冬のマーケットで前線にベテランの選手の獲得が絶対必要!

最近のバルサ周辺には冬や来夏の補強選手の名前が次々と挙がり、本当のターゲットの選手が誰かはいまいち分からない。その中に獲得して欲しい選手や不必要だろと思えるほど多くの選手の名前がたくさん挙がっている。

直近の話に戻すとバルサの冬の補強費用はクラブの規約により1000万ユーロが限界らしい。さらにFFP(ファイナンシャルフェアプレー)によって選手の年俸も限られるものになるらしく、冬でのビッグネーム獲得は難しいというのが現実問題である。

今回は「補強費用や年俸など金銭面で問題はあるが、冬のマーケットで前線に補強は必要」というテーマです。

サンドロ、ムニルがまだまだ厳しい状況

バルサファンの間ではサンドロとムニルの2人が成長して、南米トリデンテのバックアッパーまで成長するというのがシーズンスタート時の願望であった。しかし、そんな短期間にこの話が上手くいくわけもなく、この2人は攻撃に厚みを持たせるものにはなっていない。

もう少し言い方を変えると、前線の攻撃のジョーカー的存在にはなっていない。同点やビハインドの場面でこの2人がピッチに入っても期待感は大きくない。その為にルイス・エンリケは、そんな状況では前線ではなく中盤から後ろをいじる機会が多くなっている。

2人共良いプレーを度々するのでバルサファンの期待感は失っていないものの、まだどっしり信頼されるほどには至っていない。サンドロは結果としてはこれまで残せず、ムニルもレヴァークーゼン戦のアシストぐらいである。

久しぶりにカンテラから昇格した選手達であり期待感が大きすぎるのは否めず、あまりにも短い期間での成長を期待しすぎているのかもしれない。イニエスタですらトップデビュー時から光る才能は度々見せていても、トップレベルには数年かかっていたし、サンドロとムニルにもまだまだ我慢して見る時間が必要である。

バルセロナの前線の課題はジョーカーがいない

ペドロが移籍してしまい、現在のバルセロナの前線の選手層は薄くなっている。ローテーションにも苦労し、南米トリデンテに怪我人が出た場合に対応できなくなっている。冬になればビダルとアルダ加入で前線の選手層にも期待感は高まっているものの、確証があるわけではない。

ビダルはセビージャで右ウイングをしていたとはいえメッシがそこにいるし、引いてスペースを消された相手にどれだけ持ち味であるスピードが活かせるかは懐疑的な所がある。スペイン代表で引かれた相手時に右ウイングに入った時は、そこまで持ち味が活かせてない感もあった。

アルダはスピードを活かすタイプというよりボールを保持した時にアイデアと上手さと強さを見せる選手であり、左ウイングに入った時にメッシからの裏へのパスを受けるには時間がかかりそうである。アルダの本職は中盤だし、中盤のセントラル起用が多くなりそうな感もある。

話をバルサの前線に戻すと、南米トリデンテ以外頼れる選手がいない。怪我人が出た場合は一気に攻撃力が下がる感はあるし、拮抗した試合で打開する交代を行えないのが今のバルサの弱みである。

特に来年の2月からはCLの強豪や重要な試合では、得点を決める為の交代が何度も必要になるのは間違いない。そんな時にビダルとアルダを含めても、バルサの前線の選手層の問題は解決しないだろう。本職の前線の選手が必要になってくるはずである。

ラーションのような頑張れるベテランがベスト

冬に実力者を補強したくてもバルサはクラブの規約の都合上、補強費用は1000万ユーロが限界らしい。選手の年俸でもFFPに引っかかる寸前であり、誰かを放出しない限り年俸の高い選手とは契約できない状況である。

こうなれば残された道は半年のレンタル契約での獲得しかない。買取オプションをつけるかはさておき、ある程度の実力者でバルサのベンチスタートを受け入れながら、途中交代でバルサに流れを引き寄せる選手が必要である。

若手や中堅選手にそんな選手は少なく、またベンチスタートが決定のバルサへの移籍を希望する選手も少ないだろう。そうなればベテラン選手でバルサのタイトル獲得の為に闘える選手を発見するしかないが、これが結構いそうである。

希望選手自体はまた次の記事にするがもう1つ大事な要素があり、頑張れる選手であるのが最低条件である。ラーションは決して上手い選手ではなかったが、チームへの献身的な姿勢とその戦う姿勢にバルサファンはハートを掴まれた。

プジョル引退後はバルサにそんな選手の存在は欠けており、キャラクター的には今ではマスチェラーノの感じはするが、前線にそんな選手がもう1人いてもチームとしてもプラスだと感じる。

なにより途中で入った時に「バルサファンがいけるんじゃないか」と期待感と声援を盛り上げる選手が必要であり、前線のジョーカー的存在が現在のバルサには欠けている。

昨期ではその役割をペドロが担っており、今季もそんな選手がいないと、後少しの所でタイトル獲得が出来ない気が自分の中では大きく感じている。自分の嫌な予感で終われば嬉しいが、リーガやCLの連覇は難しいミッションであり、前線の選手層を厚くするためにも冬の市場での前線の選手の獲得は間違いなく必要になる。

 
 

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