後半戦で選手一人一人に求められる役割④ FW、監督編
後半戦にルイス・エンリケから求められている役割についてのテーマの続きです。今回はフォワードと、バルサファンから求められる監督の手腕編です。
■ 目次
FW(フォワード)
1、リオネル・メッシ 27歳
後半戦はほぼ全ての試合にスタメン出場でフル出場する。試合で休むのは点差が開いた大事な試合の前ぐらいに限定される。バルサの現段階での攻撃の王様である。なんだかんだ議論はあるものの、世界を見渡してもトップ3に入るほど攻撃力がある選手。試合の中で自分のコンディション調整をするので、試合に出しておくのに議論の余地はない。1つのプレーで得点を奪える数少ない選手の一人である。攻撃の面でチームに絶対欠かせない。
2、ネイマール・ダ・シルバ 22歳
最近ではスアレスよりも優先度が高いと言い切れる評価である。後半戦ではリーグ戦で少し休んだり、途中交代でベンチに退く機会が何回もあるが、基本的にスタメン出場になる。トップクラスとはまだ言い切れない選手であるが、最近の調子の良いプレーが継続的にできれば、バルサはチャンピオンズ優勝候補の筆頭になるほどのチームの実力になる。まだまだ成長の余地が多くあり、後半戦で爆発的に成長する可能性もある。まだ未完のトッププレイヤーだけに、後半戦は大きく期待したい。
3、ルイス・スアレス 28歳
後半戦はほとんどの試合にスタメンを張るが、ネイマールのようにピッチから離れる機会がたびたびある。昨シーズンはリバプールで世界ナンバーワンストライカーであることを証明した。しかし、バルサではその実力を全て出し切れていない感はあるが、バルサの戦い方やスペースがほとんどない状況に慣れたら、大きく爆発する可能性はある。後半戦の間に爆発するかは分からないが、それでもバルセロナに大きく貢献しているレベルである。ストライカーなどで得点数を取り上げられる機会がメディアに多いが、バルサファンはチームへの貢献度で評価するべきだ。
4、ペドロ・ロドリゲス 27歳
後半戦の試合出場はある程度限られてくる。チャンピオンズや強豪などのとりわけ大事な試合では、ベンチスタートがほとんどになる。しかし、途中出場やリーグ戦で上記の3選手を休ませる為にスタメンになることは何回もある。ここ数年昔ほどの得点数をあげられずに物足りなさを感じる部分はあるが、攻守の切り替えやプレスなどでチームに貢献している。上記の3選手に比べると見劣りしてしまうが、試合に出ても大きくレベルが下がることはない、確実に計算できる数少ない貴重な選手の一人である。
前線である選手は4選手と数こそ少ないが、少数精鋭の言葉が当てはまるような実力者の集まりである。特に上位3選手は、世界でもトップ20位に確実に入る選手達であり、個人で相手を打開できる数少ない選手でもある。ペドロが良い意味で、最高の4番手の存在になればバルサの前線は穴がほとんどなくなる。
監督 ルイス・エンリケ
バルセロナの監督であるルイス・エンリケの後半戦の手腕にも大きく注目したい。今までのバルサB、ローマ、セルタなどでは、後半戦の結果が前半戦より飛躍的に伸びるというデータもある。
これはルイス・エンリケのサッカーが、チームに浸透するには約半年ほど時間がかかり、そこからチームが強くなるということを意味している。(これからの大事な試合が多くなる後半戦に期待が持てる( `ー´)ノ)
バルサファンはこれからの後半戦で、多くの試合に勝利してタイトルの獲得が最大の希望である。しかしそれだけではなく、「内容も伴った将来に期待が持てるチームになってほしい」という願望も持ち合わしている。
今シーズンはルイス・エンリケの就任1年目なので、ある程度チームの向かっていく方向性をファンに見してほしい。今シーズン終了後に会長選挙もあり、ピッチ外で少しのゴタゴタはあるだろうが監督の変更の可能性は少ないと思う。(今シーズンの結果と内容が悪い場合は確実になるだろうが・・・( ̄▽ ̄))
チームの戦い方のバリエーションとしては昔のバルサの戦い方(ライカールトバルサ、ペップバルサ)もあるので、上手く相手に合わして使い分けてほしい。
そして最後に、どんな状況になっても勝利を目指してバルセロナを率いてほしい。弱気なバルセロナのサッカーは見たくない。(ガッツ男のルイス・エンリケだから心配はしていないが( ̄▽ ̄))