リーガ第22節 2/8 A・ビルバオVSバルセロナ 試合評価

試合での問題点

マテューがバックラインに入ると、どうもこの選手だけバックラインがずれる傾向にある。基本的にマテューが少し前に出ていることが多い。ピケがもっと指示を出してラインの統率、ルイス・エンリケの試合後の反省で改善してほしい部分である。

上記の内容に似ているがマテューが前に出ている分、その後ろにスペースが生まれることが多くある。失点の2つのシーンでは共に、マテューの後ろのスペースのカバーが遅れたことによる失点だった。ピケかアルバになるが、特にアルバにはもっと中に速くカバーに入る必要性がある。

贅沢なことかもしれないが、もう少し得点が入っても良いぐらい決定機はあった。油断を見せずにしっかり決めれる時に決めてほしい。この試合では特にネイマールになるわけだが。

試合での良好点

カウンターという攻撃をこのチームですでに2年ぐらいしているかのように、精度の高いカウンターができている。前線の選手の個人能力中心だが、そこに中盤の選手が絡んで厚みのある攻撃ができている。

ピケ、マテュー、ブスケッツの一番相手に仕事をさせたくない部分での守備がとても良かった。プレスも効いている分、パスの出るコースを限定しながら、そこで後ろの選手がしっかりそのパスに連動して守備ができている。カバーリングで不安な所は少しあるものの。

選手評価

()内は、1~5段階評価で3が普通、5で最高、★はマンオブザマッチ

GKブラボ(4)

2失点はあったが、他にもセービングで何度もチームを救った。足元のプレーも何度もあったが、危なげなくしっかり攻撃の起点になった。

DFアウベス(3)

今回はあえて普通の評価にしたが、最近のアウベスならこれぐらいのプレーは可能と判断。右での攻撃参加で何度もチャンスを作った。

DFピケ(4)

期待通りの働きをしてくれた。相手のクロスでのポジショニングは神か、というほどはね返しまくった。攻守にわたってディフェンスリーダーであった。

DFマテュー(3)

ラインをもう少し合わせてほしい。相手FWに対しての当たりはさすがに強烈だった。つなぎでも意外に!?安定していたプレーがほとんどだった。凡ミスさえなければ、とても頼りになる選手である。

DFアルバ(4)

相手の激しいプレスに苦しめられたが、そこでも冷静さを失わず攻撃の第一歩となっていた。相手の狙い通りのサッカーをさせなかった最重要人物となっていた。

MFブスケッツ(4)★

相手の激しいプレスと攻撃の中、相手に主導権を握らせなかった。中盤の底が安定していたことが、ビルバオの攻撃力を弱まらせることの大きな要因であった。

MFラキティッチ(3)

細かいプレーを期待していない中、しっかりと自分の仕事をこなせた。しっかり味方にパスを通し、攻撃では動き出しで周りの選手の助けになった。バルサの中では地味で泥臭いプレーになるが、必要不可欠な選手だ。

MFシャビ(4)

久しぶりのスタメンの中、視野と判断で非凡な才能を改めて見してくれた。難しいボールを何度もつなぎ、攻撃では飛び出しという最近のエンリケバルサに必要な役割をしっかり理解し、実践できた。まだ少しコンディションに不安があるが、中盤のスタメンを悩ませる嬉しい悩みのタネになりそうだ。

FWメッシー(4)

この選手はいつも通りにプレーすればチャンスが生まれる。それほど簡単に精度の高いプレーを何度も見してくれた。何度か悪い形でのボールロストがあったので、中盤ではもっとシンプルにプレーしていいだろう。

FWスアレス(4)

カウンターの基点となり、ようやく得点も奪えた。20分のヘッドが止められた時には、もうバルサでの得点は諦めなければならないのかと思うほどだったが、その後しっかり決めてくれた。守備でもメッシーのカバーでしっかりプレスをかけてくれた。

FWネイマール(3)

攻撃の形やドリブルには文句なかったが、シュートはしっかり決めてほしかった。ループシュートが悪いわけではないが、それ以外の判断の方が確率が高いと思わせるシーンが何回かあった。それでもしっかり相手の脅威となっていたから問題なし。

DFアドリアーノ(3)

この試合ではしっかり試合に入りながら仕事をこなした。コンディションの不安もほとんどなくなり、サイドバックのローテーションの計算できる選手に復活した感がある。

MFラフィーニャ(3)

勝敗が決まっている中、しっかり攻撃の流れに入ってボールを動かした。ラキティッチ、イニエスタ、シャビの中にどんどん入り込んできている。

FWペドロ(4)

スアレスとの交代で前線に入ることによりカウンター時のスピードと、守備力の強化という部分で完全にはまってきた。4-4-2気味で右に入ることで、チームの守備の強化とダメ押しゴールを狙えるスーパーサブ的な立場になってほしい。ペドロ自身は望んでいないだろうが、それがバルサファンの願望かな( ̄▽ ̄)

最後のまとめ

前日に首位のレアルがマドリードダービーで敗れて、勝てば勝ち点差が1になるという試合でしっかり勝てたことは大きかった。

難しい相手とスタジアムの中、ビルバオと同様に闘った選手達の努力が報われる勝利の結果になった。

これで勝ち点差が1となり、自力優勝の可能性がまた復活。ここからは勝ち点を落とさずにじっくりレアルを追いつめて、直接対決のカンプノウでの決戦で首位奪回が理想の形かな( `ー´)ノ

 
 

コメントを残す

このページの先頭へ