3獲得というミッションを成功させた。攻守のブラボ、メッシが大きく輝いた試合であった。
試合結果
バルセロナ2VSバレンシア0
得点者
1分スアレス
93分メッシ