国王杯ベスト8 1st 1/21 バルセロナVSアトレティコ・マドリード 試合結果

選手

バルセロナ  監督ルイス・エンリケ

スタメン

GKシュテーゲン

DFアウベス、ピケ、マスチェラーノ、アルバ

MFブスケッツ、ラキティッチ、イニエスタ

FWメッシー、スアレス、ネイマール

リザーブメンバー

マシップ、バルトラ、アドリアーノ、シャビ、ラフィーニャ、セルジ・ロベルト、ペドロ

選手交代

76分ラキティッチ→シャビ、87分イニエスタ→バルトラ

欠場者

ベルマーレン(怪我)、マテュー(怪我)、ドウグラス(怪我)、ブラボ(判断)、モントーヤ(判断)

 

アトレティコ・マドリード  監督ディエゴ・シメオネ

GKオブラク

DFファンフラン、ミランダ、ゴディン、シケイラ

MFガビ、マリオ・スアレス、コケ、アルダ

FWグリーズマン、フェルナンド・トーレス

モヤ、ヘスス・ガメス、ホセ、ラウール・ガルシア、サウール、ヒメネス、マンジュキッチ

46分トーレス→マンジュキッチ、65分グリーズマン→ラウール・ガルシア、87分ガビ→ヒメネス

試合詳細

ルイス・エンリケは恐らくバルサファンのほとんどが予想出来るスタメンを送り出した。

前半、主導権は・・・握れず均衡状態

アトレティコは予想に反して!?いつも通りの4-4-2のシステムで試合を進める。

対してバルセロナもいつも通りの4-3-3の布陣で試合を進めていく。パリ戦のようなサプライズシステムはやはり選択しなかった。

アトレティコが試合開始から前に来ることは 分かっていて、試合開始から10分ぐらいまでは積極的に前線からプレスをかけてきた。バルサの陣地では4-3-3の布陣で、バルサの選手にぴったりマークをつきパス回しをさせないようにしてきた。

それに対して少しびっくりした様子のバルセロナだったが、この戦い方では調子の良いメッシーは止められないというシーンが何回も起きる。

メッシーとアウベスの連携で3,4人に囲まれていてもすぐに抜け出すことに成功するバルサ。

そして、その抜け出しから開始3分にネイマールがミドルシュートでアトレティコのゴールを脅かすチャンスも作り出した。

開始10分まではバルセロナらしくはないが、速い試合展開の中でバルセロナペースで試合を進めた。

10分が過ぎるころからアトレティコもある程度引いて守るようになり、ここから膠着状態になっていく。

バルセロナはラキティッチを中盤の高い位置で動かすことで、周りの選手が良い形でボールを受けさせるようにしていた。もしかしたらクライフバルサの時代のバケーロのような存在なのかもしれない。

対してアトレティコは左サイドを中心に攻撃し、サイドの高い位置で1対1の状況を作りだそうとした。そこから勝負を仕掛けてクロスで味方に合えばそれでいいし、最低でもコーナーキックを取るのでも良しといった攻撃が目立った。グリーズマンのヘディングという決定機も1回作り出していた。

中盤での激しい主導権争いをしてきた両者だが、共にバックラインを脅かすシーンは数多く作れなかった。

そんな中でも35分にスアレスがゴール前でループスルーパスをもらったシュートシーンが、前半のバルサにとって最大のチャンスであった。ゴールの上にふかしてしまったのだが。

前半はサイドに気を取られているアトレティコが、バックの中央を空けるシーンが何回かあったが、スアレスのプレーが精彩を欠きチャンスにはあと少しの所でならなかった。

前半はペナルティーエリアに近づくもののチャンスを作り出せないバルサと、しっかり守っているアトレティコではどちらがペースを握っているかは完璧に断言できないまま前半は終了した。

後半、膠着状態は続くが一つの笛が試合の決め手に

後半に入ってもボールを持てるが攻めきれないバルサと、守備ではしっかり守れているものの攻撃に転じれないアトレティコという、試合の構図でずっと時間は進んでいく。

後半に入ってバルセロナのシュートがアトレティコのゴールに届いたのが、73分のイニエスタのミドルシュートというほど最後の最後は守れているアトレティコであった。

これといった決め手に欠けるバルセロナは怪我明けのシャビを投入したりと、流れを変えようと試みるものの時間だけが進んでいった。

この試合を通してほとんどアトレティコにチャンスを作らせないバルセロナの守備だったので、0-0で試合が終わるのかと思った80分過ぎに、突拍子にバルセロナに1点を取る決定的なチャンスが訪れる!?贈られる!?( ̄▽ ̄)

メッシーのフリーキックのこぼれ球に、ペナルティーエリアの中でゴミゴミした中でブスケッツが倒された!?、とバルサファンが思った矢先に、主審がペナルティーキックの宣告をするペナルティーのスポットを、笛を吹きながら指をさした。

バルセロナにこの時は納得のPKという決定機のチャンスが訪れる。しかし、スロー映像を見る限り「ペナルティーの中のあの接触でファールを吹かれたら厳しすぎる」というアトレティコの抗議にも同情の余地は十分にあった。

でもPKと1回主審が吹いたらPKなので、それに納得するしかない。これが現在も将来も問題!?なサッカーの現実なのだ。

このPKをメッシーがいつものように落ち着いて決めたと思ったキックが、なんとキーパーにはじかれた。「えっ!?マジか!?どういうこと?」と、瞬間的にバルサファンは脳裏によぎっただろうが、ボールはメッシーの前にこぼれてきた。それをメッシーが押し込んでホームの試合で最低欲しかった1得点を決めた。

その後はバルトラをイニエスタに代えて投入して、守備を固めながらもボールを回して、バルセロナは試合終了の笛を聞くことに成功した。

バルサは予想通りにアトレティコの守備を崩すのに苦労する試合展開になったが、選手の頑張りと諦めない気持ちが最後のPKを獲得したと思いながらバルサファンはこの試合を消化するだろう。

対してアトレティコのファンはあれだけ頑張ったのに、審判の一つの笛で負けたと怒りを感じながら、この試合を消化するだろう。

試合結果

バルセロナ1VSアトレティコ・マドリード0

得点者

84分メッシー

 
 

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