15/16リーガ第2節 8/29 バルセロナVSマラガ 試合評価
■ 目次
試合支配率
※赤色はバルセロナ、黒色はマラガ、白色は互角
・バルセロナ20分、マラガ0分、互角70分
前半立ち上がりの10分間はバルサペース、その後の残りの前半はどちらとも言えない試合支配だったので、互角の感じ。後半に入ると時間の経過と共にバルサペースになり、得点後は時間を進めたいバルサと攻めきれないマラガでイーブンの展開だった。基本的にバルサがボールの主導権を握り、バルサペースが長い試合ではあった。
試合での問題点
解説者の野口さんが言っていたように、ベルマーレンのカバーリングが良くなかった。ラインを高く上げた時の裏のスペースやサイドのカバーリングがまだ出来ておらず、後方で待ち構える分マラガに右から攻撃を作られる回数が多かった。ラインをズラすこともあり、バルサで最も多くなるであろうこのディフェンスに早く慣れてくれれば。慣れればある程度対応はしてくれそうなので、時間がかかるだろうが長い目で見れば大丈夫だろう。
特にブスケツだが、パスミスからの速攻を受けるシーンが不用意に多かった。中盤も全体的にコンパクトではなく、この試合では後半特にオープンの守備が否めなかった。中盤の位置をグラウンダーで通されて速攻を受けるシーンが何度もあり、ブスケツだけでなくセントラルの2人とCBも含めてスペースを埋めてほしい。
試合での良好点
もっと苦労すると予想されていたマラガの守備から多くのチャンスを作った。ネイマール復帰と共に、右と左の両サイドからサイドチェンジのパスがあり、バランス良い攻撃が出来ていた。もっとSBがサイドをえぐる攻撃を狙っても良いとは思ったが、チームのバランスも加味してのことなのだろう。
効率性や選手のコンディションなどで上げてほしい面はまだまだあるが、チームの調子は徐々に上がっている兆しがある。2試合連続無失点も大きく、ピンチシーンが何度かありながらも無失点はチームに自信を与える。攻撃面でもやはり南米トリデンテが3人揃うと違う攻撃のレベルになるなと感じさせた。良い形でシーズンを始めれた感じがある。
ちょっと目についた選手
・バルセロナ
DFマスチェラーノ
ナイスカバーリングで何度もピンチを救った。ディフェンス面で1番活躍していた選手であった。体のぶつかり合いでも決して引くことなく激しく当たり、ピケがいない間は絶対外せないCBの1人であることを再確認させた。
FWスアレス
好調ぶりをキープしているプレーを何度も見せた。シュートシーンは決めきれなかったが、何度も裏への飛び出しをチームとして機能させた。右や左にも流れながらも良いプレーを見せ、ポストプレーでもしっかり捌けていた。これからの9月もスアレスの月になりそうである。
・マラガ
FWアムラバト
後半52分に交代したのが不思議なぐらい良いプレーを見せていた。主にバルサの左で攻撃の起点となるボールキープを見せ、チャンスになるパスも演出した。交代後からマラガが押し込まれる展開になったのも、疲れの面だけじゃないと思わせた。
最後に一言
バルサファンから見たら鬼門な試合と予想されていたが、最終的に見事勝つことに成功した。2試合連続の最少得点差での勝利となったが、2試合連続無失点も大きい。代表ウイークで少し期間は空くが、次もアウェイのアトレティコとの大一番。ここに勝てたら流れに乗れそうな分、代表で選手達にはそこまで無理をしないでもらいたい。