CL第2節 パリ・サンジェルマンVSバルセロナ 試合結果

選手

バルセロナ  監督ルイス・エンリケ

スタメン

GKステーゲン

DFアウベス、マスチェラーノ、マテュー、アルバ

MFブスケッツ、ラキティッチ、イニエスタ

FWペドロ、メッシー、ネイマール

リザーブメンバー

ブラボ、ピケ、アドリアーノ、シャビ、セルジ・ロベルト、サンドロ、ムニル

選手交代

62分ペドロ→ムニル、68分ラキティッチ→シャビ、82分アウベス→サンドロ

欠場者

マシップ(怪我)、ラフィーニャ(怪我)、スアレス(制裁)、ドウグラス(判断)、ベルマーレン(判断)、モントーヤ(判断)、バルトラ(判断)

パリ・サンジェルマン    監督ローラン・ブラン

GKシグリ

DFファンデルヴィール、マルキーニョス、ダビド・ルイス、マクスウェル

MFベラッティ、モッタ、マテュィディ、パストーレ

FWルーカス、カバーニ

ドゥシェ、カマラ、オリエ、ディニュ、カバィエ、シャントーム、バヘベック

70分ベラッティ→カバィエ、85分パストーレ→シャントーム、90分ルーカス→バヘベック

試合詳細

ルイス・エンリケが送り出したメンバーは、現在一番信頼している10人のフィールドプレイヤーだった。チャンピオンズではGKにステーゲンを起用するのだろう。

前半

ピッチの状態が綺麗なパルク・デ・フランスで行われたこの1戦は、パリのサポーターの大声援と共に試合は終始行われていく。

パリは4-3-1-2のような形でパストーレが自由に攻撃の位置を変えながら攻撃をし、ルーカスのスピードとドリブルによって攻撃の起点を作り、ゴール前のカバーニや後ろから上がってくる選手に良い体勢でボールを送る攻撃をしてくる。カバーニのポストプレーによって出来た逆サイドのスペースに、選手が走り込む攻撃も効率的であった。

パリの守備は、相手の陣地の深い位置ではプレスを強めるが、ハーフライン付近ではパスコースを限定し、パスの出た所に激しくプレッシャーを駆け、中盤から前線の選手には簡単にプレーさせない戦略であった。また、囲みが速く、囲んだらより一層激しいプレスを仕掛けてきた。アルバの上がりにはルーカスがずっと付いていき、アウベスにはほぼフリーのマークをしてきた。

対するバルサは4-3-3の形でサイドバックの位置を高く保たず、ボールを保持して試合をコントロールしようとしていた。

しかし、パリは試合の序盤から前線の激しいプレスをする事によりゲームの支配を行っていった。大歓声のせいもあってか、バルサはあっさりパリに主導権を握られてしまう。不用意な位置でのボールロストが多く、流れを作れないバルサは、その流れのままあっさりと今シーズンの公式戦の初失点をしてしまう。

9分にアウベスのハンドでのセットプレーに、ゴール真正面でダビド・ルイスにトラップをされ、左足でゴール右に蹴り込まれた。悪い流れの中での失点で、さらに空気が悪くなりそうな所だったが、すぐにバルサも点を取り返す事に成功する。

11分メッシー→イニエスタ→ネイマール→メッシー→イニエスタ→メッシーと流れるようなパスワークからペナルティーエリア内に入り込むと、ダイレクトでコースを狙ったメッシーの左足のシュートは、綺麗にゴール右に吸い込まれた。

この1点により落ち着きを取り戻したバルサが、少しずつゲームの主導権を掴みかけてきた。しかし、パリの攻撃は常に鋭く、如何なるタイミングでもバルサのゴールを奪う間際までの良い形を作ってきていた。そんな中不用意に与えたコーナーから、またも失点をしてしまう。

26分にハーフラインでアルバが不用意にボールを取られ、コーナーをパリに簡単に与え、そのコーナーからベラッティのヘッドにより、相手に勝ち越しのゴールを献上してしまう。ラキティッチのマークや前に出たステーゲンの位置取りも曖昧で、このレベルなら見逃さずに決めますよねと言いたくなるような失点だった。

その後の残りの前半も、右サイドでフリーになるアウベスにパスを回すも良い形は作れず、メッシーがボールを触るとチャンスになるという感じで、何回かチャンスがあるものの決められない。対するパリにはカウンターから何度もピンチを作られるという、1点差負けでも納得してしまうような流れと内容で前半は終了した。

後半

後半になっても前半の流れは変わらず、小さいチャンスが1回来ると相手に大きいチャンス1回という感じで試合は進んでいく。そんな流れから、こんだけ相手にチャンスがあればそろそろ入っちゃうよね、という感じで追加点を決められてしまう。

53分に右サイドを崩されたバルサは中の選手のマークの対応に遅れ、低いアーリークロスにマテュィディに合わされて、追加点を与えてしまう。カバーニとマテュィディの二人に練習のようにフリーで中に入られ、練習した通りのような形で押し込まれた。しかし、この日のバルサは失点に対してのリアクションは凄く速く、すぐに1点を取り返す。

55分にほとんど合わなかったアウベスのクロスにメッシーが思いきり飛び込んだ事によって、パリのディフェンダーがボールウォッチャーになってしまった。後ろで待っていたネイマールが1トラップして、狙いすまして右足のインサイドで振り切ったボールはポストに当たり、ゴールに入った。

2対3となり、まだ時間は35分あり、ここからじゃと思ったバルサだったが、相手の守備を崩すのに苦労し続ける。68分にシャビが入り、足が止まってきたパリを押し込めたのは75分ぐらいからであった。

しかし、押し込むバルサよりも決定機を作り出したのはパリであった。前のめりになった布陣の裏を何回も取られ、失点はすぐそこに迫っていたが、パリの選手の足の疲れが原因で精度を欠いており、ギリギリ助けられていた。

試合終盤にイニエスタ、アルバ、ムニル、サンドロとチャンスを演出したバルサだったが、決めきれずそのまま試合は終了した。

試合結果

パリ・サンジェルマン3VSバルセロナ2

得点者

9分ダビド・ルイス(パ)

11分メッシー

26分ベラッティ(パ)

53分マテュィディ(パ)

55分ネイマール

 
 

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