ガンペル杯 8/5 バルセロナVSローマ 試合前の注目ポイント

ガンペル杯(日本時間8/5水曜日の29時キックオフ)で、ローマ(カンプノウ)と対戦する。ちなみに数時間前にバルサの今シーズンのキャプテンが発表された。第1キャプテンはイニエスタ、順にメッシ、ブスケツ、マスチェラーノとなった。

・ローマ

ローマの監督はリュディ・ガルシアである。どちらかというと守備面で強さを見せるチームであり、守備をベースに前線のトッティで攻撃するチームを作り上げた。昨季はセリエAで2位であった。

ローマにはメンバーが結構揃っている。特に中盤から前はフルメンバーが揃えば相当豪華なメンバーを組めるチームである。ピアニッチに始まり中盤は強さと上手さを兼ね備え、前線には様々なタイプのFWがいる。

システムは4-1-4-1、4-3-2-1のような形であり、後方の4人+デ・ロッシの中盤のアンカーで最終ラインは守る。他の中盤の4人の選手がプレスをかけ、中盤に圧力をかける。トッティを起点にサイドの速い選手で攻めてくる。

最終ラインと中盤のラインを決して広くならないようにしているチームであり、後方への戻りも速い。守備面ではある程度一級品のチームである。

 

・バルセロナ

対するバルセロナは何と言っても南米組の合流がこの試合での最大の注目である。恐らく全員スタメンで来るだろう。マスチェラーノだけは他の選手の都合上、ヨーロッパ・スーパーカップに出場するかは微妙だが、アウベスとメッシとネイマールの出場は間違いないだろう。

ブラボを除いた全員が揃っているので、この試合にはベストメンバーと言ってよいスタメンを揃えるだろう。それだけバルセロナも本気の試合をしなければいけない段階である。

試合の注目点は、攻撃では効率性を含めたチャンスを継続的に作ること、速いパステンポでローマを左右に走らせまくること。守備面では主にプレスで素早くボールを奪い返せるか、奪え返せなくても攻撃を遅らせ、決して隙を見せないことである。

ローマの攻撃はトッティの周りが足の速い選手だと思われるので、相手の速攻時に危険なスペースを与えないことが重要になる。特にブスケツのプレスをかけにいった、逆のサイドのスペースは大きな穴である。センターハーフやサイドバックがいかにその穴を埋めれるかも見ものである。

後は結果にもこだわりたい試合である。親善試合だが3連敗であり、公式戦前にはしっかり勝ちたい試合である。簡単な相手ではないが、南米組の復活と共にカンプノウのバルサファンの前で、圧巻の試合を希望したい。「今季もやはり強いぞ」というイメージをファンに植え付けてほしい試合である。予想スタメンは、

GKシュテーゲン

DFアウベス、ピケ、マスチェラーノ、アルバ

MFブスケッツ、ラキティッチ、イニエスタ

FWメッシー、スアレス、ネイマール

欠場想定選手

ドウグラス(怪我)、ブラボ(合流前)、ビダルとアルダ(制裁中)

バルセロナの注目選手

・FWメッシ

遂にエースがバルセロナに帰ってきた感がある。代表の活躍でアルゼンチン国民からは批判があるかもしれないが、バルセロナでの活躍はファンが誰よりも支持している。体のキレという部分ではもちろん限界があるだろうが、それでも違いを見せれる実力を持っている。

・FWネイマール

合流が少し遅れてヨーロッパ・スーパーカップに、少し黄色信号が付いたのは間違いない。メッシのやる気に刺激を受けてバッチリ練習をしていたらしく、メッシ同様活躍を期待したい。得点面では今シーズンも大いに期待。メッシのマークがきつくなる分、逆サイドのネイマールの出来は攻撃面で大きな意味を持つ。

 

ローマの注目選手

・セイドゥ・ケイタ(35歳マリ出身/183cm/推定移籍金600万ユーロ)

バルセロナでも活躍したバルサファンなら誰も知っている選手。ファンから惜しまれながら自身で移籍を決断し、今回はカンプノウへの帰還となる。間違いなく大拍手であり、その実力はペップのお墨付きである。安定感抜群で、攻守両方でいぶし銀の活躍を見せてくる。久しぶりにプレーを見るのは大きな楽しみである。

・トッティ(38歳イタリア出身/180cm/推定移籍金800万ユーロ)

他にもローマには有望株はいっぱいいたが、やはりローマの話でこの男を抜くことはできない。フィジカル面では落ちているが、一瞬の閃きとダイレクトプレーはまだまだ一級品。ゴール前でプレーさせると何をするか予想のつかない数少ない選手。

 

これまでは内容ではある程度満足だが、結果も伴って残してほしい。攻撃の効率性は南米トリデンテの復活で解消されるかは見ものである。守備面はある程度時間がかかるだろうが、リーグ開幕時に不安を少しでもなくしてほしい。

 
 

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